鳥取県境港市の「水木しげるロード」の土産として人気の「妖菓」といえば?

漫画家・水木しげる氏の出身地の鳥取県境港市にある「水木しげるロード」は、鳥取でも人気の観光スポット。通り沿いでは鬼太郎にちなんだ菓子も多く売られており、今回は、その中でも飛びぬけてインパクトがあるお菓子をご紹介しましょう。

食べられる「目玉おやじ」

「妖怪食品研究所」は、水木しげるロードのかたすみで妖怪から食品を作りだす研究をしているという、何やら怪しい研究所。研究所売店で販売されているのは、その名も「妖菓目玉おやじ」という「ゲゲゲの鬼太郎」の人気キャラクター「目玉おやじ」の目玉そっくりの和菓子です。

この怪し過ぎる和菓子、直径は4cmの「原寸大」。蜜づけの栗を練り込んだこしあんをねりきり(白あんにもち米などを混ぜたもの)で包み、赤と黒の瞳部分はようかんで作られています。表面は寒天でコーティングされているので艶やか。黒目には特殊技術で入れられたという白いハイライトまで入っており、そのクオリティの高さに驚くばかりです。

実は職人こだわりの高級和菓子

実はこの妖菓目玉おやじを製造しているのは、茶処菓子処である松江で明治7年(1874年)から続く老舗の「彩雲堂」。厳選された十勝産の小豆など吟味された素材で、ベテランの和菓子職人によって、細部にまでこだわって作られている高級和菓子(上生菓子)なのです。肝心のお味はと言うと、しっとりした生地に上品な甘さで、こしあんと栗がよく合います。お茶会のお菓子として出しても、抹茶との相性も良さそう。静かにお茶をいただくことができるかどうかは、少々疑問がありますが……

入手困難!?観光客にも大人気の和菓子

職人がひとつひとつ手作りしているため数に限りがあり、しかも人気商品なので休日などは行列ができ、売り切れてしまうこともよくあるそうです。予約や取り置きも対応していなので、直接、水木しげるロードに出向かなければ入手できないというレアなお菓子。観光に訪れた際には忘れずにゲットしましょう。1つから購入可能で、5個から箱入りも販売されており、お土産にも喜ばれそうです。「目出たい」お菓子として、お祝い事の贈り物にも好評なのだとか。ただ、何も知らずに不意打ちで箱を開けたら、思わず悲鳴を上げてしまいそうですが……

インスタ映え!?食べる前に楽しんじゃおう! 

妖菓目玉おやじは、食べ歩き用に串に刺してくれるので、食べる前に記念撮影は忘れずに。あちこちにあるブロンズ像と一緒に撮ったり、遠近法を使ってリアルな目玉おやじ姿を撮ったり、楽しい写真が撮れますよ!

他にも楽しいスイーツがいっぱい

水木しげるロードには、お土産にも人気の様々なスイーツが売られています。

「妖菓堂」から販売されているのは、「目玉のばあむ」。目玉おやじのデザインで、バウムクーヘンの中央部分が赤くなっています。バウムクーヘンの生地はしっとりしており、目玉の赤い部分はラズベリーが練り込まれ、程よい酸味を含んだラズベリーの風味。こちらも水木しげるロード限定販売です。

「妖怪饅頭総本店」は壁に黒い柳が描かれた何やら怪しい雰囲気の建物にあります。このお店の看板商品は「妖怪人形焼」。鬼太郎をはじめ、目玉おやじや猫娘、ねずみ男といった、鬼太郎の人気キャラクターがかわいい人形焼になっています。中身はこしあん、カスタード、チョコレートなどが入っています。

「神戸ベーカリー」では鬼太郎パンが販売されており、こちらもねずみ男や砂かけ婆、ぬりかべなど全7種類があります。鬼太郎パンはクリームパン、ねずみ男の顔部分はメロンパンの外側のような感じでこちらも中身はクリーム。ぬりかべパンは、カステラ生地にバニラクリームがサンドされています。再現度としては、ちょっとゆるめ? ですが、どれもおいしく、数量限定ということもあり早々に売り切れてしまうこともあるそうですよ。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 鳥取県境港市の「水木しげるロード」の土産として人気の「妖菓」といえば?

A. 目玉おやじ