山梨県甲斐市の特産「やはたいも」は、どんな種類のイモ?

山梨県はぶどうをはじめ、川魚や和牛など、特産品の多い県です。「やはたいも」もその中の1つで、とても栄養価の高いイモとして知られており、商標登録もされています。では、やはたいもとは実際どのようなイモなのでしょうか。

「やはたいも」の特徴とは

やはたいもは八幡芋とも書きますが、商標登録されているのは「やはたいも」です。というのは、八幡芋には新潟県佐渡で産出されている、同じ名前で別品種のものがあるからです。「やはたいも」という名称は、甲斐市西八幡地区産出のサトイモしか使用できません。やはたいもは連作がしにくいので、収穫後には数年間畑を休ませる必要があります。そのため生産量が少なく、貴重なサトイモとして銀座の料亭などで使われています。

甲斐市八幡地区はかつて川の氾濫が多く、畑に川の伏流水が染みわたっていました。そのため作物の生育がよく、サトイモの栽培にも適していたのです。やはたいもの肉質にはきめが細かいという特徴があり、粘り気が強く甘いのでけんちん汁にとても合います。栄養が豊富で、やはたいもに多く含まれているネバネバ成分は胃腸を保護し、お通じにも効果があるとされている栄養素です。健康にも良いけれどなかなかお目にかかれないこのやはたいもを、山梨県を訪れる際には探してみるという人々も増えています。

「やはたいも」のおいしい食べ方

やはたいもはサトイモの仲間なので、煮物や味噌汁との相性がとてもよく、山梨名物の「ほうとう」に入れるのもおいしい食べ方の1つです。ほうとうとは山梨県の郷土料理で、太くて長い麺を野菜などとみそ仕立てで煮込む料理です。ほうとうに入れる野菜はかぼちゃやジャガイモ、ネギやサトイモなど季節によって変わります。やはたいもは粘り気が強くて甘いので、みそ仕立てのほうとうにぴったりです。やはたいもが手に入ったら、試してみるのもよいでしょう。

やはたいもは煮ころがしにも合う食材で、手軽に作れるのでおすすめです。最初にやはたいもの皮をむいて鍋で茹で、一度鍋から出して軽く洗います。ぬめりをとったらだし汁や砂糖、みりんやしょう油と共に煮込み、柔らくなったら完成です。けんちん汁にするなら、大根やゴボウ、ニンジンやこんにゃくなどと一緒に胡麻油で炒めます。出汁を加えて煮込み、最後にしょう油で味を調えたら出来上がりです。ほうとうやけんちん汁は身体も温まる料理なので、寒い冬には最適です。

「やはたいも」を産出する山梨県甲斐市はとても魅力のある市

山梨県甲斐市は県内で、甲府市に次いで人口の多い市です。甲府盆地のやや北寄りに位置していて、甲府市のベッドタウンとしても栄えています。縄文時代から人が定常しており、市内には古墳群も残されています。山梨県はミネラルウォーターの生産量が全国の4割を占めるなど、山岳地帯に囲まれた地域の特性を活かした特産品で知られている県でもあります。甲斐市も同様で、肥沃な土地から産出される農産物の特産品が多い市です。

かつては養蚕や煙草の栽培が盛んでしたが、近年はぶどうの生産量が多く、市内にあるワインメーカーのワイナリーが人気です。甲斐市の特産品と言えばやはたいもですが、他にも桑の実ジャムや梅ジャム、トマトや芋焼酎などが挙げられます。特に甲州ワインの絞り粕を飼料とした牛肉が有名で、甲州ワインビーフとして流通しています。甲斐市の観光スポットとしては武田信玄ゆかりの信玄堤や、太刀岡山が有名です。ほうとうを扱う郷土料理の専門店が多く見られますし、温泉も豊富です。甲斐市は甲府市に隣接しているので、アクセスが容易で観光客も増加しています。

甲斐市を訪れ「やはたいも」を味わってみよう

やはたいもは甲斐市でしか産出されないサトイモです。首都圏への流通も少ないので、なかなか目にすることができません。風味の良いやはたいもを堪能するなら、甲斐市に出かけるのが一番です。甲斐市を訪れ、特産品のやはたいもを味わいましょう。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 山梨県甲斐市の特産「やはたいも」は、どんな種類のイモ?

A.サトイモ

Q. 山梨県で、甲府市に次いで人口が多いのは何市?

A.甲斐市