4大ビールメーカーに次いで国内5位のシェアを誇る、沖縄県に本拠を置くビールメーカーは?

青い海、青い空、そして美味しいビール!南国に来たら地元のビールを味わいたいですよね。沖縄には日本全国で見ればシェアが1%もありませんが、沖縄県内のシェアはなんと50%をも超える地ビールがあるんです。沖縄の気候風土に合わせたテイストの地ビール、是非味わいたいですね。

沖縄で飲みたい「オリオンビール」

ビール好きが沖縄に来たら必ず飲みたい「オリオンビール」。オリオンビールのロゴが入ったビールを見ると「沖縄に来た」事をあらためて感じさせてくれます。
本土ではなかなか手に入らないオリオンビールは「オリオンビール株式会社」が製造しています。

「オリオンビール株式会社は、沖縄県に本拠を置く、日本の大手ビールメーカーです。シェアでは日本国内第5位。日本全国での売り上げは1%にも満たないのですが、沖縄県内でのシェアはなんと半分以上の50%を超えるのです。沖縄県民に根付いたブランドといえるでしょう。地元人気が強く、沖縄出身者や沖縄好きミュージシャンによって作られたオリオンビールの題名の歌が沢山あります。

また、アサヒビールと業務提携を結んでおり、沖縄県内のアサヒビールをオリオンビールが販売し、沖縄県外のオリオンビールをアサヒビールが販売するという形を取っています。

「オリオン」という名前は、昭和33年に、一般公募によるビール名募集により決められました。「大衆に親しみやすく呼びやすい名称を」と新聞に懸賞金付きで掲載したところ、2,500通余りもの応募が寄せられ、823種類の名称が集まりました。その中から沖縄の特殊性や対外的なアピール度が考慮されて「オリオン」が選ばれましたのです。賞金は1等B軍票1万円(83ドル40セント)、2等B軍票3,000円 (25ドル)、3等B軍票2,000円(16ドル70セント)でそれぞれ1名ずつでした。

「オリオン」とはもちろん星座のオリオン座から命名された ものです。オリオン座は南の星であり沖縄のイメージにマッチしているおり、また、星は人々の夢やあこがれを象徴し、さらに「スリースター」が当時沖縄を統治していた米軍の最高司令官の象徴であったことなどが選定の理由となりました。

また、オリオンのロゴ、1文字目の「O」は「未完成の円」をあらわし、「オリオンビールは「常に未完成」で、永久に理想を追い求める」という意味が込められていいるそうです。

オリオンビールは工場見学もできますので、沖縄を訪れた際は、そこでオリオンビールの歴史を感じるのも楽しいでしょう。

オリオン初のクラフトビール

オリオンビールで初めての「アサヒ オリオン75BEER(ナゴビール)」が2019年の12月に発売されました。

実はクラフトビールと地ビールの意味合いはほぼ同じで「小さい規模の醸造所で作ったビール」というものです。

しかし今日では「地ビール」は「お土産としての要素が強いビール」とされ、一方「クラフトビール」は「職人技がこもった手作りビール」はといった意味合いで区別されている事が多いようです。

さて、「アサヒ オリオン75BEER(ナゴビール)」の肝心のお味ですが、爽やかで、雑味が少なく美味しいので飲みやすいと大変好評のようです。

また、世界中から探し出したオーストラリアの特定農園でのみ作られている希少なアロマホップ「ELLA(エラ)」と「ENIGMA(エニグマ)」を使用しているため、柑橘を思わせる爽やかな香りが感じられます。
ホップの味と香りを最大限に引き出すため、醸造家の豊富な経験と洗練された感覚で最適なタイミングを見極め、手作業でホップの投入を行っています。ビールへ強いこだわりが感じられる「アサヒ オリオン75BEER(ナゴビール)」。

オリオンビールが掲げる「世界に誇れるような美味しいビールをつくりたい。」にふさわしいビールでしょう。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 4大ビールメーカーに次いで国内5位のシェアを誇る、沖縄県に本拠を置くビールメーカーは?

A. オリオンビール