平成26年、洋ナシの生産量1位の都道府県とは?

洋ナシの生産量の都道府県ランキングでは、第2位が青森県、第3位が新潟県となっています。全国シェアの約6割を占める1位の都道府県はいったいどこか知っていますか?

新しい品種「メロウリッチ」 も人気

洋ナシの生産量において、全国の都道府県ランキングで、見事1位に君臨する山形県。もともと、ドイツやイギリスといったヨーロッパ地方で栽培が始まった洋ナシは、1800年代後半に日本に伝わりました。その後、山形県でも栽培が始まりましたが、山形県で、今やその名をとどろかせ、全国的にも有名な洋ナシの品種といえば、フランス原産のラ・フランスです。山形県の女王とも呼ばれているラ・フランスは毎年、まだ実が固いうちの10月中旬頃に収穫され、しばらく常温で保存されたあと、11月上旬から中旬にかけてが食べごろとなっています。

ラ・フランスの見た目は、梨のように円形ではなく細長い形をしていますが、とても香りが良く、深い甘みととろけるような食感が評判の洋ナシです。食べ方としては、まず、洋ナシの皮の部分はむかずに、包丁で4等分に切ります。普通の梨と同じように、切った洋ナシの真ん中の部分を切り取り、最後に皮をむいて食べるのが一般的です。常温よりも冷蔵庫で冷やすとさらに美味しくいただけます。

ラ・フランスの後に誕生し、いま人気を博しているのが、山形県独自に開発した新しい品種の「メロウリッチ」です。メロウリッチは、山形県にある農業総合研究センターで、昭和59年に誕生しました。メロウリッチ1個の重さは約280グラムで、果肉がびっしりとつまっており、果汁が多いのが特徴です。また、ラ・フランスと比べ、香りや品質も高く人気があります。収穫は、ラ・フランスより10日程度早く、山形県内だけで限定販売されている洋ナシです。

山形県のおススメ観光スポット

洋ナシの生産量が全国の都道府県で1位の山形県は、食べ物がおいしい県として有名ですが、家族連れで楽しめる観光スポットもたくさんあります。その中の1つが「鶴岡市立加茂水族館」です。山形県の日本海に面した場所にある加茂水族館の特徴は「クラゲ」です。注目は、なんといってもその数。約50種類のクラゲが生息しており、その数は世界第1位。直径5メートルの水槽には、約2000匹のクラゲが来る人の目を引き付けています。また、季節によってはイルミネーションのライトアップが施され、写真家にはたまらない空間です。このほか、アザラシやアシカのプールや、屋上にはご飯が食べられる芝生などもあり、とても和やかな気持ちになる水族館です。

歴史的な建造物を見たいなら、鶴岡市にある羽黒山五重塔です。高さ約30メートルの羽黒山五重塔は、平安時代に建設されたと伝えられ、色が全体的に白く幻想的な雰囲気を醸し出しています。冬に雪が積もった時に見る五重塔は、まさに荘厳です。東北地方で最も古い五重塔としても知られています。また、山形市にある「山形県郷土館」も一見の価値ありです。大正時代に、イギリスの近世復興様式をベースとしたレンガ造りの建物で、映画のロケ地としても有名な建物です。国の重要無形文化財としても指定されています。

観光で楽しまれた後におススメなのが、温泉です。尾花沢市にある銀山温泉に着くと、木造の宿がたくさん並んでいて、その中央に銀山川が流れ、まずその景色が心を癒してくれます。温泉のお湯は、湯花が入り混じった透明のお湯で、皮膚病やリューマチ、神経痛などの効能があります。

洋ナシ生産量が全国1位の山形県

山形県の食べ物と聞いて思い浮かぶものと言えば、全国で7割の生産量「さくらんぼ」を思い浮かべられる方も多いと思いますが、洋ナシも全国で6割のシェアを誇り、全国1位の生産量として有名かつ美味しい食べ物です。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 平成26年、洋ナシの生産量1位の都道府県は?

A.山形県

Q. 世界最大規模の約50種類、2000匹の◯◯が飼育されている山形県の鶴岡市立加茂水族館。◯◯に入るのは?

A.クラゲ

Q. 高さ約30メートルの、山形県鶴岡市にある五重塔は?

A. 羽黒山五重塔