福島県のご当地グルメ「三春グルメンチ」で、中に入っている特徴的な野菜とは?

福島県の新たなご当地グルメとして登場した三春グルメンチ。三春町のある特産品をふんだんに使ったメンチカツです。旨味たっぷりの絶品メンチカツについて、ご紹介いたします。

ある野菜を使ったメンチカツ

三春グルメンチは福島県三春町の特産品、ピーマンを使用したメンチカツで平成24年4月に誕生しました。特産品のピーマンは全国出荷量2位、東北では1位を誇ります。新たなご当地グルメとして産声を上げた三春グルメンチは独自の中華風の味付けでソースがなくてもおいしくいただけます。ピーマンというと子供が苦手な野菜の王様ともいえるものですが、三春産のピーマンは阿武隈山系からの水と、栄養たっぷりの土壌により苦みが少なくコシがあるのが特徴です。そのためピーマンが苦手な方でも食べやすくなっております。そして、旨味たっぷりのメンチカツにすることでより食べやすくなったのが三春グルメンチです。

ピーマンはビタミンCが多く含まれており、風邪の予防はもちろん美肌効果もあります。このビタミンCは体内では生成されませんので食材などから摂取する必要があります。また、ビタミンC以外にもカロチンが含まれており、抗発ガン作用や免疫賦活作用があります。髪や視力、皮膚の健康維持、呼吸器系統も守るといわれています。そしてピーマン特有の苦みはポリフェノールの一種である「クエルシトリン」によるもので、高血圧抑制や抗うつ作用があります。栄養たっぷりでおいしいピーマンを食べてもらおうと誕生したのが三春グルメンチです。

三春グルメンチは城下町で購入

福島県の真ん中から右側に位置する三春町。実は城下町なことはご存知ですか。三春城、別名を舞鶴城といい、築城がいつなのかは詳しくわかっておりませんが坂上田村麻呂の末裔、田村氏を城主として三春藩の藩庁でした。戦国時代、田村清顕の一人娘である愛姫(めごひめ)は、東北地方で力を発揮していた独眼竜で有名な伊達正宗のもとへ嫁ぎました。城の跡地として公園になっておりますが、城下町として栄えた三春町は歴史があり、自然豊かな城下町です。「みはる」というのは戦国時代48か所に砦を作り敵の侵入を見張っていたことから「三春」となりました。その後、「梅、桃、桜」が一度に咲き三つの春が来ることから三春町というようになりました。

この三春町は福島県の大都市郡山市の隣に位置しているためアクセス大変良好です。東京駅から東北新幹線を利用して約1時間半で郡山駅に到着します。そこから在来線の磐越東線二駅で三春駅に到着します。そんな大都市からすぐの城下町で生まれた三春グルメンチが購入できるのは「伊藤精肉店」「鳥文肉店」の2店舗のみと大変貴重です。「三春グルメンチ」という赤いのぼりが目印です。また、三春の観光名所である「三春の里 田園生活館」などでも料理の一部に三春グルメンチを使用しているのでこちらでも楽しめます。

なぜこのゆるキャラは変身するのか

ご当地グルメとして誕生した三春グルメンチですが、翌年平成25年についにマスコットキャラクターが誕生しました。その名も「P作王子」。三春グルメンチ王国の王子様で、メンチカツを彷彿とさせる小麦色の顔にかわいいヒゲが特徴です。名前のPはもちろんピーマンのPです。そして驚くポイントは変身できるということです。緑色のピーマン頭に変身し、額には「P」の文字、そして名前を「スーPマン」といいます。スーPマンは子供のピーマン嫌いをなくすことができるといいます。「変身する=変わる」というようにピーマンをメンチカツにしておいしく食べるということがうかがい知れます。

福島県の新ご当地グルメ、ピーマンを使った三春グルメンチ

福島県三春町の特産品ピーマンを使用して作ったメンチカツ「三春グルメンチ」は歴史の町、桜の町で誕生しました。都心からも福島の中心地からもアクセス抜群、変身するゆるキャラの力も相まって今後ご当地グルメとして益々期待が高まります。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 福島県のご当地グルメ「三春グルメンチ」で、中に入っている特徴的な野菜は?

A.ピーマン