山形県で食べられる、鍋ものにも使われる棒状の餅を何という?

山形県の特産品で、鍋にも使われる棒状の餅を紹介します。普通の餅とは違い、うるち米から作られています。韓国のトッポギにも似た、そのお餅はどんな餅なのでしょうか?

どんな食感?味は?

山形県で昔から愛されてきた郷土料理のひとつであるべろべろ餅について詳しく紹介したいと思います。べろべろ餅は作られるときに機械から出てくる見た目からその名がつけられました。食感は普通のお餅とそこまで変わりません。一見きりたんぽのようですがきりたんぽとは違い、もっちもちの食感です。日本人ならほとんどの人が好むであろう食感ですね。
味はうるち米から作られた餅なのでお餅の味と大差ないでしょう。クセがないのでいろんな食べ方ができそうです。
べろべろ餅に似ているものといえば!最近流行りの韓国グルメです!お分かりですか?そうです!韓国のトッポギなどがありますね。トッポギは小さく食感も固めで歯ごたえもあり、しっかりとしていますがべろべろ餅には特有のもちもち感があるのです。

おすすめの食べ方は?

煮崩れしにくい特徴を持つのでお鍋に入れるなどして食べることが多いそうです。普通のお餅だと溶けてしまって少し悲しいことになりますが、べろべろ餅なら鍋に入れても思う存分楽しむことができそうです。ほかにもおしるこにいれたり、また、べろべろ餅にはあらかじめ少し塩味がついているのでそのまま焼いて食べても美味しそうです。味に癖もなく、日本人好みのもっちもちの食感を持つべろべろ餅はどんな料理にも合いそうなのでいろんな食べ方ができそうです。料理の幅も広がりそうですね。
あなた好みのオリジナルな食べ方を探してみてはいかがでしょうか?是非、いろんなアレンジをして、究極の食べ方をみつけてみてください。

べろべろ餅の豆知識

上の記事を読んでべろべろ餅に興味が湧いた!食べてみたい!という方も多いのではないでしょうか?もし、そう思ってくださっていたらとても嬉しいです!そんな方の為に更に詳しくべろべろ餅について紹介していきたいと思います。
まずはじめにべろべろ餅は山形県のどこらへんでつくられているのでしょうか?「日本三大古代織り」のひとつである「しな織」の伝統が受け継がれてる場所として知られている関川地区でつくられています。定かではありませんがおおよそ100年も前から作られ続けてきたのではないかと言われています。特に季節のものというわけではなく、食べたくなったときに作ってストーブなどで焼いて食べる。そういう自由な食べ方で受け継がれてきたそうです。

また別名を「マタギ餅」といい、昔のマタギの人たちはそれを持っていって狩りなどに出かけたのでしょう。こうやって保存食としても活躍していたそうです。
では、棒状であるという点以外で普通のお餅とはどのような点が違うのでしょうか?うるち米はもち米よりも固いので2回炊く必要があり、更に餅織機に4回も通してやっと出来上がります。そして雪のようになめらかになったお餅が餅織機からべろべろと出てくるのです。前にも述べたようにこの様子がべろべろ餅の名前の由来となりました。
中身がぎゅっと詰まっている分普通のお餅よりも重量感があります。もち米のように伸びる粘りではないのでのどにつっかえにくく食べやすいと言った特徴があります。作り方はシンプルですが、丁寧に繰り返しの作業でやっとつくりあげられているものなのです。
だからこそ、100年もの間受け継がれてきた歴史を持つ郷土料理となったのでしょう。

べろべろ餅のまとめ

きりたんぽともお餅ともトッポギとも似ているようで違う山形県の特産品「べろべろ餅」に興味を持ってもらえたでしょうか?
いろんな食べ方がありますがまずはお鍋に入れて食べてみてはいかがでしょうか?是非、一度関川地区に食べにいってみましょう。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 山形県で食べられる、鍋ものにも使われる棒状の餅を何という?

A.べろべろ餅