平成25年、マイタケの生産量1位の都道府県とは?

近年では低カロリーで健康的な食材として、きのこが注目されています。マイタケも食用きのこの一種であり、ある県の名物となっています。マイタケの特徴や美味しい調理法などについて、詳しく確認してみましょう。

マイタケとはどのようなきのこなのでしょうか?

きのこ(キノコ・茸)はカビなどと同じ菌類の一種であり、菌類の中では大型で傘のような形をしています。一般に食用とされるのは子実体という、きのこが子孫を残すために胞子をつくる部分です。きのこには様々な種類のものがありますが、いずれも低カロリーでビタミンB群や食物繊維が多く含まれています。ただしすべてのきのこが食用に適するわけではなく、一部には食べられないきのこや有毒なきのこなどが存在しますので、くれぐれも注意が必要です。

マイタケ(まいたけ・舞茸)は日本でも古くから食用とされているきのこであり、古典の「今昔物語集」の中でも紹介されています。女性たちがそのきのこを食べて舞い踊ったことから、マイタケと名付けられたのだそうです。マイタケはもともと野生のきのこでしたが、現在は野生のマイタケは希少なものとなっており、市場などに流通するマイタケの大半は人工栽培されたものとなっています。マイタケはビタミンD・ナイアシン・亜鉛などの成分を豊富に含み、さらに免疫力を高める効果があるとされるβ‐グルカンという多糖類やD-フラクションなどの成分が含まれることから、近年では食用以外にサプリメントや健康食品の材料としても注目を集めているのです。

新潟県が生産するマイタケは「雪国まいたけ」として知られています!

現在はマイタケの人工栽培が盛んに行われており、市場では年間を通して多くのマイタケが流通しています。日本の各地でマイタケの生産が行われていますが、その中で生産量第1位となっているのが新潟県です。2016年度(平成28年)における日本のマイタケ生産量を確認してみると、生産量が最も多いのは新潟県で、その生産量は30,275トンとなっています。日本国内全体におけるマイタケの生産量は48,525トンですから、日本のマイタケの6割強が新潟県で生産されていることになります。ちなみに第2位は静岡県で5,437トン、第3位は福岡県で3,810トンとなっていますので、新潟県の生産量は圧倒的なものだといえるでしょう。

新潟県が生産するマイタケは、「雪国まいたけ」として幅広く知られています。雪国まいたけはきのこのブランド、およびそれを製造する新潟県の企業の名称です。企業は新潟県南魚沼市にあり、雪国まいたけ極・白まいたけ雅・雪国えりんぎ・雪国しめじ恵などのきのこ製造を行っています。雪国まいたけ極(きわみ)は独自のバイオ技術により、希少なきのこだったマイタケの量産に成功したものです。約3カ月かけて育てられた大きな株を、料理に利用しやすい小房の状態にして販売しています。自生のマイタケに近い自然な風味や味わいを、家庭で手軽に楽しむことができるのです。

マイタケの美味しい調理法は?

まずは定番のレシピである、炊き込みご飯にチャレンジしてみましょう。用意する材料はマイタケとお米、さらに鶏肉・油あげ・ニンジン・ゴボウなどです。具材は食べやすい一口大に切って、ゴボウは事前に水にさらしてアク抜きをします。炊飯器にといだお米と具材とあわせ調味料(和風だし・酒・薄口しょうゆ)を入れて、適量の水を入れてから炊飯器のスイッチを入れればOKです。炊き上がったら全体を軽くかき混ぜて、お皿に盛りつけてから茹でた絹さやをサッと散らせば完成となります。

洋風のメニューを試してみたい人には、オムレツがおすすめです。マイタケを一口大に切ってからフライパンに入れて、チーズやミックスベジタブルなどと一緒に軽く炒めます。塩コショウで味を調えたら、一度フライパンから具材を取り出してください。次に溶き卵をバターを溶かしたフライパンに流し入れ、熱が通った卵の中に取り出した具材を入れてから、これを包み込むように卵の形を整えます。卵の外側全体が焼けたら完成です。

栄養満点でヘルシーなマイタケを美味しくいただきましょう!

マイタケは新潟県が生産量1位の、食用のきのこです。新潟県では日本のマイタケの6割強を生産しています。マイタケには豊富な栄養成分が含まれており、炊き込みご飯などの様々な調理法で美味しくいただくことができます。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 平成25年、マイタケの生産量1位の都道府県は?

A.新潟県

Q. 新潟県のご当地グルメ「糸魚川ブラック焼きそば」をPRするマスコットキャラクターは?

A.ブラック番長