「ナボナ」「銀杏物語」で有名!東京都目黒区にある和菓子店とは?

東京都を代表する銘菓と聞くと、ナボナを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。ナボナを製造販売するのは、目黒区自由が丘にある老舗和菓子店です。その歴史ある和菓子店と、ナボナの魅力に迫ります。

亀屋万年堂の歩み

ナボナを製造販売する和菓子店「亀屋万年堂」は、昭和十三年に東京都目黒区自由が丘で創業しました。当初は、浅草橋の和菓子屋で修業を積んだ創業者とその妻、数人の職人が働く小さな和菓子店でしたが、今では東京や神奈川に約五十店を構えるまでに成長しました。亀屋万年堂の辿ってきた歴史は、決して順風満帆とは言えないものです。太平洋戦争の影響による営業中断といった試練を乗り越えながら、人々に愛される質の高い菓子作りを続けてきた結果、販売エリアの拡大や生産工場の設立が実現したのです。

ナボナ誕生秘話

亀屋万年堂が生み出した銘菓、ナボナの歴史を辿ってみましょう。ナボナが誕生したのは、昭和三十八年のことです。創業者がヨーロッパを旅行した際、イタリアで食べたお菓子のふんわりとした柔らかさに感銘を受け、和菓子と洋菓子を融合したお菓子を作ろうとして生み出されたのが、ナボナでした。ふわふわとした優しい食感のナボナは、瞬く間に注目を集めました。そして、プロ野球読売巨人軍の王貞治氏を起用したテレビCMを流したことで、ナボナは、東京都近郊のみならず、全国区の知名度と人気を誇るお菓子へと成長を遂げます。テレビCMに使われた「ナボナはお菓子のホームラン王です」という印象的なキャッチフレーズは、時代が変わってもなお、ナボナを象徴するキャッチフレーズとして親しまれています。

ナボナは、柔らかな食感のソフトカステラにメレンゲを混ぜ込んだ柔らかなクリームを挟んだお菓子です。クリームの種類は複数あり、通年販売のチーズクリーム、パイナップルクリームのほか、季節限定のクリームを挟んだ商品もあります。通常のナボナよりも日持ちがして手土産にも最適なナボナロングライフも注目を集めています。ロングライフタイプは、バニラ、ミックスベリー、チョコレートの三種類です。チョコレートはクリームだけでなく、カステラ生地もチョコレート味に仕上げてあります。

「亀屋万年堂」のお菓子を購入できる場所はどこ?

ナボナは、東京都や神奈川県にある亀屋万年堂の直販店舗で販売しています。直販店舗では、ナボナ以外のお菓子も豊富に取り扱っており、季節の生菓子なども購入できます。また、東京二十三区内にあるイトーヨーカドーやライフといった大手のスーパーマーケットの一部でも、ナボナをはじめとする亀屋万年堂の人気商品を取り扱っています。実店舗が近くにない人は、オンラインショップで購入すると良いでしょう。オンラインショップを利用すれば、ナボナを中心とする様々な商品を取り寄せることができます。商品を購入するのと併せて、無料でギフトラッピングを依頼できる点も便利です。慶弔用の熨斗紙や包装紙のほか、亀屋万年堂オリジナルの熨斗紙、メッセージカードなども用意されています。

亀屋万年堂のお菓子は、普段のおやつに食べたい時には、ばら売りで必要な個数分だけ購入できますし、贈答用を希望する場合は、化粧箱に詰め合わせて包装してもらうことができ、用途に応じて買い求めることができます。パッケージの種類にもバラエティがあり、人気キャラクターをあしらったパッケージに入った商品は、子供用のプレゼントにも向いています。伝統的な風情ある和菓子から、ナボナをはじめとする和洋折衷のお菓子まで、多様な魅力を持つ亀屋万年堂のお菓子をあなたも味わってみませんか。

歴史ある和菓子店「亀屋万年堂」の銘菓ナボナ

和菓子に洋菓子の要素をプラスしたナボナは、人々に愛されるお菓子作りを手掛けた亀屋万年堂の創業者が生み出したお菓子です。歴史ある和菓子店が作る東京都を代表する銘菓を、お茶菓子に選んでみてはいかがでしょうか。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 「銀杏物語」「ナボナ」などのお菓子で有名な東京都目黒区にある和菓子店は?

A. 亀屋万年堂