岩手県の『小岩井農場』で人気のお土産「森の仲間たち」ってどんなお菓子?

小岩井農場は、いち早く全国的に有名になった農場です。様々な挑戦と努力を重ねて、日本の農林畜産業を支えてきました。広大な農場は観光スポットとしても大人気。ここでは、人気商品の「森の仲間たち」の特徴や岩手県の観光地などを紹介します。

シンプルなレシピゆえの美味しさ

小岩井農場が数十年前から販売している「森の仲間たち」は、4種類のクッキーを詰め合わせたベストセラーのお菓子です。岩手県産の小麦粉を基本に、小岩井乳業社で作った発酵バターや乳製品、卵を使用しています。「森の仲間たち」という名前もさることながら、クッキー1種類1種類にファンシーな名前が付きます。ドライフルーツがふんだんに使われたクッキーは「まきばの収穫祭」、歯ごたえが楽しめるクルミとチョコ入りのクッキーは「りすのステッキ」です。さらに、マカダミアナッツの歯ごたえがポイントのクッキーには「小鳥の贈りもの」、たっぷりのパルメザンチーズが入りコクがある味わいのクッキーには「きこりのお気にいり」というネーミングがなされています。

参考にしたレシピは、スペインの修道女から伝わったものです。スペインに料理修行に行っていたシェフが、現地で教えてもらったのです。帰国後、小岩井農場まきば園内にあるレストランでお客様へ食後に焼いたクッキーを出したところ大好評だったため、商品化する運びとなりました。修道院クッキーと言うと、長崎や函館が有名ですよね。昔からスペインでは修道女が作るお菓子が人気で、現代でも様々なケーキ店で修道女レシピによるお菓子が販売されています。修道院では素材に限りがある中、工夫して食事やお菓子を作っていると言われます。素材に限りがあるということは、いわゆる添加物が少なく、素材そのものの美味しさを味わえるということです。小岩井農場のお菓子もシンプルな原料で作られており、使われる油脂は本物の自家製バターですし無駄な素材を使わないようにしているので、安心して食べられます。

小岩井農場が育てている牛は、元々創業者の井上勝氏がオランダから輸入した乳用種牛を品種改良した牛です。牛を育てるための土作りや草作り、堆肥作りなどから始めています。また、健康な牛を育てることを信条にして、抗生物質などで病気を予防することもありません。牛乳は乳製品ができるまで一貫して小岩井農場で行うという優位性を活かして、低温殺菌にて加工します。低温殺菌牛乳はタンパク質の変性が起こらないのが利点で、ほんのり甘く、すっきりした喉越しが特徴です。徹底した品質管理の下に製造された牛乳からできた乳製品は、高い品質で知られています。お菓子類に使用する乳製品はできるだけ自前のもので賄えるよう努力しながら、「森の仲間たち」を始めとするクッキーやケーキなどを作っています。遠方に住んでいる人は、公式オンラインショップなどで購入可能です。

岩手が誇る景勝地!クルーズで青の洞窟を見学

岩手県は太平洋側の気候とされますが、北海道に次いで面積の広い土地ゆえに、地域によって気候の特徴は様々です。したがって天気予報は、内陸と沿岸北部、沿岸南部の3区域に分けて発表されます。県庁所在地である盛岡市は真冬の平均気温は‐1.9度、真夏の平均気温は23.4度です。年平均気温は全国の県庁所在地で2番目に低い10.2度です。真夏でも30度を超える日は少ないので、春夏は観光しやすい気候と言えるでしょう。春夏におすすめの観光地は、宮古市の浄土ヶ浜です。約300年前に常安寺の住職が青い海と白い岩、松の緑のコントラストに心を打たれ、「さながら極楽浄土のごとし」とつぶやいたことが由来とされています。泳ぐのが苦手でも遊覧船に乗船すれば、青の洞窟が見学できますよ。

岩手山登山もおすすめ

小岩井農場は岩手山の南麓に広がっているので、登山した後に立ち寄るのもおすすめの観光ルートです。その際は、森の仲間たちなどのお土産を買ったり、レストランで食事したりしてはいかがでしょうか。牛乳ができるまでの工程を工場で見るのも楽しいですよ。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 岩手県の『小岩井農場』で人気のお土産「森の仲間たち」は、どんな食べ物?

A.クッキー