茨城県の郷土料理である「しし鍋」に使われる動物は?

ジビエ料理として人気の肉を使った茨城県の「しし鍋」をご紹介します。レアな肉を味わいたい場合は茨城県を訪れると良いでしょう。茨城県ではしし鍋が多くの飲食店で食べられます。

逆転の発想で町おこしに

今では珍しくなってしまったイノシシ肉ですが、日本でははるか昔から食べられてきたなじみの深い肉であることはご存じでしょうか?江戸時代には山鯨と呼ばれ、当時の人たちの貴重な動物性たんぱく質でした。時代が進み、豚、鶏、牛などの食肉が出回るようになってからは食用としてのイノシシ肉は需要が減っていきました。そのためイノシシの数が増えるようになり、地元の農作物などに被害が出るようになったんです。

茨城県の石岡市もイノシシによる深刻な被害に悩んでいました。地元の猟師たちが駆除を行いますがその数が減ることはありませんでした。駆除にかかる費用も莫大なものです。そこで石岡市ではこのイノシシを何とか役立てようと考えます。自然の中を駆け回っているイノシシの肉は脂肪も少なくうまみが凝縮されています。石岡市はそれを使ったしし鍋を郷土料理として売り出すことにしました。

しし鍋の味は?

気になるしし鍋の味ですが、肉自体は豚肉によく似た味がします。しっかりとした肉質は野生動物ならではという感じです。ほんのりと甘みを感じる脂身ですがしつこさを感じることはなく、胃にもたれるようなことはありません。噛めば噛むほどに濃厚なうまみを楽しむことが出来るので是非味わってもらいたい肉と言えるでしょう。

しし鍋に使う出汁もイノシシのガラを使っているので骨の髄までイノシシのうまみを味わうことが出来ます。その出汁に味噌を加えるのが一般的なしし鍋で、気になる肉の臭みは感じません。これは調理法はもちろん仕留めてから解体までの手際の良さが揃っていないとできないことです。他の具材としてキノコや野菜も一緒に入っており、食べごたえは十分です。食べられる時期ですが年中オーケーな店もありますが、イノシシ自体の狩猟期間が11月中旬から3月中旬ですのでその期間なら間違いないでしょう。しかし、不猟が続くと材料が入らないので、確実に食べたい方は事前にお店に確認や予約をしておくことをおすすめします。

茨城県のおすすめ観光スポット

せっかく茨城県までしし鍋を楽しみに来たのなら観光のほうにも目を向けてみましょう。茨城県には観光スポットも沢山あり満足すること間違いなしです。ここではいくつかおすすめスポットを紹介していきますが、知名度抜群と言えばやっぱりこれ、牛久大仏でしょう。茨城県の牛久市にある牛久大仏は全高が120メートルもあり、ブロンズ立像としては世界最大の高さを誇ります。遠目からでも存在感を感じる牛久大仏ですが、足元に立つとその大きさに圧倒されます。拝観料を払うと中に入ることが出来るので大仏様になった気分で町並みを見渡すことが可能です。

もう一つ紹介したいのが、こちらもスケールが大きい宇宙に関する施設です。茨城県つくば市にある筑波宇宙センターは宇宙に関する施設や宇宙服が多数展示されております。その中でもおすすめなのが国際宇宙ステーションの内部を再現した実物大モデルです。本物を再現しているので中に入ると宇宙飛行士気分に浸れます。本物の宇宙食も販売されていてお土産などに人気です。フリーズドライのケーキやアイスクリーム、カレーなど味に種類も豊富に揃っているのでどれを選んでいいか迷ってしまいそうです。

茨城県は食や観光におすすめのエリア

茨城県では普段なかなか食べられないイノシシ肉を楽しむことが出来ます。郷土料理として町おこしに使われているしし鍋は濃厚なうまみを感じることが出来るのでおすすめです。また、観光スポットも多数あるので茨城県に一度訪れてみてはいかがでしょう。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 茨城県の郷土料理である「しし鍋」に使われる動物は?

A.イノシシ

Q. 宇宙に関する施設や宇宙服が多数展示されている、茨城県つくば市の施設は?

A. 筑波宇宙センター