茨城県のご当地バーガー「なめパックン」に使われている意外な魚とは?

茨城県行方市のご当地バーガー「なめパックン」をご存じですか?そのネーミングもさることながら、使われている素材もかなりクセがあるんです。いったいどんなハンバーガーなのでしょうか…?

ご当地バーガーは4種類ある

茨城県行方市は平成17年に合併して出来た市です。新しい市の名物として開発されたのが、ご当地バーガーなめパックン。このなめパックン、なんとナマズを使ったハンバーガーなんです。なめパックンのほかに、姉妹品のような「こい(鯉)パックン」「かも(鴨)パックン」「ぶた(豚)パックン」があります。

  • 「なめ(ナマズ)パックン」は、霞ヶ浦で養殖されているアメリカナマズのカマ肉(胸びれのついている部分)に、玉ネギとレンコンを加えパティにしています。わさび菜、レタス、きゅうり、トマトをサンドしています。
  • 「こい(鯉)パックン」は、霞ヶ浦産の鯉を特製ソースで味付けしたパティが使われ、わさび菜、水菜、玉ネギがトッピングされています。
  • 「かも(鴨)パックン」は、地元の合鴨農法で育った鴨肉と鶏肉を混ぜて、照り焼きソースで味付けしたパティが使われてます。セリと練り梅がトッピングされています。
  • 「ぶた(豚)パックン」は、豚肉と玉ネギを使用したメンチカツがパティに使われています。味付けはケチャップとソースになっています。

ご当地バーガーは、道の駅たまつくりに隣接する「行方観光物産展こいこい」と、「ミート&フーズ旭屋」で食べることができます。週末には1日150個も売り上げる人気商品となっています。

ナマズの養殖地霞ヶ浦とは

行方市は、茨城県南東部に位置し、霞ヶ浦に面していて、東は北浦、西は霞ヶ浦と、二つの広い湖に挟まれています。霞ヶ浦は琵琶湖に次ぐ日本で2番目の流域面積を持ちます。流域面積は県全体の三分の一あり、深度は平均で4メートルと比較的浅いです。ワカサギ、エビ、ハゼなどが獲れ佃煮などに加工されています。ナマズ(アメリカナマズ)の養殖は、昭和50年ころから始められました。

観光で有名なのは、遊覧船やクルージング、観光帆引き船などがあります。観光帆引き船は、霞ヶ浦の夏の風物詩となっていて、真っ白い帆を広げ、風力で進みながら帆引き漁を行っています。大きな帆を広げて湖面を走る姿は圧巻の雄姿です。
霞ヶ浦に唯一かかる「霞ヶ浦大橋」は、全長1015メートルで、天気が良いときは筑波山を見ることができます。ウォーキングや、写真撮影、バス釣りなどのホットスポットにもなっています。橋のたもとには、道の駅たまつくりがあり、隣接する行方市観光物産展こいこいは帆引き船をイメージした造りとなっていて、休憩や観光ポイントになっています。

湖の周囲には、霞が関サイクリングロードが2013年に全線完成となり、霞ヶ浦を一周することができるようになりました。湖岸の堤防の上を舗装してつくられ、霞ヶ浦の雄大な眺めと、湖上を渡ってくる風を感じることができます。サイクリングロードは車道と兼用になっていますが、車の通行はそれほど多くはないそうです。湖を一周すると全長120キロにもなり、途中霞ヶ浦大橋でショートカットすると94キロとなります。その先は、土浦方面から「つくばサイクリングロード」、高浜方面から「恋瀬川サイクリングコース」とつながっています。「サイクリングinINGRESS」というイベントが開催され、行方の文化財を巡るコース設定となっています。霞ヶ浦ふれあいランドを出発し、道の駅たまつくりまでの全長52キロ、時間にすると5~6時間のサイクリングが楽しめます。

なめパックンプレミアムが新登場

平成30年になめパックンをグレードアップして、なめパックンプレミアムが発売となりました。米粉を使用したバンズに、米豚とナマズのパティを2枚使用、野菜とレンコンのピクルス、トマトソースで味付けされています。進化し続けるご当地バーガーに注目です。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 茨城県行方市のご当地バーガーである「なめパックン」に使われる魚は?

A.ナマズ