岐阜県の特産である「龍の瞳」とは、何の品種?

岐阜県の特産である「龍の瞳」をご紹介します。日本に300種類以上あるといわれている、あるものの品種のひとつです。新品種として発見された、岐阜県の特産「龍の瞳」とは、いったいどのようなものなのでしょうか。

龍の瞳の物語

龍の瞳というお米は、2000年に、岐阜県下呂市のコシヒカリの小さな棚田で、偶然に見つけられ誕生しました。稲の発見者の今井隆さんは、この稲の品種を「いのちの壱」と名付けました。その稲の特徴を「背はコシヒカリより高く、籾(もみ)はとても大きく、茎は太くてたくましい姿」だと言い表しています。また見つけた時は、新品種だとは思わず、酒米の「ひだほまれ」が混じったものだろうと考えたそうです。

この稲に魅了された今井さんは、翌年から試験栽培を始め、収穫した大粒の籾を、試し炊きしてみたそうです。その炊き上がる湯気は、部屋中に芳しい香りを充満させ、炊きあがった米の味は、甘く香り良く、粘りと噛み応えがあり、今まで食べたことのない味だったそうです。まさにその時、新品種だと確信したそうです。龍の瞳は、コシヒカリの遺伝子が、ほとんど見られません。遺伝子操作や、人工交配等の人為的行為をしないで誕生した稲であることから、奇跡のお米と呼ばれ岐阜県の特産品になっています。

美味しいお米が育つ町は、おいしい発見がいっぱい

龍の瞳が生育する岐阜県下呂市は、温泉観光地として有名です。下呂温泉は、日本三名泉に数えられています。温泉街は飛騨川を中心に歓楽的な賑わいと、山里の風情が調和しています。アルカリ性単純温泉で泉質の良い名湯が多くあります。近くには、日本三霊山のひとつ御岳山もあり、見どころにもなっています。そして、美味しいお米とお水によって、お酒が造られており、新品種の龍の瞳を贅沢に使用したお酒も、商品化されています。酒蔵では、見学が通年できるそうで、観光をしてみてはいかがでしょうか。

龍の瞳を特産としている萩原町は、飛騨高山と郡上八幡が近くにあり、しだれ桜や飛騨川に代表される豊かな自然があります。多くの史跡や寺社仏閣、そして全国に誇れる萩原グルメなどがたくさんあります。美味しいお米が育つ理由の一つに、お水があります。萩原町には、湧き水が出る場所があり、古くから利用されていました。明治3年から親しまれている水神様で、田んぼや畑に利用するために祀られたそうです。場所は萩原町上呂にあり、山道を通っていきます。日本酒に使われるほどおいしい水として有名で、その味を求めて、多くの人が山道を通って訪れるそうです。飛騨にはきれいなお水があるため、美味しいお米が出来るのでしょうね。

龍の瞳の美味しい食べ方

龍の瞳の美味しい炊き方は、公式HPでも紹介されていますが、大変珍しいお米なので、炊き方に工夫がいるそうです。季節により水加減と浸漬時間に違いがあるので気を付けます。また、濁り水が少しあった方が甘味、美味しさを感じ、栄養も取れるそうです。この岐阜県特産の品種は、とてもデリケートなお米なので、やさしく軽く研いでくださいね。そして、炊きあがった後は、芳香な香りを楽しんでみましょう。冷めても美味しい龍の瞳は、保温はせず、ラップに包んで冷蔵又は冷凍し、食べる際にレンジで温めなおします。すると炊きたての味が楽しめるそうですよ。

美味しいごはんが炊き上がったら、そのまま食べるのが一番ですが、冷めても抜群に美味しいので、混ぜご飯やおにぎりにしても味が楽しめます。また食欲がない時はお粥にしたり、さっぱりしたい時は、お茶漬けでサラッと食べたりするのもお勧めです。他には、季節の具材と合わせて炊き込みご飯なども楽しんでみてくださいね。

岐阜県特産、新品種のお米龍の瞳の買い方

龍の瞳は、厳しい品種管理と手間ひまをかけているため、市場にあまり出ていません。お買い求め先は、岐阜県の特産品売り場や、認定特約店舗又は、ホームページの認定特約店を掲げるお店で購入し、ぜひ味わって見てください。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 岐阜県の特産である「龍の瞳」とは、何の品種?

A.米