「夜の梅」「おもかげ」などの高級羊羹で知られる、東京都港区に本社を置く和菓子屋とは?

東京都で高級羊羹を販売している和菓子店を紹介します。「夜の梅」「おもかげ」などの商品で知られる和菓子店です。お店の歴史と共にご紹介します。

歴史と歩んだ和菓子

東京都のとらやといえば、高級羊羹を販売する和菓子店として、多くの人に愛されています。そして、とらやはまさに歴史と共に歩んだ老舗和菓子店なのです。500年以上も昔、鎌倉時代後期の頃に京都で誕生したのが始まりです。後陽成天皇在位中より、とらやは御所御用達の店として重宝されてきました。その後、東京遷都の時に天皇と共に東京へと進出したのです。とらやの美味しさは、500年という時の中の伝統と技術を受け継いで来ている証なのです。

とらやの和菓子は、文献の中にも度々その名が記されています。江戸時代に、徳川家光の茶道指南役を務めた遠州流という流派がありました。その遠州流の1人である遠藤元閑は、「茶湯評林」の中でとらやの名前に触れています。いかにとらやが茶人達の舌を満たしていたのかが分かります。また、江戸時代の御用記録である「院御所様行幸之御菓子通」には、とらやがどのような菓子を納めていたのかが記載されています。饅頭や羊羹はもちろんの事、カステラやカルメラなど、まだ当時は珍しかった南蛮菓子の名前もあります。ポルトガルから伝わってきたばかりの南蛮菓子を、とらやは既に取り入れていたのです。まさにとらやは歴史と共に歩んできた和菓子店なのです。

とらやの羊羹

東京都で有名な和菓子店といえばとらやですよね。そして、とらやといえば高級羊羹をイメージする人も多いと思います。長い歴史の中で、なぜとらやの羊羹は、これほどまでに高級で美味しい羊羹なのでしょうか。とらやは、1978年に御殿場に工場を造りました。美味しい羊羹を作る為に出来たこの工場で、羊羹は3日に渡り作られました。1日目は美味しい羊羹には欠かせない小豆を煮る作業です。北海道産の小豆を煮て、羊羹専用のあんを作ります。そして、2日目には完成したあんを練り上げます。この時に、寒天と白双糖を加えてその固さや粘りを調節します。そして、3日目にかけて固めるのです。同じ材料でも、天候などでは仕上がりが違います。とらやの羊羹が美味しいのは、厳選された材料と熟練の技術から誕生したのです。

とらやが厳選した材料には、こだわりが詰まっています。小豆は北海道産のえりも小豆が使われ、寒天は長野県や岐阜県で作られる天然の糸寒天のみが使われています。また、とらやではあんを作る時に塩を入れてはいません。これは、小豆本来の味を引き出す為です。とらやの羊羹が後味があっさりとした、上品な味わいなのは、とらやが厳選された材料を使い手間暇かけて作っているからなのです。

新しい歴史と共に

歴史ある和菓子店として高級羊羹を販売しているとらやの本店は、東京都赤坂にあります。赤坂は東京都港区に位置し、銀座と並ぶ高級繁華街として栄え、高級料亭や懐石料理の店が建ち並びます。歴史ある建物と、近代的な建物が並ぶ、歴史と現代が交差するような風景が広がっています。また、日枝神社や赤坂氷川神社、豊川稲荷赤坂別院と神社や寺院が建ち並んでいます。訪れた時には、その歴史ある建物を見て歩くのも良いのではないでしょうか。歴史や伝統を守りながら、日々進化して行く様子を見つめながら、かつての人々の思いに触れる事で、新しい時代へと進む事が出来るのではないでしょうか。

東京都で歴史歩く高級羊羹を販売する和菓子店といえば、とらやです

高級羊羹を販売する和菓子店はたくさんあるかもしれません。ですが、長い歴史を持つ和菓子店というと、その数は限られています。とらやは、長い歴史の中で、常に人々に美味しさを提供してきました。そして、これからも愛され続けていく和菓子店なのです。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 「夜の梅」「おもかげ」などの高級羊羹で知られる、東京都港区に本社を置く和菓子屋は?

A.とらや