北海道の「旭川ラーメン」といえば、何味のラーメン?

北海道のご当地グルメには様々なものが挙げられますが、ラーメンも上位に入りますよね。今回は、札幌と函館を加えて三大ラーメンと称されることもある旭川ラーメンについて紹介します。特徴や有名な製麺会社から観光スポットまで言及します。

熱々のスープが良く絡み、冷えた体を温めてくれる

旭川には多くのラーメン店があり、人口比に対する店舗数の割合は、全国でもトップクラスと言われています。旭川でラーメンが根付き始めたのは戦前で、戦中の休止期間を挟んで戦後一気にラーメン文化が開花しました。北海道のラーメンは太い縮れ麺というイメージが強いかもしれませんが、旭川ラーメンは中細の縮れ麺で加水率が低いです。加水率が低い麺は水分を含みやすいので、スープに絡みやすいという特徴があります。

スープはダブルスープがスタンダードで、一番人気がある味は醤油です。だしの原料は、鶏ガラととんこつ、魚介類を使用するのが一般的です。昔養豚業で栄えていた時代に豚の骨を捨てるのがもったいないとしてとんこつスープが考えられましたが、臭み消しや風味を加える目的で昆布や煮干なども使うようになったのです。豚から出る脂がスープの熱を逃がさず、非常に冷え込む真冬でも体の芯から温まるように作られています。後からラードを加える店も多いです。

家庭でも旭川ラーメンが楽しめる!

旭川ラーメン店の多くが、地元の製麺会社となる加藤ラーメンと藤原製麺のラーメンを使用中です。加藤ラーメンは戦後の昭和22年に創業した製麺会社で、親子3代にわたり伝統を受け継いでいます。原料は小麦粉とかんすい、全卵粉、そしてビタミンB2で、美味しいことで有名な大雪山の水を使って練り上げます。毎日、そして時間によって変化する気温や湿度に合わせて職人が加水率を決定して、機械に付きっ切りで作るので、手作りといっても間違いではないでしょう。先代はホタテの貝殻から抽出したエキスを用いることで麺の保存期間を延ばすことに成功しました。保存料やアルコールは小麦の香りを殺すから使用すべきでないという先代の考えを、現社長は守り続けています。

一方の藤原製麺も昭和23年に創業し、加藤ラーメンと肩を並べてラーメン文化を支えてきました。小売用のラーメンも多く開発し、全国のスーパーなどに卸しています。企業理念の「誠実」と旭川ラーメンの味を守り、北海道に根差した商品作りに邁進中です。家庭で作る場合は、藤原製麺のラーメンが入手しやすいでしょう。加藤ラーメンの小売商品はギフト用のみとなっており、オンラインショップで購入することが可能です。旭川ラーメンに乗せる具材は、ねぎとメンマ、チャーシューといった定番食材であることが多いです。これならば、家庭でも用意しやすいですよね。

凍てつく寒さの中だからこそ楽しめる観光スポット

旭川でラーメンを食べつくせるのが、永山にある食のテーマパーク、あさひかわラーメン村です。開業は1996年、全国に旭川ラーメンを広めようと決起して造られました。2019年5月時点では8つのラーメン店が営業中、館内には神社も設けられ、観光スポットとして賑わっています。観光スポットと言えば、全国的にも有名なのが旭山動物園ですよね。潰れかけた動物園を行動展示に転換して再生させたことで知られ、ドラマにもなりました。旭川の冬は寒いですが、ペンギンの散歩は冬ならではの名物です。また、ホッキョクグマやアザラシなど、寒い季節に元気な動物も多いので、冬の観光がおすすめです。

そして、雪の多い地域ならではの施設に雪の美術館があります。高台にある美術館は中世ヨーロッパのお城を彷彿とさせ、まるで絵本の世界に舞い降りたかのよう。夏も気持ち良いですが、せっかくなら白銀の世界を楽しみたい施設です。お姫様体験もできるので、女の子を持つ親御さんには特におすすめのスポットです。

厳寒の季節に食べるとより旨い!

旭川ラーメンは昔ながらの味をアレンジして全国展開している店もあり、多様化しています。どこにいても食べられるようになりつつありますが、厳寒の旭川で食べるからこその美味しさもあるはずです。ぜひ観光も楽しみつつ現地で味わってみてください。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 北海道のラーメン「旭川ラーメン」といえば、次のうちどれ?

A.醤油ラーメン