静岡県土産の定番である、ひよこがトレードマークの蒸しケーキとは?

ひよこがトレードマークの静岡土産を知っていますか?静岡県のお土産としては、うなぎパイや安倍川餅が有名ですが、このお菓子もその仲間入りを果たしつつある美味しいケーキです。美味しさと人気の背景について紹介しましょう。

静岡のお土産の定番商品として定着

「こっこ」とは、静岡県のお土産として定番商品となっているミルククリーム入りの蒸しケーキのことです。県外からの観光客だけでなく、市民のおやつとして地元でも親しまれてきました。こっこはひよこをモチーフとしているので、こっこのパッケージには可愛いひよこの絵が描かれています。ミホミという静岡市内の会社が、1984年からこっこの製造を開始しました。こっこはお手玉ほどの一口サイズで、ミホミが「ふんわり・しっとり」を売り物にしているスポンジケーキの中に甘さを控えた濃厚なクリームが入っています。

2個入りから16個入りの箱詰めまで商品を揃えているので、必要な個数に応じて選ぶことができて便利です。甘ったるさやしつこさが無くさっぱりとした味わいで、お茶のお供として大人も何個でも食べられる逸品と言えるでしょう。材料は大谷峯から静岡市内を流れる安倍川の清涼な伏流水と生まれて3日以内の卵のみ使用し、昔ながらの蒸し器で蒸し上げています。味の種類も様々でプレーンのほか、いちご・バナナ・抹茶等バリエーションが豊富で、次々と新商品を開発しているため目が離せません。

「紅ほっぺ」という商品は、果実に砂糖だけ加えて煮詰めたクリームに粒いちごが散りばめられていて、ほんのり甘酸っぱい甘さが人気です。「夏バナナこっこ」は、生地にホワイトチョコを練りこみ、クリームにバナナパウダーを使っています。チョコバナナこっこは、バンホーテン社のココアパウダーとガーナ産のカカオマスを使用しており、深みのあるチョコレートの香りが魅力的です。抹茶こっこは「濃い抹茶こっこ」にリニューアルされ、小豆入りから抹茶クリーム入りに変更になりました。

限定販売の「こっこゴールド」は名古屋コーチンの卵をふんだんに使った贅沢な一品です。「こっこアソート」は2種類のこっこの詰め合わせとなっており、複数の味を楽しめるようになっています。夏場は冷やして食べるのがおすすめで、ひんやりしたスポンジケーキの爽やかな食感を味わえます。冷やしたバナナこっこはまるでバナナが入っているようで、子どもたちの夏のお菓子に最適と言えるでしょう。

逆に、こっこを電子レンジで温めると別の風味を引き出せます。温めたこっこの中身のクリームがとろとろに溶けてスポンジケーキと混じり合い、冷やした場合とは別のお菓子のような独特の風味を味わうことができるのです。こっこには、炭水化物・脂質・タンパク質などの栄養分がメインですが、ナトリウムも含まれています。こっこは静岡県内の百貨店やJR東海道線各駅のキヨスクなどで販売していまが、こっこのオンラインショップもあるので遠方の人はインターネットで注文して配送してもらうと良いでしょう。

静岡という地域の紹介

静岡県は、富士山の麓にあって駿河湾に面しており、三保の松原など世界遺産を擁する自然の恵み豊かな土地です。緑茶とみかんの生産が盛んで、市街地の周囲の台地や山にはお茶畑とみかん畑が広がっています。温暖で住み易い気候のため、徳川家康が駿府城を築き15代将軍の徳川慶喜も逗留していました。静岡県は食の文化も発達しており、静岡おでん・浜松餃子・富士宮焼きそばが有名です。特に富士宮焼きそばは2006年から始まったB級グランプリで2連覇を達成しました。静岡県のアンテナショップとしては、東京有楽町に「静岡県東京観光案内所」というお店があります。

静岡県に行ったらお土産に「こっこ」はいかがでしょうか?

静岡県内の主要な駅ならどこでもこっこを購入できます。静岡県に行く機会があったら、試しに2個入りのパックを買って電車内等で静岡茶を飲みながら味わってみてください。2種類入っているこっこアソートを買って仲間と味比べをしてみるのも楽しいでしょう。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 静岡県土産の定番である、蒸しケーキの名前は?

A.こっこ

Q. 世界遺産にも登録されている、静岡県静岡市の景勝地は?

A.三保の松原