平成26年、モモの生産量1位の都道府県とは?

モモの生産量1位の都道府県をご存じですか?甘くて美味しい桃は主に6月から8月が食べごろで、桃狩りなども盛んに行われています。今回は、モモの生産量1位の県のモモの歴史や特徴、入手方法などについて紹介します。

モモが栽培されるようになったのはいつ?

山梨県はモモの栽培が盛んに行われている県で、生産量はほぼ毎年1位となっています。そんな山梨県のなかでも、特にモモの栽培が盛んな地域の1つが一宮町です。日本で桃が栽培されるようになったのは、縄文時代に中国から岡山県に伝わったことに始まります。一宮町が最初というわけではありませんが、なぜ盛んに栽培されるようになったかというと、始まりは明治初期のころです。一宮町は当時養蚕が盛んに行われていた場所でした。ですが不況に見舞われた際、養蚕に代わる産業が必要となりモモに目が付けられたことがきっかけとなります。

昭和初期になると、一宮町ではモモ栽培がさらに盛んに行われるようになりました。モモ栽培の権威である博士ら数名を招き、講習会が開かれるようになるなど本格的な研究や栽培がされるようになります。講習会が開かれた際に、一宮町がモモの栽培に適した場所であるというということも判明したため、生産者たちの熱意がさらに高まったこともきっかけの1つです。昭和40年代に入ると、一宮町の田畑のほとんどが果樹園となるなどモモ栽培がより盛んになります。生産者たちの熱意と努力によって、山梨県が生産量1位となるほどにモモ栽培が発展したのです。

山梨県で生産されるモモの種類

山梨県で最も生産量が多いといわれるモモの品種が、白鳳です。鮮やかな紅色をした白鳳は酸味が少なく、食べると上品な甘味が口の中いっぱいに広がります。果汁も多く、みずみずしい白色をしているのが特徴です。食べごろは7月中旬から7月下旬ごろだといわれています。白鳳の次に生産量が多いのは、山梨県で生まれ育った浅間白桃です。浅間白桃は大玉で色が濃く、香り高いのが特徴の品種です。1個約300グラムにもなる浅間白桃はモモのなかでも大きく、食べごたえがあるといわれています。7月下旬から8月下旬が食べごろの目安です。

早生種の主力品種といわれる日川白鳳は、6月下旬から7月下旬が食べごろのモモです。日川白鳳は白色をした果汁の多い果肉と鮮やかな紅色、口の中に広がる贅沢な甘みが特徴となっています。日川白鳳とは逆の晩生種である川中島白桃は、浅間白桃に次ぐ主力品種だといわれます。浅間白桃と同じく大玉で、1個約300グラムのボリュームある見た目が特徴です。食感がいいほか甘みが強く、日持ちする品種として人気があります。食べごろはモモのなかでも時期が遅く、8月上旬から8月中旬ごろとなっています。

山梨県でモモを味わう方法!

モモの生産量1位の山梨県で美味しいモモを味わう方法として人気なのが、桃狩りです。山梨県内の多くの農園では、毎年6月から8月ごろにかけて桃狩りを開催しています。自分で収穫して、採れたてのモモを持ち帰って自宅で味わうのも1つの方法です。また、なかにはモモの食べ放題を行っている農園もあります。自分で収穫するという手間を省き、採れたばかりのモモを味わいたいというときに活用できます。食べ放題の多くが時間制限を設けており、カフェなどの場所で飲食する形式です。購入してお土産として持ち帰りたいときは、共選場や農家の直売所で買うのも手です。スーパーなどでも購入できますが、共選場や直売所の多くはリーズナブルな価格で、収穫して間もない新鮮なモモを販売しています。

モモの生産量1位の山梨県で美味しいモモを味わおう

モモの生産量1位の山梨県では、多くの農園で桃狩りが盛んに行われます。現地で採れたてのモモを味わいたいという場合、桃狩りに参加してみるのも方法の1つです。また、新鮮なモモは農園のカフェなどでも味わうことができますよ。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 平成26年、モモの生産量1位の都道府県は?

A.山梨県