「花巻バーガー」「遠野バーガー」は、何県のご当地バーガー?

全国には「ご当地バーガー」と呼ばれる、その土地で発展したハンバーガーが存在します。ここでは、ご当地バーガーとして知られる「花巻バーガー」と「遠野バーガー」について、それぞれどのようなハンバーガーなのかを紹介していきます。

花巻バーガーとは

花巻バーガーは、平成20年8月に岩手県花巻市で誕生した岩手県のご当地バーガーのことをいいます。黒川食品やマーマ食品など、岩手県花巻市にある食品関連企業5社が合同でアイデアを出し合い、作り上げられました。花巻バーガーは、花巻市で採れた食材を主に使って作られているのが特徴です。花巻市藤沢町にあるパン販売店によって、1個340円で販売が開始され、多くの人々から注目を受けています。中身には、花巻産の大豆を使って独自に作ったおからこんにゃくをパティとして使用しているほか、地元野菜や県産小麦が使用されたパンが採用されているのです。牛など、動物の肉を使用していないため、ヘルシーな仕上がりとなっています。

県産材料が多く使われているハンバーガーなので、岩手県花巻市を訪れたら是非食べるべき一品といえるでしょう。藤沢町のパン販売店が花巻バーガーを販売したことをきっかけに、さまざまなところで花巻バーガーが作られるようになりましたが、花巻バーガーと名乗るためにはいくつかの条件を満たす必要があります。具体的な条件としては、「地域で生産された材料を規定量以上使用すること」や「花巻市内の事業者が調理すること」といったものです。花巻バーガーは、このようないくつかの条件をクリアして作られた、貴重なハンバーガーといえるでしょう。

遠野バーガーとは

花巻バーガーに続き、岩手県のご当地バーガーとして知られる遠野バーガーは、岩手県遠野市のB級グルメです。遠野バーガーでは、パティにラム肉が使用されています。遠野市は全国有数のジンギスカン消費量を誇っていることからも、ハンバーガーのパティとしてラム肉を使おうというアイデアが生まれたのかもしれません。パティを挟む、黒ゴマが混ざったパンは手作りで、天然酵母でできているという点が特徴です。遠野バーガーの味は、オリジナル・チリ・ラムメンチ・チーズの4種類から選ぶことが可能です。

なお、遠野バーガーは、遠野駅側にある蔵の道広場から近い、TANTO×TANTOというお店でのみ販売がおこなわれています。遠野バーガーが気になる方は、TANTO×TANTOまで買いに行って下さい。ラム肉を使ったパティのジューシーさに、やみつきになる人が多くいるようです。

岩手県はこんなところ

花巻バーガーで有名な岩手県花巻市は、岩手県の中西部に位置しています。日本の童話作家としても有名な宮沢賢治の生誕場所としても知られるほか、岩手県のご当地グルメであるわんこそばも花巻市が発祥であるといわれています。岩手県内で4番目に人口が多い市であり、県内唯一の空港をはじめとして、東北新幹線の駅や東北自動車道など、交通が整備されているのも特筆すべき点でしょう。一方、遠野バーガーが誕生した岩手県遠野市は、岩手県南東部の内陸に位置していて、日本の民俗学者でもあった柳田國男が書いた遠野物語という小説の舞台にもなった場所です。

北上山地最大の盆地である遠野盆地や、県内で2番目に高い山の一部も遠野市域にあります。北上高地に位置していることから、冬場に放射冷却が起きるとマイナス20度まで気温が下がることも多々あり、豪雪地帯として指定されていることからも分かるように、遠野市には毎年多くの雪が降り積もるのです。

岩手県でご当地バーガーを食べよう

岩手県には花巻バーガーや遠野バーガーといったようなご当地バーガーがあります。ここでは、2つのご当地バーガーの特徴について紹介したので、気になる方は是非食べてみて下さい。ご当地バーガーならではのおいしさを味わうことができるでしょう。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 全国のご当地バーガーで、「花巻バーガー」「遠野バーガー」といえば、どこの都道府県のハンバーガー?

A.岩手県