福島県の会津で食べられる「桜肉」とは、どんな動物のお肉?

福島県会津地方には、美味しい桜肉が食べられるお店がたくさんあります。豚肉や牛肉、鶏肉と比べると、桜肉はヘルシーで栄養価も高いお肉です。鍋やカツなどが食べられるお店もあります。

会津で桜肉が食べられるようになった理由

福島県会津地方で有名な桜肉は、1868年に起きた会津戊辰戦争のときに、負傷者の体力の回復を目的として食べられるようになりました。鶴ヶ城の隣にあった会津藩校の日新館を病院として負傷者の治療を行い、幕府の医者である松本良順が患者の回復のために食べさせた、という記述が残っています。はじめは生食ではなく、野菜と一緒に煮込んで食べていました。生食で食べるようになったのは昭和30年ごろからで、鶴ヶ城にプロレス巡業に来た力道山が、会津若松七日町の肉屋に行き、買った馬肉を持参したタレで食べたことが生食の始まりです。

馬刺しだけじゃない、食べ方いろいろ!

福島県会津地方では馬刺しが有名で、カルビやロース、たてがみという部位など、ほかにもウマの貴重な部位を味わえるお店がたくさんあります。馬刺しだけではなく、桜肉とわさびが絶妙な桜寿司も絶品です。生食が苦手な人には、すき焼き風に食べる桜鍋も人気があり、しめの卵とじは、ご飯の上にのせて食べると最高です。馬肉をカツにした桜ソースカツは、柔らかくて朽網はなく、女性に人気の一品です。馬刺し以外にもメニューはいろいろあるので、お好みのメニューを食べてみてください。また、焼き肉屋でもいろんな部位の桜肉を食べることができるので、サッと炙ってその美味しさを実感してみてください。桜肉だけでなく、地元の郷土料理と一緒に美味しい地元のお酒を飲みながら、ゆっくりと味わってみるのもいいですね。

桜肉は豚肉や牛肉、鶏肉と比べ、脂質が少なく、鉄分が豊富に含まれています。また、カルシウムの含有量が他の肉よりも多く含まれています。ほかにも、疲労回復に効果のあるグリコーゲンが豚肉や牛肉の3倍以上も含まれており、旨味成分を引き立てて、独特の美味しさになっているようです。カロリーも豚肉や牛肉と比べて低く、鶏モモ肉よりも低くなっていて、栄養価の高い桜肉はダイエットの強い味方とも言えるでしょう。

会津に来たなら、ここもチェック!

福島県会津地方は、食べ物だけでなく観光地として見どころも満載です。会津若松市のシンボルである鶴ヶ城は、戊辰戦争では、1か月にもわたる幕府軍の攻撃にも耐え、難攻不落の城と言われました。明治7年には取り壊されましたが、有志の寄付金により、昭和40年に再建されました。人材育成の場となった日新館では、当時の学習の様子がわかり、弓道や座禅などの体験もできます。会津武家屋敷では、会津藩家老の壮大なお屋敷が見学でき、赤べこの絵付け体験も楽しめます。戊辰戦争で若い命を落とした白虎隊について、より多くの人に知ってもらいたいと作られた白虎隊記念館も訪れてみてください。

会津地方は工芸も盛んで、漆塗りの会津漆器を眺めてみてはいかがでしょうか?現代風のアクセサリーなど、オリジナルな作品も多くなっており、美しいツヤと伝統工芸の見事さに目を奪われてしまいますよ。ほかにも、会津藩お抱えだった絵ろうそくの老舗があり、鮮やかで色合いの美しい図柄のろうそくを見ることができます。店内にある工房の見学ができたり、絵付け体験もできます。カフェが併設された酒蔵があり、試飲をしながらお土産を選んだり、大吟醸を使ったシフォンケーキと仕込み水で淹れたコーヒーでカフェタイムが楽しめますよ。

福島県会津地方は、美味しい桜肉が楽しめる

福島県会津地方では、美味しい桜肉が味わえ、馬刺しだけでなく、メニューが豊富で女性でも食べやすくなっています。観光スポットもたくさんあり、鶴ヶ城などの会津の歴史に触れたり、伝統工芸を体験することもできます。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 福島県の会津で食べられる「桜肉」とは、どんな動物のお肉?

A.ウマ

Q. 福島県会津若松市のシンボルである城の名前は?

A. 鶴ヶ城