伊豆諸島や八丈島の名産品として知られるセリ科の野菜とは?

東京都、伊豆諸島にある八丈島では、アシタバが地元の農家で栽培されています。アシタバは野菜の一つで、栄養が豊富に含まれており、さまざまな料理や加工品に使えることから人気を呼んでいます。八丈島の名産品、アシタバについてご紹介します。

アシタバってどんな野菜?

アシタバは日本原産の多年草で、青々とした葉が特徴の野菜です。湿度と気温が高い場所で栽培することができるので、京都伊豆諸島の各地では伝統的に生産されてきました。特に一年を通して収穫される八丈島は、アシタバが注目されるようになってから、アシタバの生産、販売に力を入れています。別名、八丈草とも呼ばれています。
アシタバはその栄養成分で一躍、知名度を上げました。アシタバの葉はミネラルやビタミン、さらに食物繊維を豊富に含んでいることから、海にかこまれた伊豆諸島では貴重な栄養源でした。その栄養成分が注目されて、全国で人気を集めるようになった現在は、県外にも多く産出しています。

アシタバは、主に茎と葉の部分を食用にします。甘味があって美味しい野菜ですが、やや苦みがあるために苦手とされる方もいます。そうした人たちにも、アシタバの栄養を気軽にとってもらうために、アシタバをサプリメントにしたものが人気を集めています。

アシタバの食べ方

現在、伊豆諸島をはじめ八丈島では、アシタバを名産品としてアピールするために、さまざまなメニューを開発しています。フジテレビの人気番組、「めざましテレビ」では、東京都の島グルメとしてアシタバカレーが紹介されました。アシタバカレーはスパイスと和えることで、苦みが苦手な人でも美味しく食べることができます。アシタバカレーは、八丈島のレストランなどで提供されています。

さらに、八丈島ではアシタバうどんが人気を集めています。東京都から一時間で行ける八丈島は、観光客が多く訪れます。栄養豊富なアシタバは、観光客からの注目を集めています。そんななか、うどんの生地にアシタバを練りこみ、独特の強いコシを出したアシタバうどんは、暑い八丈島でもサッパリ食べられるグルメとして、ネットなどで情報が広がりました。

一方で、地元では、アシタバは油で揚げてテンプラにしたり、そのままおひたしにして食べられています。独特の苦みが好きという人も多く、今では全国のスーパーなどでアシタバを手に入れることができます。

アシタバを食べてみよう

アシタバをお土産にしてもらおうと、伊豆諸島では多彩な加工品が販売されています。八丈島では、アシタバの栄養を壊さずに、ふんわりと粉状にする方法がとられており、アシタバ茶やアシタバふりかけなどに利用されています。
特にアシタバ茶は、ミネラルやビタミンなどアシタバの栄養成分を気軽に摂取できる反面、カフェインが入っていないことから、栄養茶として安定した支持を得ています。カフェインが苦手な人や、妊婦さんにおすすめのお茶です。アシタバふりかけは独特の苦みが少なく、子どもも抵抗なく食べられることから、お弁当に使われています。

ユニークなところでは、アシタバを練りこんだ乾燥パスタやうどんなどが生産、販売されているところでしょう。特に綺麗な緑色をしたパスタは、ソースをかけると苦みがまったく気にならないので、お子さんや高齢者がいる家庭で重宝されています。
さらに、アシタバを使ったスイーツもお土産として販売されています。アシタバが入った飴、お饅頭、ケーキなどが、八丈島の土産屋や物産展、さらに健康食品を扱うショップなどでも販売されています。

東京都伊豆諸島、八丈島の名産品アシタバを食べよう

伊豆諸島や八丈島では伝統的に食べられいたアシタバですが、東京都をはじめ本州でも名産品として広まり、手軽に手に入れられるようになりました。アシタバを調理して食べるのはもちろん、さまざまな加工品にもぜひ注目してください。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 伊豆諸島や八丈島の名産品として知られるセリ科の野菜は?

A.アシタバ