「ぶたパックン」「こいパックン」などの種類がある、茨城県のご当地バーガーとは?

茨城県のご当地バーガーは個性的なパティで有名です。なかでも、ぶたパックン、こい(鯉)パックンはテレビなどで紹介されて、人気を集めています。今回は茨城県の個性的なご当地バーガーについてご紹介します。

茨城県のご当地バーガー

茨城県のご当地バーガー は行方(なめがた)バーガーといいます。2009年に行方市の商工会がご当地バーガーを開発し、販売したところ、またたくまに全国的な知名度を獲得しました。行方バーガーには、こいパックン、ぶたパックン、なめパックン、かもいパックンの四種類があります。
もともと、茨城県は霞が関で養殖が盛んでした。なかでも、1970年代にアメリカから輸入された食用ナマズは、地元の産業として注目されていました。

しかし、養殖場から逃げたナマズはそのまま霞ケ浦で繁殖し、霞が関の魚や植物を食い荒らすようになります。そこで、そうした魚を食べて駆除する方法が考えられてきました。
そのナマズを使ったのが、ナマズをパティに使用したなめパックンです。このなめパックンが評判を呼んだことから、さらに、霞ケ浦の魚を使ったご当地バーガーが計画されました。それが、霞ケ浦で採れる鯉をパティに使用した、こいパックンです。

もともと、茨城県の道の駅では、鯉を甘辛く照り焼きにして、ご飯にのせた鯉のポタポタ焼きが人気を集めていました。ポタポタ焼きにヒントを得て、鯉のパティを照り焼きのような味付けにしたものを、ハンバーガーにしたのがこいパックンです。わさび菜や水菜がサンドされているところにも、個性が光ったご当地ハンバーガーです。

さらに、ぶたパックンも開発されました。行方バーガーの一つであるぶたパックンは、茨城県産の豚ひき肉を使ったメンチカツを挟み込んだハンバーガーです。ソースには、ケチャップとソースを使った行方特製ソースがかけてあり、さらにわさび菜がはさんであります。

行方バーガーを食べてみよう

行方バーガーは、その個性的なパティからメディアでも話題になり、たびたび取り上げられました。朝の人気番組「とくダネ!」や、人気情報番組「smaSTATION!!」では特に反響を呼び、放送終了後には行方バーガーを買い求める人たちが殺到したそうです。
その行方バーガーは、場所によって売っているバーガーが異なります。こいパックンは、行方市にある道の駅の一つ、たまつくりで販売されています。たまつくりには、他にもなめパックン、かもパックンも販売しています。

さらに、店内には地元の農作物や特産品、なまずなども売られており、観光客に人気のスポットになっています。たまつくりは、行方バーガーを含む行方市のご当地グルメの人気を受けて、フードコートをリニューアルオープンし話題を呼びました。

さまざまな行方バーガーを楽しもう

茨城県の行方バーガーの一つであるぶたパックンは、行方市内にある精肉店で作られています。この店で作られたメンチカツは揚げたてで、ハンバーガーに仕上げて美味しく食べられるので、こちらも人気を集めています。
行方バーガーをご当地バーガーとして広く知ってもらうために、プレミアム行方バーガーも開発されました。これは、パティを挟むバンズを、米粉を使ったものに変えてあるハンバーガーです。さらに、パティが二枚挟まった上に、レンコンのピクルスがのっており、歯ごたえが出るように工夫されています。

行方バーガーは道の駅や物産展、さらに茨城県のお祭りなどで販売されています。茨城県の食材をふんだんに使ったご当地バーガー、行方バーガーは、今後もますます人気が出ると思われます。

茨城県のご当地バーガー、行方バーガーのぶたパックン、こいパックンを食べてみよう

茨城県のご当地バーガーである行方バーガーは、ぶたパックン、こいパックンなどさまざまな種類があります。さらに、茨城県の野菜を使っており、個性的なハンバーガーとして人気があります。ぜひ、行方バーガーを食べてみてください。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 材料によって「ぶたパックン」「こいパックン」などの種類がある、茨城県のご当地バーガーは?

A.行方バーガー