和歌山県の名物となっているお菓子「那智黒(なちぐろ)」といえば、どんな食べ物?

和歌山県のお土産としてもらった人も多いのでは。というほど定番なお菓子「那智黒(なちぐろ)」は和歌山県熊野の特産である那智黒石で作られた碁石にちなんだお菓子として生み出されました。那智黒石にちなんだというだけあって、見た目も黒くて美しいお菓子ですよね。

「那智黒(なちぐろ)」は黒飴

和歌山のお土産といえば熊野の特産である那智黒石で作られた碁石にちなんだ「黒あめ」の那智黒。1877年(明治10年)創業された那智黒総本舗で作られました。那智黒飴は今では和歌山県を代表するお土産です。和歌山県のお土産売り場では目にしない事はないでしょう。主原料の黒砂糖は鹿児島県徳之島産ですが、和歌山県推薦優良土産品に指定されています。

ご当地スイーツ「那智黒飴アイス」

熊野古道大門坂をぬけた表参道前に、熊野交通那智山観光センターがあります。そこにはなんとご当地スイーツの「那智黒アイス」が。こちらで販売されている「那智黒飴ソフト」は、バニラソフトクリームの上に黒蜜がかかった和風テイスト。あまーい黒飴シロップとバニラアイスがとてもよく合います。参拝で歩き疲れた身体にはぴったりかもしれませんね。

熊野交通那智山観光センターにはお土産も販売しているのでここでアイスを食べて休憩してお土産などをみるのも良いでしょう。

那智ってどんなところ?

山、滝、森などの自然に囲まれた神秘的な信仰の地「那智」は、日本の始まりにも大きく関わりのある深い歴史を持つ和歌山県の名所です。「那智の滝」「熊野那智大社」などの那智の魅力をお伝えします。

聖地でもある那智山にそびえる「熊野那智大社」と「那智山青岸渡寺は」、熊野本宮大社(田辺市本宮町)、熊野速玉大社(新宮市)と共に、熊野三山と呼ばれ熊野信仰の聖地として崇められてきました。
熊野信仰は、滝や川、巨岩などに神が宿るとされる自然崇拝が起源となり、古の時代より多くの人々が詣でたのです。

那智の滝

那智の滝は和歌山県東牟婁郡那智勝浦町の那智川中流にかかる滝です。
熊野那智大社の別宮、飛瀧神社のご神体として古くから人々の畏敬を集めてきた那智の滝は、「一の滝」とも呼ばれ日本三大名瀑の一つです。
石英斑岩からなるほとんど垂直の断崖に沿って落下し、滝壺までの落差133m、落ち口の幅の幅13m、滝壺の深さは10m。総合落差では日本12位ですが、一段の滝としては落差日本一の名瀑です。
銚子口の岩盤に切れ目があって、三筋に分かれて流れ落ちるところから、「三筋の滝」ともよばれています。その姿は熊野灘からも望見することができます。
毎年7月9日と12月27日には、古来からの神事にのっとり、神社(飛瀧神社)の御神体としてこの滝を崇め、「御滝注連縄張替行事」が行われます。

熊野那智⼤社

熊野那智大社は、那智山青岸渡寺とともに熊野信仰の中心地として栄華を極め、古来より多くの人々の信仰を集めました。今なお多くの参詣者が訪れ、熊野速玉大社・熊野本宮大社とともに熊野三山の一社です。
全国約4,000社ある熊野神社の御本社でもあり、日本第一大霊験所根本熊野三所権現として崇敬の厚い社です。
467段におよぶ石段の上に建つ6棟からなる社殿は、標高約330mに位置し、夫須美神(ふすみのかみ)を御主神としてそれぞれに神様をお祀りしています。
伊弉冉尊(いざなみのみこと)とも言われる夫須美神は、万物の生成・育成を司るとされ、農林・水産・漁業の守護神、縁結びの神様また、諸願成就の神としても崇められています。西暦紀元前662年、神日本磐余彦命の一行は丹敷浦(にしきうら)(現在の那智の浜)に上陸されました。
一行が光り輝く山を見つけ、その山を目指し進んで行ったところ、那智御瀧を探りあてられ、その御瀧を大己貴命(おおなむちのみこと)の現れたる御神体としてお祀りされました。
神日本磐余彦命の一行は天照大神より使わされた八咫烏の先導により無事、大和の橿原の地へお入りになられ、西暦紀元前660年2月11日に初代天皇、神武天皇として即位されました。
先導の役目を終えた八咫烏は熊野の地へ戻り、現在は石に姿を変えて休んでいるといわれています。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 和歌山県の名物となっているお菓子「那智黒(なちぐろ)」といえば、どんな食べ物?

A. 飴