山梨県のB級グルメ「内船大正コロッケ」ってどんなコロッケ?

日本各地にある観光地や宿泊施設などといった場所では、その地域の特徴を生かした様々な特産品が生み出されています。山梨県の内船大正コロッケもそのようにして生み出された特産品のひとつなので、その特徴と魅力を紹介します。

内船大正コロッケとは

「内船大正コロッケ」とは、山梨県のB級グルメのひとつです。もともとは山梨県南部町にある日帰り温泉施設であるなんぶの湯で生み出されたB級グルメで、2011年に誕生しました。かねてから、観光地として多くの人々が訪れている施設であり、特徴的かつ地域の名産品を使用してのメニューを編み出そうとして、およそ7か月の創作期間を経て誕生したメニューといわれています。「内船大正コロッケ」には、様々な特徴があり、そのひとつがジャガイモを使わないで作るということです。また、おからを使用して作るということも特徴といえるでしょう。

「内船大正コロッケ」を生み出した、山梨県の南部長は豆腐の名産地でもあります。そのため、豆腐を作る過程で生じるおからも大量にできて、様々なおからを使ったメニューが生み出されています。おからは、栄養面から見ても非常に優れた食材です。元来豆腐の栄養価が優れているということはよく知られています。ダイエットや美容のために取り入れる人も多くいるでしょう。おからは、その豆腐よりも栄養価が優れた食品として大いに注目を集めています。おからは、豆腐を作るうえ作らなければならない豆乳のしぼりかすです。そのため、豆腐に含まれている栄養素の大半は含まれています。

たんぱく質や脂質、食物繊維が特に豊富であり、整腸作用などは期待できます。また、含まれているリノール酸には血圧やコレステロール下げて動脈硬化を防ぐ効果があるほか、レシチンには血流をよくしたり記憶力を高めたりといった効果があります。このほかサポニンで老化防止を狙うことも可能です。このように様々な健康効果のあるおからが大量に使用されているのが、「内船大正コロッケ」です。このほかにも、様々健康に効果的な食材が使用されています。

内船大正コロッケの魅力・作り方

「内船大正コロッケ」は、ジャガイモを使わないという点が特徴のコロッケです。コロッケの特徴であるジャガイモを使わないことから味気ないものとなるように感じられますが、そのようなことはありません。中心の材料であるおからのほかに、コクを出すための魚のすり身、そしてつなぎとしてヤマイモをすったもの入れています。これらの材料を混ぜて、油で揚げたものが「内船大正コロッケ」です。通常のコロッケとは異なり、パン粉をつけて揚げることはありません。これらの作り方が、「内船大正コロッケ」の様々なおいしさを引き出しています。

おからから感じられる、豆腐のような大豆の甘みをほんのりと感じることができるほか、魚のすり身でたんぱく質のコクを生み出しているため、食べ応えもしっかりあります。ヤマイモによってしっかりとまとまるうえに、ふんわりとしつつももっちりとした食感を味わうことが可能です。すべての素材が絶妙な割合で混ざり合い、全体的にしっとりとした食感が中までしており、おからによるぱさぱさとした味気ない食感もなければ、油で揚げているのにもかかわらず、脂っぽいしつこさもありません。くどくないので、いくつでも食べることができるおいしさがあります。

シンプルな材料と味付けで奇をてらうことはありませんが、独特の食感と懐かしい味わいが非常に魅力的です。

懐かしい味・内船大正コロッケ

「内船大正コロッケ」は、地域の名産であるおからを主に使用し、ジャガイモを使わないことが特徴のB級グルメです。健康的でありながら、しつこくなく懐かしい味わいが特徴で、非常に魅力的な料理なので、観光の際には味わってみてください。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 次のうち、山梨県のB級グルメ「内船大正コロッケ」の材料に使われていないのは?

A.ジャガイモ