もんじゃ焼きの名所として知られる東京都中央区の地名は?

東京の下町のソウルフードとも言えるのが「もんじゃ焼き」です。このもんじゃ焼きの聖地とも言われている地区が東京にあり、特に西仲通り商店街には多数のもんじゃ焼き店が軒を連ねています。もんじゃ焼きとはどういう食べ物かなど、詳しく紹介していきます。

もんじゃ焼きは文字焼きが由来

東京都を代表する粉ものといえば「もんじゃ焼き」です。もんじゃ焼きの歴史は古く、江戸時代には文字焼き屋があったとされています。もんじゃ焼きは、焼くときにタネで文字を書いて遊んだ文字焼きが由来になっているとされています。今や下町のソウルフードとも言われているもんじゃ焼きですが、今のもんじゃ焼きのスタイルになったのは昭和20年代に浅草などにあった駄菓子屋で生まれたという説が濃厚で、後にもんじゃブームが訪れ単に小麦粉を説いてソースなどで味をつけたものから、キャベツや切りイカなどが加わり、今では明太子やチーズなど様々な食材がトッピングとして取り入れられるようになりました。

専門店が出来るようになってからはトッピングだけでなくさらに味を求めるようになりました。水で溶いた小麦粉が主流でしたが、出汁で小麦粉を溶くお店がほとんどになり、グルメもんじゃと呼ばれるような贅沢なもんじゃもメディアによく報じられるようになるなど進化しています。

月島のもんじゃ焼きスタンダードに

もんじゃ焼きの聖地とも呼ばれているのが東京都中央区にある月島で、特に西仲通り商店街はもんじゃストリートとも呼ばれているもんじゃ焼きの名所です。月島には70店舗以上のもんじゃ焼き屋がありますが、1980年代後半に発生したもんじゃブームによりお店が増殖したためです。もんじゃ焼きと言うと浅草をイメージする人も多いですが、浅草のもんじゃ焼きと月島のもんじゃ焼きには大きな違いがあります。

浅草のもんじゃ焼きと月島のもんじゃ焼きの大きな違いとは焼き方です。浅草のもんじゃ焼きは、具材と粉をかき混ぜて最初から一気に焼くスタイルですが、月島のもんじゃ焼きは最初にキャベツなどの具材を鉄板で炒め炒めた具材で円形の土台を作り、円の中に液体を流し込むというスタイルです。もんじゃ焼きと言えばこの月島の焼き方がスタンダードで、浅草にあるもんじゃ焼き屋であっても月島スタイルの焼き方をするお店がほとんどなほど主流になっています。

もんじゃ焼きの食べ方ですが、小さな「はがし」と呼ばれているコテを使用して食べるのが特徴です。もんじゃ焼きはお好み焼きのように固形にはならずドロドロとしたままなので、そのままでは食べにくいです。そこで、このはがしを使って焼き上がった大きなかたまりから自分の方に鉄板上で引き寄せるようにし、鉄板に押し付けてはがしに焼き付けたものを食べます。このような食べ方をするからこそ、ただ単にコテやヘラなどと呼ばずはがしと呼ぶようになったのです。

月島はもんじゃの聖地

月島の西仲通り商店街には数多くのもんじゃ焼き屋があります。もんじゃ焼きのお店と言っても、それぞれ味だけでなく出しているメニューにも特徴があるので店選びをするのも楽しむことが可能です。この西仲通り商店街はもんじゃ焼き店以外ももんじゃに関するものを売っています。もんじゃのTシャツなどもありますし、もんじゃ関連グッズも多数でまさにもんじゃの街になっているのです。観光客も多く訪れることから、顔抜きパネルなどもあるのですが、この顔抜きパネルもキャラクターなどではなくもんじゃ焼きの顔抜きパネルになっています。SNSなどに投稿したり、友人に見せても話題のタネになるということで非常に人気が高いです。

月島にもんじゃ焼きを食べに行こう!

月島はもんじゃ焼きの聖地とも言える場所です。下町ではありますが、銀座なども近いですし昼間は観光して夜はもんじゃというような楽しみ方も出来ます。もんじゃ焼きは家でも作ることが出来ますが、家庭では出来ないもんじゃ焼きが月島にはあります。

ザ・ご当地検定の問題

Q. もんじゃ焼きの名所として知られる東京都中央区の地名は?

A.月島

Q. 東京都月島の西仲通り商店街といえば、どんな飲食店で有名な場所?

A.もんじゃ焼き

Q. もんじゃ焼きを食べる時に使う、小さなヘラのことを何という?

A.はがし