著名なバーテンダーを多く輩出し、「カクテルの町」として知られる栃木県の県庁所在地は?

栃木県の県庁所在地はカクテルの町とも言われているんです。なぜカクテルの町なのでしょうか。今回はカクテルの町のオシャレな魅力をご紹介したいと思います。

どうしてカクテルの町なの?

宇都宮は市が公式サイトで「カクテルのまち」とうたうほど、カクテルに力を注いでいます。カクテルの技能を競う全国大会において、優勝者を数多く輩出してきた、という実績からも名実共にカクテルの町と認められます。それではなぜ、宇都宮には優秀なバーテンダーが多いのでしょうか?それは遡ること1970年代、ある老舗のバーテンダーが『バーテンダーの使命・役割・ステータス・アイデンティティを確立する』べく、技術の向上とバーテンダーの育成に力を入れた結果、市内のバーテンダーの技術が全体的に上がったことによるものだそう。そこで1999年、市内のショットバー38店舗により「宇都宮カクテル倶楽部」という団体が発足。各種イベント等によりPR活動を行い、カクテルの町宇都宮、のイメージを作り上げたのです。

なんと宇都宮ブランドのカクテルがある!

カクテルの町宇都宮には宇都宮ブランドとも言えるオリジナルのカクテルがあります。まず「宇都宮オリジナルカクテル」と呼ばれるものが3種。これはそれぞれ宇都宮をイメージしたカクテルです。マロニエリーフ(とちの葉)はジン・青りんご・メロンリキュールベースの、きれいな緑色のカクテルです。フルーティーな香りが特徴のこのカクテルは、県の木でもあるとちの木をイメージしています。かまがわプロムナード(釜川)はウォッカとオレンジリキュールベース、白~青のグラデーションが爽やかなカクテルです。さっぱりとした口当たりのこのカクテルは、町の中央を流れる釜川の清らかなイメージで作られています。ビッグツリー(大いちょう)はブランデー・あんずリキュールベースで、鮮やかなオレンジ色のカクテルです。爽やかな飲み口のこのカクテルは、市役所前の樹齢400年以上の大いちょうをイメージして作られています。

それから「とちおとめカクテル」。これは新鮮な栃木県産の苺「とちおとめ」を使い、毎年2月中旬から5月中旬の期間限定で味わえるカクテルです。毎年新しいカクテルが考案され、ここ数年はアルコール入りとノンアルコールの2種が提供されています。フレッシュなとちおとめの味を存分に楽しめる甘酸っぱいカクテルは、毎年味わいたくなる美味しさです。

そして「プロスポーツチームオリジナルカクテル」というものもあります。サッカーチーム「栃木SC」、バスケットボールチーム「リンク栃木ブレックス」、アイスホッケークラブ「H.C.栃木日光アイスバックス」、サイクルロードレースチーム「宇都宮ブリッツェン」をそれぞれイメージして作られたカクテルです。

さらに、宇都宮カクテル倶楽部が監修した瓶詰のカクテルも14種類販売されています。とちおとめの他、市内のりんご園のりんごなど地元農産物を使用して作ったカクテルです。これだけたくさんの種類の宇都宮ブランドのカクテルが楽しめる宇都宮。毎晩でも飲み歩きたくなってしまいますね!

カクテルカーニバルとカクテルナイト

宇都宮では毎年2回、カクテルのイベントが行われています。どちらも宇都宮カクテル倶楽部加盟店のバーテンダーが大集合、各店舗自慢のカクテルが提供されます。カクテルだけでなく軽食も出店しており、ドリンク・フード共に600円で味わえます。ノンアルコールカクテルも用意されているので、大人だけでなく子供も一緒に楽しめそうですね。

毎年5月には、「宇都宮カクテルカーニバル」が開催されます。例年12:00~18:00の明るい時間帯に開催されています。また毎年9月には、「宇都宮カクテルナイト」が開催されます。こちらは例年15:00~20:30の夜のイベントです。ここ数年は5月はとちおとめのカクテルが楽しめ、9月はハロウィンイベントとして楽しめるようなイベントとなっています。せっかくですからどちらにも参加して、季節ごとの味を堪能したいですね。

カクテルの町で大人な夜の過ごし方を

一流のバーテンダーが集まる本格的なカクテルの町、宇都宮。ショットバーでシェイカーの音を聞きながらカクテルをたしなむ夜、おしゃれな大人の過ごし方ですね。宇都宮を訪れた際は、ぜひ何軒もはしごして、それぞれの味を堪能してみてはいかがでしょうか。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 著名なバーテンダーを多く輩出し、「カクテルの町」として知られる栃木県の県庁所在地は?

A.宇都宮