食用となる部分が「七つ道具」と呼ばれる、茨城県名産の魚とは?

茨城県大洗町の名物で、冬の人気料理をご紹介します。食用となる部分が「七つ道具」と呼ばれる、ある魚を使った鍋料理です。いったいどんな鍋料理なのでしょうか。

冬美容と健康にも良いお鍋

あんこう鍋は茨城県大洗町の名物で、今では冬の代名詞とも言えるおいしいお鍋として知られています。具材はあんこうを中心としたもので、あんこうの七つ道具と野菜、割り下のスープを一緒に煮込んだものを「あんこう鍋」と呼ぶのだそうです。味は味噌か醤油が一般的なもので、どちらかというとあっさりとした味付けだと考えるといいでしょう。味付けや具材はそのお店によって多少変わってきますが、あん肝をどのくらい使っているのかによってコクや味にも変化があります。

あんこうの七つ道具という言葉がありますが、これは何なのかというと、骨以外は捨てるところがないというあんこうの身のことをいいます。あん肝は耳にしたことがある人が多いでしょう。ほかにも卵巣である「ぬの」や「ひれ」、柳肉のだい身、皮や胃にえらなどを加えて「あんこうの七つ道具」と呼びます。また、見た目は多少グロテスクなところがあるあんこうですが、実はとても栄養がある魚としても知られています。美肌に良いコラーゲンやビタミン類が豊富に含まれているので、健康にも美容にも良いお鍋なのです。

あんこうは吊るし切りでさばく

あんこう鍋で有名な茨城県大洗町ですが、冬の名物として人気の高いこの鍋を作っているお店はたくさんあります。そのお店であんこうがどのようにさばかれているのが知っていますか。実はあんこうは「吊るし切り」という方法でさばくのだそうです。あんこうは表面にぬめぬめとした柔らかい触感なので、まな板ではカットすることが難しいといいます。そこで吊るして回転させてさばいていくのです。このあんこうの吊るし切りをしているお店を探してみると、おいしいあんこう鍋を食べることが出来るでしょう。

冬の名物であるあんこう鍋ですが、あんこうはほかにも色々な調理方法があるといいます。たとえば、漁師料理である「どぶ汁」という名前の料理です。これは船の上で少しでも水を節約するために考えられた料理で、ぶつ切りにしたあんこうの部位と野菜の水分だけで作るのだといいます。あん肝と味噌だけの味付けなので、とても濃厚でコクがあるのが特徴です。地元で食べられることがありますが、クセが強いので食べ慣れない人は調味料などで味付けをしているということです。

デートスポットも料理もいろいろとある

茨城県の県民性は、男性は3つの「ぽい」が特徴だと言われています。怒りっぽい、忘れっぽい、飽きっぽいという3つの特徴のことです。また人の顔色をうかがうということが苦手なので誤解されやすいところがありますが、根はとても真面目だといいます。女性は気が強いところもありますが、明るく元気で協調性があるということです。南部と北部でその県民性にも違いがあるといわれています。あんこう鍋が名物の茨城県大洗町でも同じで、根は真面目なのですが3つの「ぽい」が玉に瑕、というところでしょう。

そんな茨城県のカップルに人気のデートスポットは、茨城県大洗町にある「大洗マリンタワー」が人気だそうです。アニメとコラボをしているカフェが人気があります。国営ひたち海浜公園も人気があり、四季によって様々な花が咲いているので訪れるたびに違う風景を見ることが出来るとカップルや家族も訪れています。ほかにも果物や野菜などを使ったおいしい料理がたくさんあるので、観光旅行にもおすすめです。一度観光に来た人がもう一度来たいと思えるものがたくさんあるのがいいです。

あんこう鍋は茨城県大洗町の冬の名物!

あんこう鍋は茨城県大洗町で冬の名物と言われるほど人気があります。栄養たっぷりのあんこうとおいしい野菜にあっさりとしたスープが特徴で、美肌と健康にも良い影響があるということです。あんこう鍋の特徴は吊るし切りというつるした状態でさばくことです。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 食用となる部分が「七つ道具」と呼ばれる、茨城県名産の魚は?

A.アンコウ