栃木県那珂川町でトラフグを養殖するのに使われているのは?

高級魚として知られるトラフグですが、栃木県には有名なトラフグのブランドがあるのを知っているでしょうか。一風変わった水で養殖されている、珍しいトラフグです。

栃木県那珂川町の温泉水で育てられたトラフグ

温泉トラフグは、栃木県那珂川町で町の活性化のために養殖されるようになりました。那珂川町には塩分を含むナトリウム塩化物泉とアルカリ性単純泉の2種類の源泉があります。栃木県は海のない県ですが、ナトリウム塩化物泉が海水に近い塩分濃度であることが分かり、この温泉水を使うことで海産魚類の養殖ができるのではないかと考えたのです。那珂川町の小川地区から湧き出る温泉は、飲水水準と養殖基準を下回っているため、安全性もしっかり証明されています。安全性の高い温泉水で養殖されたトラフグは、安全性が高く味も良好。全国に評判が広がり那珂川町の特産品として知られるようになりました。

温泉トラフグは、低コストで持続的に供給できるような仕組みで養殖されています。元々スイミングスクールのプールだった場所を養殖イケスとして利用したり、小学校の廃校教室を活用したりすることで、コストをかけずに養殖することに成功しました。その結果、地元だけでなく色々な場所で気軽に温泉トラフグを食べられるようになったのです。

温泉トラフグが食べられる場所は?

珂川町小砂にある美球の湯は、大自然の中にたたずむ人気のホテルです。地下1200mから湧き出る天然ラドンを含んだ温泉は、健康の湯、美肌の湯として地元の人達にも親しまれています。温泉トラフグが食べられるホテルで、てっさや唐揚げなど様々なメニューで提供されています。那須連山や日光連山を一望できる展望露天風呂などもあるので、美味しい温泉トラフグの料理を食べてゆっくり温泉につかってみてはいかがでしょうか。

温泉トラフグを気軽に食べられるアンテナショップ、里の香も人気です。美味しいお酒と地元の旬の食材、温泉トラフグの料理が食べられます。温泉トラフグを生産している方のお店なので、リーズナブルな価格なのも嬉しいポイントです。てっさちり鍋コースはこの店自慢のメニューで、新鮮な温泉トラフグを様々な形で味わえます。宴会コースもあるので、家族や友達と訪れてみるのもよいでしょう。

人気の観光スポットを紹介!

那珂川町にある馬頭広重美術館は、世界的に有名な建築家が設計した美術館です。川村清雄や歌川広重など、有名芸術家の展示物を見ることができます。建物自体もデザイン性が高く、周りを散策するだけでも十分楽しめるスポットです。館内で行われるワークショップも人気があります。先生に学びながら、自分の手で芸術品を作ることができる体験会に参加してみるのもよいでしょう。

栃木県内にある唯一の水族館、なかがわ水遊園も人気スポットです。300種類2万匹の淡水魚を見ることができ、中には那珂川町に住む魚達の生活を完全に再現したコーナーもあります。トンネル状になっているコーナーでは、大きな魚達がのびのびと泳ぐ姿を間近で観察できます。魚と直接触れ合えるコーナーが子ども達に人気です。

ゆっくり落ち着けるスポットを探している人におすすめなのが乾徳寺です。鳥山駅からバスに乗って40分ほどでアクセスできる、400年以上の歴史を誇るお寺です。県の文化財にも登録されているお寺で、敷地内にある樹齢200年以上の白藤が見どころです。自然豊かな場所にあるお寺で、春には水芭蕉や梅、秋には紅葉と、四季折々の美しい景色が楽しめます。

那珂川町で美味しい温泉トラフグを堪能してみては?

栃木県那珂川町に湧き出る温泉で養殖された温泉トラフグ。出荷量が決まっている貴重なフグで、他ではなかなか味わうことができません。那珂川町には温泉トラフグを提供している温泉宿やアンテナショップがあるので、ぜひ現地に訪れて味わってみてください。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 栃木県那珂川町でトラフグを養殖するのに使われているのは?

A.温泉水

Q. 川村清雄などの作品が展示されている、栃木県那須郡那珂川町の美術館は?

A. 馬頭広重美術館