「あんびん」「ちゃなこ」「はりこし」などの別名を持つ長野県の郷土料理とは?

その土地で長く受け継がれてきた個性的で魅力に溢れた郷土料理。ここで取り上げる長野県の郷土料理も、全国の人から人気を得ているご当地グルメです。今回は、この料理の魅力についてさまざまなポイントから解説していきます。

さまざま具材を包んだ長野県の郷土食

信州おやき9種詰合せ(焼タイプ)

信州おやき9種詰合せ(焼タイプ)

具がギッシリ詰まった昔ながらの手作りの「おやき」

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長野県の郷土食として知られるおやきは、小麦粉やそば粉などで作った皮にさまざまな具材を包んで焼いた食べ物です。コロンと丸い形のおやきは、一見、饅頭にも似ています。皮が薄く、具材がたっぷりと入っている点は、おやきの大きな特徴と言えるでしょう。おやきの具材に使われている素材は、さまざまです。野沢菜の漬物や茄子、山菜などは、おやきの定番とも言える具材です。切り干し大根やきのこ、くるみなどが入ったユニークなおやきもあり、味のバリエーションはかなり幅広いと言えます。野菜やきのこのおやきには、長野県産の信州味噌などが使われていることもあります。

素材の優しい甘みが楽しめるのが、かぼちゃや小豆、りんごなどで作った餡入りのおやきです。かぼちゃや小豆、りんごのおやきはおやつにもピッタリのテイストで、子供からも人気。おやきは、そのまま食べても美味しく味わえますが、オーブントースターやフライパンで軽く温めるとさらに風味が豊かになります。熱を加えることで表面の皮がキツネ色になり、パリっとした歯ごたえが楽しめるようになります。

あんびんの名で親しまれるおやきは観光客からも人気

おやきは、長野県では「あんびん」や「ちゃなこ」などの別名でも親しまれています。かつてのおやきは、家庭の囲炉裏の灰で蒸し焼きにして食べるのが一般的でした。長野県には、こういった郷土の文化を堪能できるお店もたくさんあります。おやきの作り方の実演などは、観光客からも大人気の企画です。おやきを販売している代表的なお店としては、長野市鬼無瀬の「いろは堂」や諏訪市の「いろり堂」などが挙げられるでしょう。冷凍のおやきを通販で販売しているお店も多く、こちらのご当地グルメは全国から購入することが可能です。

長野県内の道の駅では、地域のグルメとしておやきを大々的にPRしていることが多いです。長野県では、おやきの表面にほうろくと呼ばれる鍋で焼き色をつける習慣がありました。道の駅では、このような伝統的な製法で作られたおやきも販売されることがあります。東京エリアでおやきを入手したいときには、アンテナショップである「銀座NAGANO」などが利用できるでしょう。こちらのお店では、長野県の郷土食や伝統工芸品、お酒などを取り扱っており、気軽に長野県のグルメに触れられます。

信州おやき9種詰合せ(焼タイプ)

信州おやき9種詰合せ(焼タイプ)

具がギッシリ詰まった昔ながらの手作りの「おやき」

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米の栽培に適さない気候によって生まれたグルメ

軽井沢などの避暑地がある長野県は、夏でも比較的涼しい日が多いのが1つの特徴です。北部にある山間部は雪が多く、米作りには余り適さない傾向がありました。おやきは、こういった気候条件によって生み出された郷土食です。長野県の農家では、米の代わりに小麦やそば粉を栽培し、おやきのような郷土食を家族で楽しんできた歴史があります。また、長野県では夏のお盆にもおやきが登場します。春と秋のお彼岸にも仏前に供える習慣があり、おやきはおはぎやぼたもちのような感覚で親しまれてきました。

野菜やきのこが具材になったおやきは、栄養も満点です。外皮が薄く具材の量が多いため、糖分の摂取を控えている人でも比較的食べやすいヘルシーなグルメと言えます。長野県は、レタスやセロリ、えのきだけの生産量が全国1位です。野菜の生産量が多い長野県は、男女ともに平均寿命が長いのが特徴になっています。

長野旅行の際には本場のおやきを味わってみよう

ここで紹介したおやきはいろいろな場所で手に入りますが、本場の味を堪能するならやはり旅先で味わうのが1番です。長野県では、さまざまなお店がおやきを販売しています。長野に旅行したときには、伝統的なおやきをぜひ購入してみてはいかがでしょうか。

長野のおやきが味わえる!ふるさと納税返礼品情報

信州おやき9種詰合せ(焼タイプ)

信州おやき9種詰合せ(焼タイプ)

具がギッシリ詰まった昔ながらの手作りの「おやき」

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表面にこんがりと焼き色をつけた香ばしい「おやき」。
具材は信州を代表するお漬物「野沢菜」をはじめ、「きのこ」や「なす」そして甘い「かほちゃ」「あんこ」と9種が入ったセットです。
食べ方は冷凍のまま、レンジでチンするだけと簡単なので、軽い食事やおやつ、夜食にも最適です。

◇生産者の声◇
ネットから百貨店物産展でも大好評頂いている当店のおやき。信州の中でも具材はもちろん、焼き方もいろいろありますが、当店のおやきは、鉄板で焼き色をつけ、油で揚げ、最後に蒸し器で蒸して油を落す、手間暇かけたおやきです。

■内容量:おやき1個(約100g)×9種

■原材料:
●野沢菜おやき:野沢菜・小麦粉・醤油・味噌・砂糖・油・魚醤・昆布・かつお節・イースト・たかの爪・塩
●きのこおやき:小麦粉・舞茸・しめじ・椎茸・酒・みりん・たまり醤油・醤油・味噌・油・砂糖・かつお節・煮干し・昆布・イースト・塩
●やさいおやき:キャベツ・大根・小麦粉・味噌・砂糖・にんじん・ニラ・醤油・油・かつお節・煮干し・昆布・イースト・塩
●ぽてとおやき:じゃが芋・玉ねぎ・小麦粉・豚肉・バター・油・塩・ブラックペッパー・砂糖・イースト
●あんこおやき:小豆・砂糖・小麦粉・油・塩・イースト
●なすおやき:なす・小麦粉・味噌・油・砂糖・イースト・塩
●切干大根おやき:小麦粉・大根・にんじん・油・醤油・味噌・たまり醤・油・砂糖・みりん・椎茸・塩・イースト・かつお節・煮干し・昆布
●かぼちゃおやき:かぼちゃ・小麦粉・砂糖・酒・油・塩・バター・イースト
●にらおやき:にら・白菜・小麦粉・玉ねぎ・味噌・みりん・油・白ゴマ・にんにく・砂糖・塩・イースト・かつお節・煮干・昆布 

※注意事項※
株式会社美包 「信寿食」のおやきは、化学調味料・食品添加物等は一切使用していません。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 長野県の郷土料理「おやき」の皮の原料となるものは?

A.小麦粉

Q. 「あんびん」「ちゃなこ」「はりこし」などの別名を持つ長野県の郷土料理は?

A.おやき