ホワイトチョコをラング・ド・シャで挟んだ、北海道土産の定番といえば?

北海道のお土産といえば何を思い浮かべるでしょう?ホワイトチョコをラング・ド・シャで挟んだ、あのお菓子を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。今回はそのお菓子の知られざる歴史など詳しく紹介したいと思います。

実は知らなかった!定番北海道土産の歴史

「白い恋人」は北海道札幌市の石屋製菓が製造、販売しています。ホワイトチョコレートを薄い口どけの良いクッキ−で挟んだチョコサンドクッキーです。発売開始は1976年12月で、創業者がスキーの帰り道で何気なく言った「白い恋人たちが降ってきたよ」と言う言葉が商品名の由来とされています。ホワイトチョコレートが北海道の雪をイメージさせ、またパッケージの箱に北海道の秀峰「利尻山」を描くことで北海道らしさを演出しています。また「白い恋人」は北海道限定販売だったため、出張や旅行などで北海道まで行かないと買えないレア感もお土産として人気を獲得していく要因でした。

「白い恋人」はパッケージやネーミングのイメージだけで北海道のお土産の定番になったわけではありません。「白い恋人」の賞味期限は製造日から180日と日持ちがしますし、軽いので持ち運びも楽、さらには個包装で配りやすいのもポイントです。つまりお土産に必要な要素をすべて兼ね揃えているからこそ、こんなにも人気が出たのです。

もっと知りたい!「白い恋人」の美味しさの秘密!

「白い恋人」の美味しさはチョコレートとクッキーのマッチングです。ホワイトチョコレートは「白い恋人」用にブレンドされたオリジナルのホワイトチョコレートを使用するというこだわりがあります。クッキーは正確にはラング・ド・シャというフランスの焼き菓子です。このラング・ド・シャはフランス語で「猫の舌」という意味で、本来は長細いような形をしています。レシピの特徴としては卵黄を使用せず、卵白だけで作るクッキーです。卵白だけで作るため焼き上がりが白く「白い恋人」のイメージに合います。サクサクとした食感と溶けるような口どけが北海道の雪景色を連想させるのにピッタリですね。

「白い恋人」はシンプルなお菓子です。だからこそすべての工程の一つ一つにこだわり丁寧に仕上げています。ラング・ド・シャのサクサク感は、生地に生クリームを加えるタイミングで変わってしまいます。そのため毎日の天気や温度、湿度に合わせてチョコレートなどの原料の管理や焼き上がりのオーブンの温度の調整まで、細かくチェックして調整します。ずっと変わらず美味しい「白い恋人」を作り続けるために、たゆまぬ努力を続けているのですね。

「白い恋人」がテーマパークに?

「白い恋人」は全国に名の知れた北海道土産の定番ですが、その人気はお土産だけにとどまりません。なんと「白い恋人」はテーマーパークになってしまったのです。その名も「白い恋人パーク」です。隣には北海道のプロサッカーチーム「北海道コンサドーレ札幌」の専用練習場である「宮の沢白い恋人サッカー場」があります。

「白い恋人パーク」では様々なお菓子の実演販売があり、お菓子のお土産も豊富に取り揃えられています。実際にお菓子を作ることができる「お菓子作り体験工房」では、クッキーなどを作ることができるのでお子様連れのファミリーに大人気です。しかも体験で作ったとは思えないほど美味しいお菓子が作れるそうです。さすがお菓子会社のテーマパークですね。訪れた記念にオリジナルパッケージの「白い恋人」の缶も作製することができ、お土産や誕生日プレゼントにも喜ばれます。館内にはカフェもあり「白い恋人パフェ」など、ここでしか食べられないスイーツを食べながら、ゆったりと過ごすのもオススメです。ボールプールやおままごとキッチンなどがある小さなお子様が遊べる室内キッズスペースもあるので、お子様も大喜びです。

「白い恋人パーク」限定のお土産もあるため、観光客だけでなく地元の方もなんども足を運ぶそうです。冬にはイルミネーションなどを見ることができたり、四季折々の楽しみ方ができるのでリピーターが多いのもうなずけますね。

北海道土産の「白い恋人」は、やっぱりすごかった!

「白い恋人」の美味しさへのこだわりは人気を支えている理由の一つですよね。間違いない美味しさに加え、テーマーパークにまでなってしまう人気の高さ、地元の人たちだけでなく全国にもファンのいる「白い恋人」は、やっぱり北海道のお土産の定番です。

ザ・ご当地検定の問題

Q. ホワイトチョコをラング・ド・シャで挟んだ、北海道土産の定番といえば?

A.白い恋人