和歌山県の南紀白浜地方の郷土食「ほうらく焼き」。旬の魚をどのように調理した料理?

近畿地方の最南端にあり、海や山が近く自然がいっぱいの和歌山。南紀白浜の美しい海や、パンダに会える「アドベンチャーワールド」、沢山の寺院がある「高野山」など沢山の見どころがある人気の観光地です。中でも一度は訪れたい南紀白浜。その郷土料理「ほうらく焼き」をご存じですか?

旬の海の幸を鍋で蒸し焼きに

雄大な自然が魅力の和歌山には美味しい海の幸が豊富です。
そんな和歌山の南紀白浜地方の郷土料理「ほうらく焼き」は鍋に塩を敷き、旬の鯛・イサギ等の魚介や貝類のせて松葉をあしらい、旨みを閉じ込めるために蒸し焼きにするという料理法。
焙烙焼き(ほうろくやき)」または「炮烙焼き(ほうらくやき)」とも呼ばれています。

和歌山県の南紀白浜温泉には、もともと京風系の板前が多く、戦後間もないころ京風のこの焙烙料理が取り入れられ、 地元産の新鮮な材料を得て白浜温泉の代表的な味のひとつになっていました。

この蒸す時に使われた鍋が「焙烙(ほうろく)」と呼ばれる素焼きで作った平たい丸皿形の土鍋のことで、別名を「ほうらく」「いり鍋」「早鍋(わさなべ)」といいます。その鍋を使用する事から「ほうろく蒸し」「ほうらく蒸し」と呼ばれるようになったともいわれています。

ワイキキビーチの姉妹浜

日本でも有数の美しさで知られる延長620m遠浅の白良浜。その名前の通り真っ白な砂がまぶしい白浜のビーチは、ハワイのワイキキビーチの姉妹浜に認定され、日本のワイキキといわれています。夏にはカラフルなパラソルが咲きみだれ、トロピカルな雰囲気と、真っ白な砂を求めて多くの観光客で賑わう人気のビーチです。

しかし訪れる人の多さからポイ捨てなどマナーを守らない人も増えはじめ、砂浜の汚濁を危惧した白浜町は、地元の大切な観光資源でもある白良浜の美しさを保つために、2008年7月1日より白良浜を禁煙、ゴミポイ捨て禁止ビーチとしました。

また、都市公園条例によりペットの持ち込み、キャンプ、バーベキュー、午後11時以降の花火も禁止となっていますので訪れる際はご注意ください。

みんなでこの美しい白良浜を守っていきたいですね。

冬の白浜は旬のクエを!

白浜町は白良浜も素敵ですが、冬に訪れても楽しめます。

冬の白浜はクエが旬。まぼろしの高級魚と言われるクエを食べたいなら是非白浜へ。

クエは本州中部以南に生息するハタ科の魚で、成魚は1m、30~50kgにもなります。特に黒潮洗う紀伊水道の磯に棲むものを「天然紀州本クエ」と言い、
なかなか捕ることが出来ないため幻の魚と呼ばれ、高級魚となっています。

南紀白浜では、「幻の魚」といわれたクエの安定供給が可能になりました。

白浜町にある近畿大学水産研究所が養殖を成功させたことから生まれた白浜グルメ「紀州本クエ」。一年中幻の魚といわれるクエが美味しく食べられるようになったのです。もちろん天然本クエだっていただけます。

脂ののった天然本クエは、「クエトロ」とも言われ、上質の甘みを醸しだす美しい白身は、コクがあり、しつこさが感じられない、上質な味わいです。

天然本クエをフルコースで味わったり、クエ丼からヤミツキ珍味まで豊富なクエ料理など、沢山のクエ料理を堪能しましょう!

嬉しい事に、身と皮の間にもゼラチン質が豊富で、それがまた美味しいうえに、ゼラチン効果でお肌もプルプルになりそうですね。

角質を落としてくれると言われるヌルヌル風呂やワイルド露店といった個性豊かな温泉もあり、白浜に行くと美しくなれにそうですね。

その他にも可愛いパンダだけではなく、実はペンギンも大人気なアドベンチャーワールドやなど、みどころは盛り沢山の白浜。

白浜へ身も心も癒されに、おでかけしてみてはいかがでしょうか?

ザ・ご当地検定の問題

Q. 和歌山県の南紀白浜地方の郷土食「ほうらく焼き」。旬の魚をどのように調理した料理?

A. 鍋で蒸す