猛暑で知られる埼玉県熊谷市が町おこしとして売り出しているかき氷とは?

夏になると、気温39度を越えることで有名な埼玉県熊谷市は、この気温を逆手にとってかき氷で町おこしをはじめました。そこで開発されたかき氷が大人から子どもまで大人気!今回はそのかき氷に迫ります。

猛暑をアピールする町おこしから生まれた

埼玉県熊谷市は、夏になると39度を越える猛暑に見舞われます。熊谷市が猛暑に見舞われる理由は、東京のヒートアイランド現象の余波と、秩父からの熱風に挟まれるためと言われています。そこで、熊谷市は「あついぞ!熊谷」というコピーで、猛暑をアピールする町おこしに着手しました。そこで開発されたのが「雪くま」というかき氷です。雪くまは、熊谷市の町おこしの一環として開発されました。2006年には、熊谷市の11店舗が雪くまを出すようになり、その後店舗数やメニューも増加しています。雪くまを名乗るためには、条件があります。

第一に、熊谷市の美味しい水を氷に使用していることです。熊谷市は豊富な地下水に恵まれていて、水道水からも美味しい水を飲むことができます。熊谷市の地下水を使って美味しい氷をつくることが、雪くまの条件です。第二に、ふんわりと削って雪のように仕立てることです。そのため、雪くまは、普通のかき氷よりも口当たりがよく、さらっとした食感に仕立て上げられています。

第三に、独自の工夫したシロップをかけてあることです。各店舗が出している雪くまには、オリジナルのシロップがかけられていて、それぞれの個性を競っています。以上の三つの条件を守ったうえで、熊谷市の許可を得ないと雪くまを名乗ることはできません。

雪くまってどんなかき氷?

ご当地かき氷である雪くまは、埼玉県熊谷市の猛暑が話題になるとともに、全国から注目を集めています。そのため、テレビでもたびたび取り上げられてきました。たとえば、朝の人気情報番組「ZIP!」で取り上げられたときには、大きな反響を呼びました。さらに、熊谷市役所は町おこしの一つとして、雪くまのPRを積極的に行っています。熊谷市が雪くまと認定したかき氷は、市のホームページに紹介されています。夏には市役所で新作の雪くまのお披露目会や、訪れた人々への雪くまの無料配布が行われています。また、雪くまが食べられる場所を案内した、パンフレットも配布しています。

熊谷市内で、さまざまな店舗が雪くまをメニューに出しています。洋菓子店では、いちごのソースをたっぷりとかけた上に、自慢のソフトクリームをのせてパフェ風に仕立てたものを販売しています。お茶屋さんでは、お抹茶のソースにあんこやミルクをかけた、宇治ミルクを販売しています。

雪くまを食べてみよう

さらに、埼玉県熊谷市では個性的な雪くまが登場しています。市内の和菓子屋では、かき氷に自慢のチーズクリームを乗せた雪くまを提供しています。さらに、このかき氷はくまの形をしていて、子どもにも人気です。また、ファミリーレストランでは、トマトを使った雪くまが注目されています。フルーツトマトを使用したシロップで、後味がさっぱりしていると大人に好評です。高級な桃を丸ごとつかった高価な雪くまや、お蕎麦屋さんが提供しているほうじ茶をシロップにした雪くまは、大人向けの味わいです。

町おこしのひとつである雪くまは、多くの観光客を集めることに成功しています。ウェブやブログなどで、雪くまが数多く紹介されています。一方で、毎年、新しい雪くまが登場しているので、楽しみにしている雪くまファンもいます。都内でも、デパートの物産展などで食べることができます。

埼玉県熊谷市の猛暑はかき氷で吹き飛ばす!町おこしの雪くまで楽しもう

埼玉県熊谷市の、猛暑を逆手にとったかき氷での町おこしは、雪くまという新しいご当地メニューを生み出し、多くの雪くまファンがその味わいを楽しんでいます。雪くまを食べに、ぜひ埼玉県熊谷市まで足を運んでみてはいかがでしょうか。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 猛暑で知られる埼玉県熊谷市が町おこしとして売り出しているかき氷は?

A.雪くま