石川県の「白山モンブラン」。この「モンブラン」とはフランス語でどんな意味?

「白山モンブラン」というスイーツを知っていますか?石川県の白山市を中心に、白山麓にある該当店舗で食べられる、珍しい名物なのです。今回は、フランスと白山麓を結ぶ、こだわりの素材を使ったスイーツ・白山モンブランに関する情報をまとめました。

白山モンブランとは?誕生の由来と特徴

白山モンブランとは、石川県白山市を中心として、隣接県にまたがる白山麓エリア内の該当店舗で食べられるスイーツです。各店舗のスイーツに共通するのは、フランスと白山麓を産地とする食材を使った白いケーキであることです。白山麓の名物を作りたいと考えた白山商工会が、フランス語で「白い山」を意味するケーキ・モンブランに着目し、白山麓とフランス、それぞれにちなんだ材料を使ったケーキを、各店舗で開発しようと企画を起こしたことが始まりです。

平成23年秋に複数の店舗から白山モンブランは発売されました。在日フランス大使館の後援を得て、名実ともにフランスとの結びついた白山モンブランは、白山麓の名物として人気を集めています。モンブランに使われている素材は、各店舗の特性が活かされており、それぞれ個性が光ります。一般的にイメージするような、栗を使用したモンブランとはまた異なった風合いが、白山モンブランを無二の名物スイーツにしています。1つのスイーツが国と地域を結び付ける、非常に壮大なスケールのご当地名物なのです。

白山モンブランはどこで食べられる?

普通のモンブランとは一味違うケーキと聞いたら、食べてみたいと思う方も多くいるでしょう。白山モンブランは、石川県白山市のほか、富山県南砺市の五箇山、福井県勝山市・大野市など、県をまたいだ白山麓エリア内の、取り扱い店舗で購入することができます。なお、取り扱い店舗はパティスリーには限りません。例えば、道の駅の敷地内にある豆腐店で販売している白山モンブランは、おからや豆乳を使った豆腐のモンブランです。地域伝統のとち餅を販売しているお店では、とち餅をパイで包み、白い粉砂糖をふりかけた白山モンブランを販売しています。

牧場直営の茶屋では、自家製ミルクから作ったヨーグルト使用のレアチーズケーキ風白山モンブランが楽しめます。このように、白山モンブランは地域の1つのブランドスイーツでもありながら、作る店舗によって全く違う商品を楽しめる、珍しいグルメなのです。複数の県にわたっているため、非常に範囲は広めですが、ぜひすべての店舗をめぐって、それぞれの店舗のオリジナリティがたっぷり詰まった白山モンブランを味わってみてください。

石川県白山市の地域情報・アクセス

白山モンブランの中心地である石川県白山市は、石川県南部に位置する人口約11万人の市です。2005年の市町村合併により新しくできた市で、県内1の面積を誇ります。県で最大の河川・手取川や、白山モンブランの由来となっている白山など、市全体に豊富な自然を有しています。また、石川県内だけでなく、福井県・岐阜県・富山県といった、多くの県の市町村と接していることも特徴の1つです。白山市にアクセスするには、車や鉄道、バスなどの交通手段があります。

市内で中心となる駅はJR松任駅で、在来線である北陸本線が乗り入れています。飛行機を利用する場合は、小松空港から金沢市へ移動し、金沢からバスで移動するなどの方法があります。なお、東京・大阪・名古屋から発着する高速バスもあります。乗り換えがなくリーズナブルであるため、遠隔地からアクセスする場合は手軽な手段の1つです。市内をめぐる場合は、コミュニティバスを利用すると便利でしょう。

白山モンブランはフランスと白山麓の魅力が詰まったご当地スイーツ!

白山モンブランは、地域を活性化させたいという願いや、フランス・白山麓の魅力が詰まったスイーツです。白山市を訪れた際は、ぜひ市内をめぐり、隣県まで足をのばしながら、さまざまな白山モンブランを食べ歩いてみてはいかがでしょうか?

ザ・ご当地検定の問題

Q. 石川県の「白山モンブラン」。この「モンブラン」とはフランス語でどんな意味?

A.白い山

Q. 石川県で一番面積が大きい市は?

A.白山市