平成23年、生乳の生産量1位は北海道。では、2位の都道府県は?

北海道は広大な大地を持ち牧場も多いため、日本一の生乳生産量を誇るのも納得です。では、2位の都道府県はどこかご存じでしょうか。なぜその県が北海道に次いで2番目に生乳の生産量が多いのでしょうか。

北海道に次いで生乳の生産が多い理由

そもそも都道府県別の乳牛飼育頭数を見てみると、北海道が圧倒的な1位を誇り、次いで栃木県、岩手県、熊本県、群馬県となります。これは平成26年のデータなのですが、このようにしてみると比較的北関東以北で盛んに飼育されていることが分かります。それというのも、牛は暑い場所が苦手で夏になり気温が上がってくると体調を崩してしまうことが多いのです。そのため、牛は涼しい環境を好むのです。栃木県は年間の平均気温が12℃から14℃と過ごしやすい環境に恵まれているのですが、より冷涼な北海道は別としてなぜ他の県に比べ生乳が多く生産されているのでしょうか。

それは、那須高原と塩原高原という本州でも中々見られない良質な酪農地域に恵まれているからなのです。この地域では、かつて馬の生産・飼育が行われていたのですが水利が悪いことや涼しい気候であるため穀物の生産に不向きでした。これでは生活ができないと頭を悩ませたこの土地の人々は酪農を始めるようになったのです。立地的にも大きな市場となる東京に比較的近いため、生乳の生産に力を入れるようになり全国2位の生産量を誇るまでになりました。

生乳を使ったグルメ

栃木県ではこのように多く生産される生乳を使ったグルメを楽しむことができます。やはり、何と言ってもチーズです。豊かな自然と豊かに育った牛がもたらしてくれた生乳から生みだされるチーズは新鮮でとても美味しいです。那須にはチーズが味わえるお店が多く立ち並び、各店舗がチーズを使ったグルメを考案しています。まず、チーズのたまり漬けです。たまり漬けというと、キュウリやラッキョウなどを使用することが多いですがこれはチーズをたまり醤油に漬けて作ります。味に不安を覚える人もいるかもしれませんが、食べやすくて美味しいと評判です。

次に、ラクレットチーズです。これは栃木県以外でも食べることができますが、基本的にはパンやじゃがいもにチーズを付けて食べる栃木県ではソーセージや温野菜に付けて食べることがあります。チーズが濃厚なため他の食材に負けておらず美味しいです。チーズの他に、新鮮なミルクも人気です。ミルクジャムやミルクケーキ、いちごとミルクを掛け合わせたスイーツなどがあります。

栃木県のグルメ

チーズ以外の栃木県のグルメとして、まずは餃子です。特に宇都宮市では街全体で餃子を応援しており、市内では目と鼻の先に餃子のお店が並んでいることがあります。中にはおよそ30店舗に及ぶ支店を構えているお店もあるのです。それぞれ味に特徴がありますので、お気に入りのお店を探してみるのも良いかもしれません。次に、佐野ラーメンです。ご当地ラーメンとして知られていて、佐野市のゆるキャラも佐野ラーメンをアピールしています。佐野ラーメンの特徴は、孟宗竹を膝に挟んで小麦粉を打つ「青竹打ち」です。このパフォーマンスを見るのも楽しいですがやはり、舌で味わうのが一番です。醤油ダレですがスープが透き通っておりとてもあっさりしています。

最後に、フグが挙げられます。栃木県に海はありませんが、県央に位置する那珂川町で温泉水の利用によるトラフグの繁殖を行っているのです。味も、天然のトラフグと変わらないほど美味しいと評判です。

北海道に次いで生乳の生産量国内第2位の栃木県では様々なグルメを楽しめる

栃木県では、冷涼な気候と良質な高原に恵まれていることから生乳の生産量が北海道に次いで国内第2位を誇ります。チーズやミルクなど、生乳を使った多くのグルメを楽しめるだけでなく、ラーメンや餃子など多くのグルメも存分に楽しめるのです。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 平成23年、生乳の生産量1位は北海道ですが、2位は?

A.栃木県