石川県を中心に北陸で100店舗以上を構えている、ご当地ラーメンチェーンとは?

石川県民なら誰もが食したことがある 、石川県民のソウルフードとも呼ばれるラーメンチェーンがあります。なぜそのお店のラーメンがソウルフードと呼ばれるようになったのか、その美味しさの秘密と歴史を紹介します。

「野菜ラーメン」を売りにしたラーメンチェーン

そのラーメン店の名は「 8番らーめん 」です。8番らーめんは石川県内で創業された「野菜ラーメン」を売りにしたラーメンチェーン店です。石川県内では50店舗以上の店舗数を誇り、隣接の富山県、福井県の北陸三県で100店舗以上を展開しています。その他、愛知県、長野県、岡山県、海外ではタイと香港にも出店しています。人気のお店なので特にお昼時には、どのお店も混雑していますが、ラーメンが中心のお店なのでお店の回転が早く、混雑していても待ち時間は短いです。

8番らーめんは1967年に石川県加賀市の田んぼの真ん中で創業されました。国道8号線上にお店を構えたことから名前を「8番らーめん」としたそうです。創業後はフランチャイズ制を導入し加盟店をどんどん増やしていきます。名前の通り、創業の石川県内では国道8号線上にある店舗が多いです。たくさんの店舗を抱えていても、どの店舗でも創業からのこだわりの味を変わらずに守っています。この創業時から変わらない味が石川県民の心を掴んで離さない理由です。

8番らーめんのメニューの中心は、何と言っても「野菜ラーメン」です。このラーメンの特徴は、塩、醤油、味噌、とんこつ、バター風味からスープの味を選ぶことができます。麺は太めのちぢれ麺で、野菜ラーメンはその上にたっぷりの野菜炒め、メンマ、チャーシュー、「8」の字がかかれたかまぼこが乗っています。スープはどれを選んでも、野菜とよく合い、野菜をおいしくたくさん食べることができます。

たくさんの野菜がラーメンの上に乗っていても、野菜の存在感に負けていないのが麺の存在です。8番らーめんでは麺作りにこだわっていて、地元白山連峰からの伏流水を使用しているそうです。この水と小麦を練り上げ、麺を熟成させることで独特の食感を味わうことができる麺が仕上がるそうです。野菜ラーメンはスープ、野菜、麺の相性とバランスが抜群のラーメンです。

8番らーめんのメニューの中で野菜ラーメンの他にも人気のあるのが、餃子とチャーハンです。「パリッ」とした外側と中はジューシーな肉と野菜の旨味が詰まった餃子、チャーシューがふんだんに使われたチャーハン。餃子とチャーハンは野菜ラーメンとセットになっているメニューもあります。他にも、寒い冬には酸辣湯麺や夏にはざるラーメンなど季節限定メニューもあり、地元のコアな8番らーめんファンは季節ごとにその味わいを楽しんでいます。

店舗に足を運んでできたての野菜ラーメンを味わうことが一番ですが、どうしても店舗に行けない場合には、8番らーめん独自のオンライン通販サイトがあります。味噌、醤油、塩味のラーメンから冷凍麺、冷凍餃子や冷凍チャーハンなど、豊富な取扱商品数でとても充実した通販サイトです。

石川県内で一時期、放送されていた8番らーめんのテレビコマーシャルは、「なんでやろ、8番」というフレーズとともに、石川県民の心はいつもなぜだか8番らーめんに帰り着くというものでした。8番らーめんの味が石川県民の心の拠り所であり、まるで実家のように昔から変わらない味がいつも迎えてくれる、ということを象徴したコマーシャルです。このコマーシャルの通り、地元石川県を遠く離れても、帰省した時にはなぜか8番らーめんが無性に食べたくなるという人は多いそうです。

8番らーめんの美味しさを知る

8番らーめんでは、こだわりの材料と徹底した品質管理、創業当時からの味とスタイルを50年以上も守り続けいていることが石川県民の心を離さず、また他県や海外にも進出し成功している理由です。一度石川県に足を運んで、8番らーめんを味わってみてください。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 石川県を中心に北陸で100店舗以上を構えている、ご当地ラーメンチェーンは?

A. 8番らーめん