北海道の「石狩鍋」には欠かせない魚といえば?

人気の観光地である北海道は、豊富な自然や食べ物などたくさんの魅力があります。北海道特有の料理も多く存在し、今回ご紹介する石狩鍋もその一つです。江戸時代から続いているとも言われるこの伝統料理。歴史とともにご紹介致します。

美容成分も多い石狩鍋

石狩鍋は、北海道の名産でもあるサケの身やアラをメインにキャベツやタマネギ、ニンジンやダイコン、長ネギなどの野菜や豆腐、シイタケなどを味噌仕立ての鍋で煮込んだ料理です。出汁は昆布で取り、牛乳やバター、酒粕などを入れて味に変化を付けることもあります。そして、山椒を最後に入れることによってサケの臭みを消し、コクのある一品に仕上げます。また、店舗によっては石狩鍋にイクラをトッピングするなど北海道ならではのアレンジを提供している店もあり、味噌仕立ては体を芯から温めてくれる効果も期待できます。

さらに、石狩鍋に使用されるサケの身には抗酸化作用、サケの皮にはコラーゲンなど女性にとっては嬉しい成分がたっぷり入っているのも石狩鍋の特徴です。サケと一緒に煮込む野菜やシイタケも栄養が豊富な食材で、ミネラルやビタミン、食物繊維なども摂取することができ、低カロリーですのでたくさん食べても安心の鍋料理となっています。また、豆腐や味噌には大豆サポニンが含まれており、脂肪の酸化や活性酸素の除去などの働きを、美味しく食べながら得ることが可能です。バターもサケや野菜に含まれている成分を吸収しやすくしてくれますので、観光がてら美容や健康も手に入れてみるのはいかがでしょうか。

起源は漁師の賄い料理

石狩鍋は、北海道の西部に位置する石狩市が発祥の地とされる北海道の郷土料理です。市内を流れる石狩川を秋の産卵時にサケが遡上するため、江戸時代から石狩市ではサケ漁が盛んに行われており、漁師の間で賄い料理として食べられていたのが始まりとなっています。後に、石狩市にある金大亭という割烹料理店がその賄い料理をベースに野菜や山椒を使用した石狩鍋を作り、一般的に普及していくことになります。2007年には農山漁村の郷土料理百選の一つにも選ばれていて、北海道の郷土料理として全国にその名前が広がりました。

また、地元では石狩鍋の普及を目指し、市内の飲食業の組織である「あき味の会」が町おこしの一環として毎年9月15日を石狩鍋記念日に設定しています。サケが旬である時期と記念日を食いごろ、などと読む語呂合わせも含み、石狩鍋記念日は2008年7月には日本記念日協会から正式な認定を受け、毎年記念日の時期には市内で様々なイベントが開催されるようになりました。なお、市内にある石狩鍋の店舗には、元祖でもある明治に創業された金大亭の他にも、味噌を独自のブレンドで提供する店や洋風の石狩鍋が食べられる店などが立地しており、こだわりのあるそれぞれの味を楽しむことができます。

サケはイチオシの名産品

北海道の石狩市は寒暖差があまりなく、冬も温暖な傾向にある地域です。極端に冷え込む時もあり積雪も多いですが、特別豪雪地帯には指定されていません。また、アイヌとの交易や漁業で栄えた石狩市は、石狩川を利用した海運業の中継地点としても発展したという歴史を持っています。市内には温泉施設や展望台、ミズバショウが群生する湿地帯など観光スポットも多く、漁港が近いことから朝市などを開催している市場も利用することができ、市場では新鮮な魚介類の購入や食事を楽しむことが可能です。そして、石狩市にはサケを模したさけ太郎とさけ子という男女ペアのゆるキャラも存在し、その可愛らしいビジュアルから名刺の作成やグッズの販売など、様々な活動を行っています。

心もお腹も大満足できる北海道

石狩市の郷土料理、石狩鍋には美容と健康に良い成分がたくさん入っています。各店舗ではテイストの異なる石狩鍋を提供していますので、食べ比べをすることも可能です。また、観光地も豊富ですので心もお腹も満たしてくれる北海道旅行はいかがでしょうか。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 北海道の「石狩鍋」には欠かせない魚といえば?

A.サケ