福島県福島市の特産である「あづましずく」って、何の品種?

福島県福島市の特産品である「あづましずく」を紹介します。 「あづましずく」 は、ある果物の品種です。いったいどんな果物なのでしょうか。

大粒で肉厚な「あづましずく」

福島県内のブドウ栽培はこれまでは主に「巨峰」でしたが、気候的条件から生育が遅く熟すのに時間がかかったり、収穫量が少なかったりと、他県のブドウと比べて品質があまり良くありませんでした。また、栽培に適した土地も県北部に限られていました。これらの現状を打破すべく、品種改良が行われ「ブラックオリンピア」と「ヒムロッド四倍体」という2つの品種を交配し、極早生種「あづましずく」が2004年に品種登録されました。「あづましずく」は、収穫時期が8月上旬~8月中旬頃と「巨峰」と比べて早いです。

特徴としては、黒皮で13~15gの大粒、果肉は肉厚で柔らかいです。味は酸味が少なくて甘みが強く、16~17%程度の高い糖度があります。また、種無しで皮離れも良く食べやすいことが人気の理由の一つとして挙げられます。味も食べやすさも「巨峰」や他県のブランド品種に勝るとも劣りません。しかし、収穫時期が福島県特産の果物「モモ」と重なるため、栽培している農家はまだ少なく、市場流通量も多くありません。購入方法は、福島県内の直売所の他にもインターネット通販などでも購入できます。直売所には県外から購入に来る人もいるようです。また、お盆前後の出荷で、贈答用としての需要が多くなっています。

福島県福島市ってどんなところ?

福島市は福島県中通りの北部に位置する人口が約29万人の市です。福島県の県庁所在地であり、中核市の指定も受けています。東北・山形新幹線が福島駅に停車し、東京駅から最速で91分です。盆地であることから、夏は暑く冬は寒い気候になっています。この気候をいかして、市内では様々な果物が栽培されています。中でも「モモ」の収穫量は日本一です。「モモ」以外にも「サクランボ」や「ナシ」、「ブドウ」、「イチゴ」などが栽培されています。福島県福島市さくらから伊達市広前をつなぐ福島県道5号は通称「フルーツライン」と呼ばれていて、広大な果物畑が広がっていて、収穫期になると直売所が出店され、観光果樹園では収穫体験もできます。

また、福島市は温泉資源が豊富で市内には飯坂温泉、土湯温泉、高湯温泉、岳温泉といった有名な温泉街があります。そして、春の「花見山」や、秋になると美しい紅葉が広がる「磐梯吾妻スカイライン」、冬になるとコハクチョウが飛来する「あぶくま親水公園」など一年を通して雄大な福島の美しい自然の風景を楽しむことができます。

福島県のアンテナショップ・日本橋ふくしま館MIDETTE

東京都中央区日本橋にある「日本橋ふくしま館 MIDETTE」は福島県のアンテナショップとして2014年4月にオープンしました。こちらのアンテナショップでは、福島県が全国に誇る、果物やお酒、お菓子や伝統工芸品といった名産品、特産品が展示、販売されています。産地直送の新鮮な生鮮食品や福島県内でしか流通していない食品なども取り扱っています。イートインコーナーも充実していますし、ワンコインでお酒の飲み比べなどもできます。

週替りや月替りで福島県内の人気飲食店が出店したり、地元の観光PRイベントが催されたりしているので飽きることがありません。また、震災復興イベントや食の安全・安心を確保する取り組みを紹介するイベントも頻繁に開催されています。福島県を気軽に体験できる施設になっています。

福島県福島市特産のブドウ品種・あずましずくを味わおう!

あづましずくはまだ生産農家も少ない品種のブドウですが、味も良く食べやすいことから福島県福島市の特産品としての人気が急上昇しています。お取り寄せをしたり旅行で福島を訪れたりして希少なブドウを是非味わってみてください。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 福島県福島市の特産である「あづましずく」とは、何の品種?

A.ブドウ

Q. 福島県の県庁所在地は?

A.福島市