香川県オリジナルの「さぬきゴールド」といえば何の品種?

うどん県で有名な香川県ですが、うどんの他にも様々な特産物があります。今回ご紹介するのは、香川県だけのオリジナル品種の「さぬきゴールド」。名前だけではどんなものか、ちょっと想像しにくいですが、とてもすごいものなんです!

世界最大級の大きさと黄金色の果肉を持つ「さぬきゴールド」

「さぬきゴールド」は、黄金色の果肉を持つキウイフルーツです。海外からの輸入フルーツのイメージが強いキウイですが、さぬきゴールドは香川県で誕生したオリジナルの品種。キウイと言えば、一般的には果実は鮮やかなグリーン色をしており、たまご大ほどの大きさで、甘さと同時にすっぱさも感じられ、そのバランスがおいしいフルーツです。しかし、さぬきゴールドはそんな一般的なキウイとは一線を画します。鮮やかに輝く黄金色の果肉、小ぶりりんごほどの大きな果実、そして酸味が少なく、糖度は13~17度にもなり、甘みをしっかり感じることができます。サイズが基準以上で糖度が14.5度以上の最上級品は「黄様(おうさま)」というブランド名で出荷され、贈答品としても喜ばれるフルーツの1つです。

さぬきゴールド誕生秘話

キウイフルーツと言えば、ニュージーランドをイメージする人が多いと思いますが、実は原産地は中国の揚子江流域。しかし、中国では漢方薬として使われていたものの、通常の食用にするような品種改良などは行われていませんでした。

その後、ニュージーランドに渡り、1960年代に入ってニュージーランドから初めて日本へキウイフルーツの種がもたらされました。香川県ではキウイの品種改良や加工品の開発を進んで行い、数種類のオリジナル品種が生まれました。そして2005年(平成17年)、さぬきゴールドが香川オリジナルキウイとして品種登録されたのです。香川県が開発した黄金色の果肉をもつキウイフルーツという意味を込めて、その名前が付けられました。

さぬきゴールドのおいしい食べ方

さぬきゴールドは、一般に出回っているキウイの品種「ヘイワード」と比べると、はるかに高い糖度を誇ります。また、ビタミンCが高いことで知られるキウイですが、さぬきゴールドは100gあたりの含有量が通常のキウイの3倍もあります。果実の大きいさぬきゴールドなら、1つで1日分のビタミンCを摂ることができるのです。おすすめの食べ方ですが、まずは半分に割ってスプーンですくって食べてみてください。さぬきゴールドの特徴である甘さと芳醇な香りを堪能できます。またヨーグルトに入れたり、ケーキやサラダのトッピングに加えてもおいしくいただけます。他にも、調理する前のお肉にキウイの果汁をかけると、果実に含まれているタンパク質分解酵素「アクチニジン」の効果によって、肉が柔らかくなります。ピューレすると、アイスクリームやヨーグルトだけではなく、肉や魚に合うソースとしても楽しめます。

さぬきゴールドは10月中旬頃から収穫が始まり、出荷の最盛期は11月から12月上旬ごろ。旬が短めなので、見つけたらすぐ買うのがおすすめです。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 香川県オリジナルの「さぬきゴールド」といえば何の品種?

A. キウイフルーツ