ボリューム満点!福島県会津名物のご当地焼きそばとは?

焼きそばはそれだけでボリュームのある食べ物ですが、福島県のご当地グルメにさらにボリューム満点の焼きそばがあります。ソース焼きそばにあるものをかけた豪快なメニューで、若者からお年寄りまで世代を問わず親しまれています。

福島県では給食にもなっている名物焼きそば

会津カレー焼きそばは、昭和50年代にトミーフードという食堂で発案されたメニューです。食堂とともにスーパーの経営もしていた当時の店長が、総菜の焼きそばにカレーをかけて食べたところ美味しかったので食堂のメニューとして売り出しました。ボリューム満点で値段も安かったため、若者を中心に火がつき、瞬く間に会津の定番グルメとなりました。
他の食堂やレストランも会津カレー焼きそばをメニューに入れ始め、独自の麺やルーにこだわるなど、それぞれのオリジナリティを押し出した会津カレー焼きそばを提供しています。目玉焼きやカツをトッピングできるなど、さらにボリュームアップさせることも可能です。

2010年には会津カレー焼きそばを福島県のご当地グルメとして全国区にしようと、「会津カレー焼きそばの会」も発足されました。加盟店は店先にのぼりを掲げ、公式キャラクターの「カレーなるヤキソバ子」という公式キャラクターもいます。メディアでも頻繁に取り上げられるようになり、会津カレー焼きそばは福島県の学校給食にまで取り入れられるようになりました。会津に旅行した際には、色々なお店の会津カレー焼きそばを食べ比べてみるのも面白いでしょう。

会津カレー焼きそばのレシピ

会津カレー焼きそばは福島県の食堂やレストランで食べるのがおすすめですが、材料さえ揃えれば自分で作ることも可能です。材料は、キャベツ、人参、豚肉、中太麺、焼きそばソース、カレーです。まず、キャベツ、人参、豚肉を食べやすい大きさに切りフライパンで炒めます。その中に中太麺を入れて炒め、焼きそばソースを加えて炒め合わせます。最後に、お皿に盛った焼きそばにカレーをかけて完成です。カレーは、市販のルーを使って作ったもので大丈夫です。また、会津カレー焼きそばの会の加盟店の中には、家庭で簡単に作れる「会津カレー焼きそばセット」を販売しているところもあります。

福島県会津若松市の観光スポット

会津カレー焼きそばの発祥の地である福島県会津若松市は、城下町として栄えた歴史があります。そのため、歴史的な建物や文化財も多く、歴史好きな人にはたまらない観光スポットです。中でもおすすめなのが、鶴ヶ城、飯盛山、会津さざえ堂です。鶴ヶ城は別名若松城とも呼ばれ、難攻不落の名城として称えられてきました。戊辰戦争では新政府軍からの攻撃で1カ月の籠城を強いられたものの、城は落とされませんでした。明治になると石垣のみを残し取り壊されましたが、昭和40年に有志の寄付により再建されています。

飯盛山は城下町を見下ろすことができる小高い山で、弁財天や日本武尊の神話も残る神聖な山として信仰されています。白虎隊が自決した場所としても知られ、白虎隊十九士の墓や慰霊碑、記念館などが建てられています。ハイキング気分で石段を登って頂上へ行くほか、ベルトコンベアーも用意されているので歩くのが苦手な人でも安心です。

また、飯盛山には国の指定重要文化財である六角三層の会津さざえ堂があります。内部は二重螺旋のスロープとなっており、上りと下りが別の通路である一方通行の建物であるため、スムーズに参拝できるのが特徴です。堂内には西国三十三観音像が安置されており、お堂をお参りすると三十三観音めぐりと同じご利益があるとされています。

会津カレー焼きそば

会津カレー焼きそばは、ヤキソバとカレーというワイルドなコンビネーションでその人気も全国区になりつつあります。お腹もしっかり満たしてくれるので、会津の観光スポットを散策した後はご当地グルメを堪能してみてはいかがでしょう。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 福島県のご当地焼きそばといえば「会津・何・焼きそば?」

A.カレー焼きそば

Q. 福島県会津若松市にある、「海の幸」の名前が入った国の指定重要文化財は?

A.会津さざえ堂