東池袋の『大勝軒』が発祥の店とされる、麺をつゆに付けて食べるラーメンとは?

日本全国ラーメンの種類はその地域によって様々です。麺をつゆに付けて食べるラーメンは東京都の大勝軒が発祥で、人気を博したのは東池袋の大勝軒でした。どのようにして生まれ、広まっていったのでしょうか。

つけめんの概要とその誕生

つけめんはラーメンの一種です。基本的にラーメンはスープの中に麺が浮かんでいるものですが、つけめんは麺とスープが別々に提供され麺をスープにつけて食べるのです。具体的につけめんとラーメンの違いを見ていきます。まず、スープに関してです。ラーメンの場合は熱いスープが基本ですがつけめんの場合は冷たいスープか熱いスープかを選ぶことができます。また、ラーメンは味の濃さが店によって一定ですがつけめんの場合はスープ割で濃さを調整することができます。

続いて、麺に関してです。ラーメンの場合はあらかじめ麺がスープに浸っているので伸びやすいのですが、つけめんの場合は上述の通り、麺とスープが分けられていますので伸びる心配がありません。このような特徴のあるつけめんはどのようにして誕生したのでしょうか。つけめんの生みの親である山岸一雄氏が東京都で中野大勝軒を経営していたころに「特製もりそば」を販売したのが発祥です。休憩中のまかないとして、湯飲み茶碗にスープと醤油を入れその日に余った麺をつけて食べていたものがきっかけだと言われています。山岸氏が1961年に東池袋大勝軒として独立し特製もりそばとしてつけめんを販売すると、全国的に爆発的な広がりを見せるようになったのです。

大勝軒から生まれたつけめんの流れ

上述の通りつけめんは1961年に東京で誕生しましたがつけめんという名ではなく、特製もりそばという名でした。つけめんという名が一般的に認知されるようになったのは1973年頃で、東京のラーメン店が名付けたとされています。そしてこの店が全国的に店舗を拡大したことをきっかけとしてつけめんブームに火が付いたのです。その後、インスタントのつけめんが食品会社から発売されるなど比較的手軽につけめんを食べられるようになりました。つけめん専門店だけでなく、一般的なラーメン店でもつけめんを扱うようになりメニューとして定着するようになったのが2000年前後だとされています。そしてこの時期に、大勝軒ののれん分けが行われるようになったのです。

このようにして広まっていったつけめんですが魚粉を加えたり極太麺を使用するなどのアレンジが行われるようになりました。そして厳しいつけめん戦争に勝ち抜くために店舗独自のつけめんの研究開発が求められているのです。

東京の観光スポット

東京には様々な観光スポットがあります。まず、上野動物園が挙げられます。ここではパンダを間近で見ることができるため平日休日問わず常に混雑しています。グッズショップの品揃えも豊富で特にパンダのグッズは大人気です。パンダ以外にも人気の動物を見ることができますので外国からも多くの観光客が訪れます。次に、浅草寺が挙げられます。ここは東京で最も古い寺院であり奈良時代以前から人々が集っていたと言われています。参道には多くの店が立ち並び食べ歩きを楽しみながら観光やお参りをすることができますので、外国人にも人気の観光スポットです。

また、東京タワーも人気の観光スポットです。夜になるとライトアップされることからその幻想的な風景を見に多くの人で賑わいますが、日中でも展望台に昇り東京一帯の景色を眺めることができます。展望台までエレベーターで行くことができますが、階段でも行けますので思い出作りとして階段を利用するのも良いです。

東京都発祥のつけめんは中野大勝軒から生まれ、東池袋大勝軒から広まった

このように広く愛されるようになったつけめんは東京都の中野大勝軒が発祥で、東池袋大勝軒から広まっていきました。つけめんという、ラーメンの概念を覆した食べ物を発明した大勝軒は日本の食の歴史に大きな功績を残したと言えます。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 東池袋の『大勝軒』が発祥の店とされる、麺をつゆに付けて食べるラーメンといえば?

A.つけめん

Q. 東京で最も古いといわれている寺院は?

A.浅草寺