栃木県佐野市のゆるキャラ「さのまる」が腰に差している佐野名物の食べ物とは?

栃木県佐野市には、地元で人気のご当地グルメがあります。もともと佐野市はジャガイモの生産地であったことから、このグルメが開発されたのです。そのご当地グルメの歴史、食べ方などについて詳しく説明していきます。

外はカリッと中はほくほく

栃木県の佐野市には、「いもフライ」という大人気のご当地グルメがあります。これは、蒸したジャガイモを串刺しにして揚げた後に特製ソースをかけたグルメのことです。コロッケと少し似ていますが、イモをつぶすことはありません。一口サイズに切ったものを串に刺しているので、外はカリッと中はほくほくのジャガイモの旨みを堪能できるのが特徴です。揚げたてが美味しいと評判で、小腹がすいた時のおやつとして食べられることが多いです。

「いもフライ」の味付けは、たっぷりとかけられたソースだけです。使用されるソースはミツハフルーツソース、マドロスソースの2種類に分かれています。まずミツハフルーツソースは適度な酸味があり、さっぱりとした味わいです。それに対して、マドロスソースはタマネギがベースのまろやかな味わいで、少々甘みを感じられます。お店によってソースはもちろん、使用するイモの大きさなども異なるために、それぞれのお店によって味が違うのが特徴的です。

いもフライの歴史

栃木県佐野市は、じゃがいもが多く栽培されている地域として有名です。ジャガイモはお米よりも安く購入できる上に腹持ちが良かったことから、人気の素材でした。何か美味しいものができないかと考えられた結果、いもフライが開発されたと言われています。「いもフライ」が開発された当時、佐野市は絹織物工場が盛んでした。そのため、行商人が「いもフライ」をリヤカーを引いて工場で売り捌いていたことを契機に、佐野市を中心に爆発的に人気が高まっていったと言われています。現在では、地元のスーパーをはじめ八百屋、お祭りの露店などで当たり前のように販売されています。栃木県の佐野市に住んでいる人にとって、子どもの頃からのなじみの味といえるでしょう。全国的にも有名な佐野市のご当地ゆるキャラクターである「さのまる君」も「いもフライ」の剣を持っていますよ。地元のB級グルメとして、たくさんの人々に愛されているグルメです。

佐野市にある人気の名所

栃木県佐野市は、栃木県の南西部に位置している市です。ご当地グルメとして「いもフライ」が有名な佐野市には、「赤見温泉フィッシングフラワーパーク」という観光名所があります。こちらは、日本名水百選として知られている「出流原弁天池」から引いた湧水を利用した釣り池がある場所です。水がきれいで澄み切っている釣り池には、たくさんのニジマスが泳いでいます。施設内にある釣竿を使って自由に釣りを楽しむことができるのです。自分たちで釣ったニジマスはその場で炭火焼きにして食べることができ、子供から年配の方まで楽しい時間を過ごすことが可能です。釣り池には屋根がついているので、雨の日でも釣りができるのが魅力といえます。

「赤見温泉フィッシングフラワーパーク」の敷地内には、釣り池以外にも美しいい日本庭園があります。大小の灯篭や観音様や緑を巧みに配置した日本庭園があり、四季折々に咲き乱れる花々を観賞できます。お茶やスイーツを味わいながら、静かな時間を過ごすことができますよ。その他にも、池の中で泳いでいる鯉に餌をやることもできます。たくさんの鯉が生息していて、餌を与えると勢いよく食いつく姿を見ることができます。

いもフライを味わおう

いもフライは、栃木県佐野市を中心に人気を集めているご当地グルメです。揚げたてのホクホクの状態で食べるのが、最高に美味しい食べ方です。そのため、いもフライを食べてみたい方は佐野市に観光に出かけてみたらどうでしょうか。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 栃木県佐野市のゆるキャラ「さのまる」が腰に差している佐野名物の食べ物は?

A.いもフライ