東京の『山手ラーメン本郷安庵』の名物「みどりラーメン」に入っているのは?

東京都文京区にある山手ラーメン本郷安庵は、みどりラーメンがあることで有名なお店です。入っているものを聞くと顔をしかめる人も多いでしょうが、体に良くて美味しいと人気です。ここでは、みどりラーメンの特徴、効能などについて紹介します。

みどりラーメンの特徴とは

東京都文京区には、ミドリムシ入りのみどりラーメンというユニークなメニューを食べられるお店があります。それは、山手ラーメン本郷安庵という名前のラーメン店です。最寄りの東京メトロ丸ノ内線本郷三丁目駅から徒歩4分という立地で、東京大学の目の前にあります。ミドリムシ入りのラーメンという珍しさから、食事時になると学生を中心にたくさんのお客さんで賑わっています。みどりラーメンはミドリムシの粉末が入っているために、スープの色が鮮やかな緑色なのが特徴的です。ちなみに、ラーメンのスープにはミドリムシがおよそ6億個も入っているということです。スープはハーブとオリーブオイルで香り豊かに味付けされていて美味しく、全くミドリムシの存在を感じることがありません。さらに、一般的なラーメンよりも麺が細いため、少しパスタの雰囲気が漂うラーメンとなっています。麺の上にはキャベツ、パプリカ、わかめなどの野菜がたっぷりとのっているので、色鮮やかで食欲がそそられる見た目です。

そもそもミドリムシラーメンが作られるようになったきっかけは、東大発のベンチャー企業のユーグレナ社とのコラボレーションによります。ユーグレナ社は、世界で初めて食用のミドリムシを屋外で大量培養することに成功した企業のことです。もともと山手ラーメン本郷安庵当店では赤い色のラーメンをたくさん提供していて、次は青か緑にしようと商品開発を進めていました。そんな時に「ミドリムシとコラボしたラーメンを作らないか」とユーグレナ社から声を掛けられて、みどりラーメンが誕生したというわけです。

ミドリムシの効能について

みどりラーメンに含まれているミドリムシには、ビタミンやミネラルやアミノ酸など59種類もの栄養素が含まれています。人間が生活していく上で必要な栄養素の大半を含んでいて、非常に体に良いことでも知られています。ミドリムシは、β-グルカンの一種であるパラミロンという成分を有しているのが最大の特徴です。パラミロンは食物繊維のように消化されにくく、表面に細かい穴が空いていることから吸脂性にとても優れています。したがって、食事で摂取したコレステロールなどの脂肪成分を取り込み、体外に排除することが可能です。脳梗塞や心筋梗塞などの重大な病気の発症を予防する効果が期待できます。

その他にも、パラミロンには女性に多い便秘などの解消効果もあります。その理由は、腸の動きを活性化したり、腸内のコレステロールや毒素を吸収して体外に排出したりする作用があるからです。便通が良くなることで、痩せやすくなったり、お肌がきれいになったりなど美容面でも優れた効能を得ることができます。さらに、ミドリムシにはかゆみや炎症を伴うアトピー性皮膚炎を予防する効能もあります。ミドリムシに含まれるパラミロンは、腸内をきれいにして全身の免疫力を高める機能もあるからです。そもそも腸内には70%の免疫細胞が生息しているので、腸内環境が良くなれば体が丈夫になるというわけです。このようにミドリムシには、人間の体にとって有益な効能を持ち合わせています。健康に強い関心を持っているならば、みどりラーメンを食べてみて損をすることはないでしょう。

ミドリムシのラーメンを食べよう

東京都文京区の山手ラーメン本郷安庵では、ミドリムシ入りのユニークなラーメンを堪能できます。ミドリムシは便秘解消やダイエット効果などがあり、体に良い成分です。味も美味しいので、話のネタに一度訪れてみると良いでしょう。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 東京の『山手ラーメン本郷安庵』の名物「みどりラーメン」に入っているのは?

A.ミドリムシ