見た目からその名がついた、福島県などで生産されているダイコンとは?

福島県には、珍しい品種の大根があります。見た目に筋が入っているのが特徴で、地元の会津ブランド推進委員会によって会津伝統野菜として認定されています。ここでは、その大根の特徴や栄養価などを詳しく紹介します。

珍しい品種の大根

赤筋大根とは、福島県会津地方を中心に東北地方など寒い地域で古くから生産されてきた地大根のことです。この大根は、名前の通り、見た目に赤い横筋がいくつも入っている事が特徴です。葉にも少し赤紫色の部分が見られます。大根を切ってみると中には一切赤みは無く、通常の大根と比べて水分が少ないです。水分が少なくカリッとした食感が魅力なので、地元では主に漬物として食べることが多いです。

その他にも、赤筋大根は通常の大根よりも締りがあって煮崩れしてしにくいという特性があります。したがって、スープや煮物やおでんの具材としてもぴったりの食材です。長時間煮込むと出汁の旨味をたっぷりと吸い込み、美味しく食べることができます。ただし、普通の大根よりも水分が少なく、瑞々しさがありません。よって、サラダとして食べることには適していないです。そもそも赤筋大根は耐病に対して弱いという性質があり、全国的には流通していません。よって、赤筋大根を入手するには福島県内のスーパーやオンラインショップなどを利用すると良いです。

赤筋大根が有している栄養

赤筋大根は、漬物や煮物などの和食として美味しく食べることができる食材です。その一方、体に良い栄養素が豊富に含まれていることでも知られています。赤筋大根に含まれる代表的な栄養素といえば、ビタミンCです。ビタミンCは抗酸化作用に優れていて、病気や老化の症状を促進する活性酸素の生成を抑える働きがあります。脳梗塞や心筋梗塞などの生活習慣病が発症するリスクを減らせるので、健康効果が高いです。また、活性酸素が体内に豊富にあると、シミやシワなどの老化の症状が出やすくなります。しかし、ビタミンCには肌のハリを保つコラーゲンの生成を促す作用もあるので、アンチエイジング効果も期待できるというわけです。

さらに、赤筋大根には、実の部分以外にも葉の部分にも豊富に栄養が含まれています。その一つが、女性に多い便秘の解消に効果のある食物繊維です。食物繊維を摂取すれば腸の蠕動運動を促すことができて、お通じが良くなります。また、便秘が解消されることで新陳代謝が良くなるために、ダイエットにもいい影響を与えてくれます。その他にも、大根の葉の部分にはカリウムをはじめとするミネラル類もたくさん含まれています。カリウムは体内にある余計な塩分を排出する作用があるので、足や顔に生じたむくみを解消することが可能です。さらに、鉄分も豊富に含まれているため、貧血気味の人は積極的に摂取したい食品といえるでしょう。

福島県の人気の観光名所

福島県の磐梯高原には、五色沼湖沼群という全国的にも有名な観光名所があります。こちらは、近くにある磐梯山の噴火によってできた約3.6キロの距離にわたって点在している湖沼群のことです。毘沙門沼、赤沼、深泥沼など全部で5種類の湖沼があり、美しい光景を堪能できると地元を中心に人気を博しているのです。数ある湖沼の中でも「青沼」は、水面が青く澄んで見えることで知られています。周りの草木や背景の山などと合わさって写真映えするスポットとして話題です。五色沼湖沼群の周辺は道もなだらかで歩きやすいので、誰でも気軽に散策しながら景色を眺めることができますよ。

赤筋大根のある福島県に観光に出かけよう

福島県には、赤筋大根という全国的にも珍しい大根があります。見た目に赤筋が入っていて、煮物やおでんとして食べると非常に美味しいと評判です。また、福島県には自然豊かな名所もあるので、一度観光で訪れてみると良いでしょう。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 見た目からその名がついた、福島県などで生産されているダイコンは?

A.赤筋大根