埼玉県鴻巣市のご当地グルメ!幅の広い麺が特徴のうどんとは?

日本で一番川幅が広い場所をご存知でしょうか。川幅日本一は意外なことに埼玉県にあります。鴻巣市滝馬室と吉見町大和田の間を流れる荒川。ここの堤防の幅が2537mで、日本で最も広い川といわれています。

鴻巣市の新名物

川幅日本一の川を擁する埼玉県鴻巣市。古くより中山道の宿場町として栄え、雛人形の生産が有名で、「ひな人形のまち」として知られています。園芸農業も盛んでポピーの栽培面積日本一の記録も持ちます。花卉の出荷も多く、マリーゴールドなどは出荷量が日本一になったこともあり、「花のまち」とも呼ばれることも。高度経済成長以後は東京から50キロ圏内のベットタウンとして、住宅街が形成されました。多くの埼玉県民には埼玉県警運転免許センターの所在地として知られています。

鴻巣駅の東口は再開発事業が行われ、多数のマンションやショピングモールのあるエルミこうのすが建設され、駅前の様相が一変しました。鴻巣市の由来は、古代、この地に无邪志国(むさしのくに)の国府があったと伝えられ、荒川が近く「国府の州」から「こうのす」へ転じました。鴻巣市の鴻はコウノトリの事で、市内の神社「鴻神社」に伝わる、「鴻伝説」から鴻巣の字を当てたと伝わっています。今では埼玉名物の「いがまんじゅう」ですが、ここ鴻巣の発祥といわれています。他にも最近は川幅日本一の話題を利用して、幅の広い麺を売りにしたご当地グルメ「こうのす川幅うどん」を売り出し中です。

「こうのす川幅うどん」ができたきっかけ

こうのす川幅うどんは幅の広い麺が特徴で、ご当地グルメとし埼玉県鴻巣市内のうどん屋さんを中心に提供されています。鴻巣市観光協会はご当地グルメとしてこうのす川幅うどんをPRするために、「川幅グルメマップ」を制作して市内で配布しているほか、ホームページ上でも公開しています。また、提供店には川幅グルメをPRする幟旗を掲げており、目印になっています。

平成21年、まちおこしの一環として、「川幅日本一」を売りにしたご当地グルメの開発を鴻巣市が市内のうどん店に依頼しました。平成21年8月、市内のうどん店が約8センチの幅広のうどんを開発に成功、その後提供を開始しました。以来、着実に提供店舗数が増えています。認知度や人気も上昇しており、平成27年3月には、埼玉県内のB級グルメ王を決定する、第12回埼玉B級グルメ王決定戦で初優勝しました。

「こうのす川幅うどん」の特徴は

こうのす川幅うどんの特徴は、やはり幅の広い麺。開発当初は約8センチでしたが、提供店舗数の増加により幅が約10センチ近いものも出現しています。厚さも色々ありますが、だいたいは2~3ミリ程度です。幅が8センチ程度で厚さが2ミリのうどんですから、ボリュームは満点です。あまりに幅広のため、すする事はほぼ不可能。無理にすすれば咳き込むことは間違いないので、パスタのように噛みしめながら頂きましょう。お店によっては、ナイフを貸していただける事もあるそうです。

川幅うどんの提供メニューは店舗により様々です。煮込みうどんで提供されるほか、ざるうどんやカレーうどん、カレーつけ麺などバラエティーに富んでおり、新たな商品も続々と開発されています。また、麺そのものにも店ごとのこだわりがあり、幅も5センチくらいから10センチくらいまであり、厚さも向こうが透けて見えるような薄いものから、3ミリくらいの厚いものまであります。小麦も、鴻巣市内で生産された小麦のみを使用する店など、麺の味、コシ、喉越し、歯触りなどもお店の個性とこだわりが溢れています。冷たくして食するのもよし、熱いうどんもよし、煮込んでもまたよしです。

埼玉県鴻巣市のご当地グルメ。幅広い麺が魅力の「こうのす川幅うどん」を味わってみよう

埼玉県鴻巣市内あちこちで提供されているこうのす川幅うどん。ご当地グルメとして、様々なお店で食べることができます。川幅グルメマップを手に幟旗を探して散策してみませんか。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 埼玉県鴻巣市のご当地グルメである、非常に幅の広い麺が特徴のうどんは?

A.こうのす川幅うどん