岐阜県山県市に実在する、ニンニクのブランドは?

岐阜県山県市ではニンニクの栽培が盛んに行われています。そこで、山県市でとれるニンニクをブランド化して広めようと、加工して商品化しています。ここではそんなニンニクや製品について紹介していきます。

元気の源、ニンニクの力

元気玉は岐阜県山県市で栽培、生産されているニンニクです。山県市では新たな特産品にしようと、元気玉の名前をつけることでブランド化を行い、様々な商品への加工も行われています。特に市内に本社のある梅田建設では、土からこだわって良質なニンニクの栽培を行い、加工品の製造販売にも注力しています。それが元気玉を熟成させた「元気の源 黒にんにく」です。
ニンニクは滋養強壮など栄養価が高い食べ物ですが、独特の匂いがあり食後は匂いも残るので、食べたいけれど気にする人は多いです。しあし、こちらの黒にんにくは見た目は真っ黒ですが、フルーツのような甘みがあることに加え、食べたあとも匂いが気にならないので地元のみならず愛用する人は多いようです。

建設会社が農業をするに至ったのは、特産品にしようとしている元気玉を一緒に作らないかと近くの農業関係者に誘われたことがきっかけです。ニンニクは他の農作物より獣害被害が出にくいため、農作物としては育てやすいのです。そこで社内の農業経験者が中心となって、試行錯誤して元気玉の栽培・収穫を行いました。初めての試みでしたがニンニクは育ったものの、規格外のものが多くて買い手がつかず、何とかしようと加工したのが始まりです。「元気の源 黒にんにく」は評判もよく、初年度はすぐに売り切れてしまいました。そこで翌年からは畑の面積を増やして、ニンニクの収穫量を増やし、商品の認知度とともにニンニクが山県市の特産品であることをPRしたのです。

【生産者の情報】
生産者 梅田建設株式会社・黒にんにく元気ファーム
住所 岐阜県山県市松尾3-25
電話番号 0581-36-2306
注文方法 電話、ファックスのほか、メールやホームページから購入することが可能

通常のニンニクは辛味やクセが強く、少量でも刺激があります。そのため風味付けに使われることが多いですが、山県市で栽培される元気玉は、痩せた土地で作られているためとても甘いのが特徴です。ニンニク自体にはビタミンB6や葉酸、ミネラルのモリブデンなどが豊富に含まれています。この元気玉を黒にんにくに熟成するのには実に8ヶ月もの期間をかけます。通常、5ヶ月ほどの熟成期間で出荷する業者が多いなか、梅田建設では8ヶ月の熟成期間を設けています。これによりニンニク独特の匂いや辛みなどがなくなり、甘みがグッと増します。それとともに栄養価もポリフェノールやSアリルシステインは、白い生のニンニクに比べて格段に上がっているので、抗がん作用や健康維持などが期待できます。

元気玉はそのままでも通常のニンニクよりもクセがなく食べやすいですが、熟成させた黒にんにくは保存もきき、様々な用途に使えるので地元ではよく使われています。プルーンのような甘みとまろやかさがあり、地元ではヨーグルトに添えたりクリームチーズと合わせてディップにすることもあるようです。比較的簡単でおもてなしにも使えるディップの作り方を紹介します。

【黒にんにくのクリームチーズディップ】
黒ニンニク1片をすりおろし、黒ニンニク2片は好みの大きさの角切りにする。
パセリ適量はみじん切りにする。
ボウルに黒ニンニクと刻んだパセリ、レモン汁小さじ1/2~1、室温で柔らかくしたクリームチーズ100g、ツナ(好みで)、マヨネーズ適量を加えて混ぜ、塩コショウで味を調えたら完成。
パンやクラッカーにつけるのはもちろん、ゆるめに作って魚料理のソースとしても相性が良いです。

元気玉は岐阜県山県市のブランドニンニク

疲れている時や頑張りたい時に食べたくなるニンニクですが、山県市の元気玉は普通のニンニクと違って独特の匂いがなくフルーティーな味わいです。熟成させた黒にんにくはドライフルーツのようなので、ニンニクは好きだけど匂いが気になる人にはおすすめです。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 岐阜県山県市に実在する、ニンニクのブランドは?

A.元気玉