長野県の郷土料理である味噌煮込みうどんのことを、現地では何という?

長野県の郷土料理の一つに、地元で親しまれている味噌煮込みうどんがあります。幅広のうどんと新鮮な野菜がたっぷりと入っており、うどん好き必見です。以下では長野県のそのご当地うどんについて見ていきます。

ぶっこみうどんってどんなの?

ぶっこみうどんは長野県の西山地区などの家庭でよく食されていた郷土料理です。かつては夕食時に決まってぶっこみうどんが食卓に並べられていたという家があるくらい長野県民に愛されていました。今でも冠婚葬祭やおもてなしの場でぶっこみうどんはよく出されます。大根やにんじん、かぼちゃなどさまざまな季節の野菜を入れてうどんと一緒に煮たことから「ぶっこみ」と呼ばれるようになりました。地方によっては「おぶっこ」や「ぶちいれ」と呼ぶこともあります。味噌煮込みうどんであることが一般的ですが、醤油で煮たものもあります。

ぶっこみうどんは長野県の飲食店の他、道の駅で提供しているところもあります。通年で食べることができますが、11月から3月の寒い時期に注文する人が多くなります。栄養たっぷりでボリューム満点のぶっこみうどんを食べれば冬の寒気で冷えた身体が満たされること間違いなしです。自宅でうどんを打つ人なら、麺を幅広に切り、季節の野菜をたっぷり入れた味噌汁の中に入れて煮ることで、簡単なぶっこみうどんを楽しむことができます。

信州ブランドの小麦粉と味噌

ぶっこみうどんが伝統的な郷土料理である長野県の西山地区では、小麦の栽培が盛んに行われてきたため、うどんやおやきなど小麦を使った食文化が発展していきました。長野県の信州にはブランド小麦である「ユメセイキ」があります。粘り気が強いユメセイキを使うことで、うどんにもちもちとした弾力と滑らかな食感を生みだすことができます。長野県にはユメセイキを原料としたうどんが入っているぶっこみうどんを出す店もあります。つるつるとした滑らかなのど越しであることが特徴です。また、信州のおやきも日本だけでなく海外にも知れ渡っている程の名産です。

そして長野県には信州みそがあり、日本で出荷されている味噌のうちおよそ四割が信州みそです。1対1の配合で混ぜ合わされた大豆と米麴に塩を加えて発酵させた信州みそは黄みがかっているのが特徴です。辛口の信州みそはぶっこみうどんの野菜と相性抜群です。自慢の小麦粉とみそを県内で生産できるので、長野県で独自の味噌煮込みうどんが発展してきたと言うことができます。

魅力たっぷり長野県!

自然豊かで空気もおいしい地域が多くある長野県。田舎暮らしを望む人々が増えつつある昨今、長野県への移住希望者は多くいます。長野県の人々は全国的にも平均寿命が高く、仕事をしている高齢者もたくさんいます。栄養価が高くおいしい食べ物が多いということが長野県民の長寿に一躍買っているのは間違いありません。長野県は空気が澄んでいるので天体観測をして美しい星空を眺めることもできます。ごみの排出量が少ないということもあり、環境に恵まれていることも誇っています。

長野県には標高の高い山が多く集まっており、「日本の屋根」と言われている日本アルプスをはじめ美しい山が連なっています。槍ヶ岳や乗鞍岳など標高3000メートル以上の山が15座あり、「日本百名山」の名で知られる名山は29座あります。日本百名山の制覇を目指す登山家はもちろん、全国から登山好きが多く集まります。「日本三大桜の名所」に数えられる長野県伊那市の高遠城址公園や本州で唯一の五稜郭がある佐久市の五稜郭龍岡城跡など、観光スポットも多くあります。

ただの味噌煮込みうどんとは違う!長野県のぶっこみうどん!!

ヘルシーな長野県のぶっこみうどんは長野県民の誇る郷土料理です。長野県を訪れた際には、ブランドの小麦とみそで作られた長野県独自のぶっこみうどんをぜひ食べてみることをおすすめします。他にはない味噌煮込みうどんの味を楽しむことができます。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 長野県の郷土料理である味噌煮込みうどんのことを、現地では何という?

A.ぶっこみうどん

Q. 「日本三大桜の名所」に数えられる長野県伊那市の観光スポットは?

A. 高遠城址公園