宮城県の松島などで見られる、牡蠣の食べ放題のお店を何という?

宮城県は全国トップクラスのかきの水揚げ量を誇ります。そのため、かきの食べ放題を楽しむことが可能です。産地によって味が異なるとされているかきですが、宮城県のかきはどのような特徴があるのでしょうか。

宮城のかきの歴史

かきと言えば、広島県や北海道を思い浮かべる人が多いかもしれません。しかし、宮城県でも良質なかきが水揚げされています。宮城県では17世紀にかきの養殖が行われるようになったと言われています。内海庄左衛門という人が県内の海を取り巻く島々にかきが生息してるのを発見し、それに興味を持ってかきを捕獲するようになりました。そして捕獲をしていく中で、天然の稚貝を海に放流して育てるようになり、これがかきの養殖の始まりだとされています。本格的に養殖が行われるようになったのは19世紀に入ってからで、水産試験場の設立やより効率的な養殖方法の発明などにより生産量を増加させることに成功しました。

20世紀に入ると延縄式垂下法という養殖法が発明され、従来の方法では困難とされていた海域でも養殖が行えるようになり、かきの水揚げ量全国トップクラスを誇る礎を築くことになりました。このように、宮城県ではかきが多く水揚げされることから県内では新鮮なかきを食べることができます。特に人気なのがかき小屋です。その場で焼いてその場で食べることができるため、多くの人が訪れています。また、食べ放題を実施していることから、それを目当てに宮城県を訪れる人も多いです。

宮城のかきの特徴

前述の通り、かきは宮城県のみならず広島県などでも多く水揚げされています。これらの地域では海水温や気候も異なることから、産地によって様々な違いがあります。広島のかきは瀬戸内海に大きな川が流入しており、その川から入り込んだ生物を食べてかきは成長します。そのため、栄養が豊富で大きく育つとされています。一方、宮城のかきは広島のように大きくはありませんが、宮城の海に他の海域の海水が流入し循環するため、加熱しなくても食べられるほど新鮮だと言われています。また、広島のかきはあっさり、宮城のかきはかなり濃厚という味の違いもあります。

宮城県の中でもより良質な魚介類を水揚げされている三陸地方は、リアス式海岸になっているのが大きな特徴です。ここは寒冷な親潮と温暖な黒潮がぶつかる流れの激しい海域で、この激しい海流に耐えることで良質な魚介類が育ちます。そして、この海域で育つかきも激しい海流に耐えられるようにと豊富に栄養を蓄えるので、濃厚すぎると言われるほど美味しいかきになるのです。

宮城県の観光スポット

宮城県ではグルメを楽しめるだけでなく、多くの観光スポットにも恵まれています。まずは松島です。ここは日本三景の一つとされる場所で、松尾芭蕉の俳句でも知られています。遠くから絶景を眺めるのも良いですが、フェリーで島々の周囲を周遊できることも人気の理由です。次に、白石城が挙げられます。城下にあるミュージアムが人気で多くの人が訪れますが、その他にも春になると桜が咲き誇り、城と桜の鮮やかな景色を楽しみに訪れる人が多いです。また、ニッカウヰスキー仙台工場宮城峡蒸留所も人気のスポットです。ここではウイスキーの歴史や製造方法などを学べるのはもちろんのこと、赤レンガや貯蔵庫、さらには庭園などを見てノスタルジックかつ閑寂な気持ちになれます。宮城と言えば伊達氏という人が多いかもしれませんが、それ以外にも自然や歴史を学べるスポットが多くあります。

食べ放題が楽しめるかき小屋で宮城県の良質なかきを食べつくそう

かきは産地によって大きさや味が異なります。食べる人によって好みは様々ですが、特に宮城県のかきは濃厚かつ小ぶりでいくらでも食べられるとして、食べ放題のかき小屋に多くの観光客が訪れます。宮城に行った際は是非味わってみてください。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 宮城県の松島などで見られる、牡蠣の食べ放題のお店を何という?

A.かき小屋