平成25年、エリンギの生産量1位の都道府県とは?

キノコは日本中で栽培をされていますが、総生産量が第一位の県をご存じですか?その県はエリンギの生産量でも第1位で、おいしいエリンギの産地として知られています。そこでこの記事では、エリンギ事情と、おいしい食べ方についてご紹介します。

エリンギなどキノコの生産が盛ん

エリンギは、ヒラタケ科のキノコの1種です。中心となる原産地はイタリアやフランスで、自生する植物(エリンギウム・カンペストレ)の名前にちなんでエリンギと呼ばれるようになりました。イタリアやフランスの料理の食材として人気があり、日本では1993年に愛知県で初めて人工栽培が行われ、現在では日本各地で栽培が行われています。エリンギの生産量が多いのは長野県と新潟県で、日本全体の8割を生産しています。

長野県はもともとキノコ栽培が活発に行われていた土地であり、エリンギの栽培にも適しています。長野県内のエリンギの主な出荷産地は、北信、東信、南信地区の3地区です。長野県にはキノコ農園が多く、お土産としておつまみ用に加工したエリンギなどを買うことができます。長野県はエリンギに限らず、キノコの生産が盛んな県です。特にえのきたけの生産量は第1位で、全国の7割以上を占めています。ぶなしめじとエリンギと、えのきたけとなめこの4種類が長野県の産出する主なキノコです。

エリンギの特徴とは

エリンギは歯ごたえが良いので、イタリア料理やフランス料理だけではなく、和食や中華料理にも使われるようになっています。ヨーロッパでは主にスープやソテーの具として利用されていますが、日本では佃煮にしたり、五目きんぴらに入れたりと、手軽に使えるキノコとして人気です。また、形くずれしないキノコなので炒め物との相性が良く、食べ応えがあるのも需要が伸びている理由の1つです。エリンギは価格も安いので手に入れやすいキノコですが、生で食べるのには適していません。加熱しないと食中毒になることがあるので、生のままサラダに入れたりしないよう注意が必要です。

エリンギに含まれる主な栄養素は、ビタミンB1やB2、ビタミンDやカリウム、食物繊維などです。食物繊維が豊富なので便秘の改善に期待が持てますし、低カロリーなのでダイエットにも適していると言われています。エリンギには、鮮度のよいものほど茎が白くてかたいという特徴があります。鮮度が落ちるとしなびて歯ごたえも悪くなるので、鮮度のよいものを選ぶようにしましょう。

エリンギのおいしい食べ方

エリンギは、いろいろな料理に使われているキノコです。包丁で切れ目を入れたり、手で裂いたりして使います。エリンギと相性が良いのがベーコンで、エリンギとベーコンのバターしょう油炒めや、マヨネーズ炒めが人気です。また、どんぶりご飯の上にエリンギとベーコンのバターソテーをのせた、エリンギベーコン丼もおいしい食べ方の1つとなっています。エリンギをベーコンで巻いた、エリンギのベーコンロール焼きはおかずに最適です。エリンギとベーコンを使ったパスタは作るのが簡単で、手軽でおいしいと評判です。

エリンギはホタテやアワビのような味わいがあると言われていますが、輪切りにして切れ目を入れて焼くとホタテ風ステーキが完成します。味付けはしょう油で行い、出来立てを食べるのがおすすめです。とてもジューシーなので、ご飯のお供にぴったりです。しっかりと食べたいときには、エリンギと豚肉の味噌炒めを作ってみましょう。小間切れの豚肉とエリンギを用意し、しょうがを加えた味噌で炒めます。食べ応えがあるので、満腹感も得られます。

長野県産のエリンギを味わおう

エリンギは栄養が豊富で、低カロリーでヘルシーです。食物繊維も含まれているので、健康食としても人気となっています。長野産のエリンギは肉厚で食べ応えもあると言われているので、積極的に食卓に取り入れて味わい、健康にも役立てましょう。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 平成25年、エリンギの生産量1位の都道府県は?

A.長野県