肉まんのような厚い皮が特徴の、千葉県名物の餃子とは?

千葉県には全国に名の知れ渡っている人気餃子があります。餃子の人気ランキングでは常に上位にランクインし、芸能界や著名人にもファンが多いです。厚い皮を独自の焼き方でパリパリに仕上げた千葉県名物の餃子の魅力を紹介します。

レシピを伝授してくれた恩師の名前が由来

ホワイト餃子は千葉県の名物餃子です。餃子はもともと白い皮に包まれていますが、なぜわざわざホワイト餃子と名付けたのでしょうか?実はホワイトの名は、創業者に餃子作りを教えた中国人の白(パイ)さんから由来したものです。創業者の水谷信一は、満州で白さんから餃子のレシピを教わった後、戦争が終わり日本へ帰国しました。日本で餃子屋を開店した水谷信一は当初白さんの名前をとって「パイ餃子」にする予定でしたが、英語に変えて「ホワイト餃子」という店名に決定しました。ホワイト餃子のホワイトは、餃子の色ではなくレシピを伝授してくれた恩師の名前が由来です。

ホワイト餃子は餃子専門店として1960年に創業しました。全国に20店舗以上の支店を展開しているホワイト餃子ですが、本店は千葉県野田市にあります。本店には地元の方々だけではなく全国からホワイト餃子の味を求めて多くの方が来店し、連日超満員の盛況ぶりです。本店の駐車場は25台分のスペースがありますが、すぐに満車になるため早めに来店するのがベストです。

本店では生餃子の販売と、店内で焼きたてのホワイト餃子を食べられるイートインを行っています。生餃子の販売は朝9時からですが、販売開始と同時にほぼ売り切れてしまいます。そのため、入手したい場合には開店前から並ぶ必要があります。店内でホワイト餃子を食べられるのは、夕方の17時から19時半の2時間半のみなので注意してください。イートインのメニューはホワイト餃子と漬物、ビールやジュースなどのドリンク類のみです。ご飯もなくシンプルなメニューで餃子専門店ならではのこだわりを感じます。

餃子は1人目前10個で、10個単位で注文ができます。一度に300個近い餃子が焼ける厨房から焼きたてのホワイト餃子がどんどんと運ばれていきます。ホワイト餃子は手作りで1日1万個以上の餃子を生産しています。それでも売り切れてしまうことも多く、売り切れた時点で閉店になります。地元の方でも早めに並ぶなどの努力をしないと入手が難しい餃子で、人気の高さがうかがえます。

ホワイト餃子の味の秘密は皮にあり?

ホワイト餃子は、他の餃子にはない特徴がいくつかあります。まず、厚い皮です。一般的な餃子よりも分厚い皮を、たっぷりの油で焼き上げることで、パリパリしているのにもっちりとした食感を楽しめます。中は白菜をメインとした野菜とお肉などの具材が包まれていてジューシーな味を楽しむことができます。

ホワイト餃子は焼き餃子というよりも揚げ餃子に近い焼き方のため、焼き上がりの見た目は茶色くコロンとしたいなり寿司のようなフォルムです。この独特の形こそホワイト餃子の特徴のひとつです。一つひとつの餃子は大きすぎず食べやすいサイズです。揚げ焼きされているので油っぽい印象を持たれますが、中の具に野菜がたっぷりと使用されているのでパクパク食べることができます。

ホワイト餃子ファンは芸能界にもたくさん!

ホワイト餃子は千葉県のソウルフードとして長年親しまれていますが、有名人の方々にも熱烈なファンの方が多くいます。マツコ・デラックスさんはご自身の番組内でホワイト餃子を紹介しています。マツコさんは昔からのホワイト餃子ファンで、よく通っていたそうです。たとえば、ロケの開始前にお弁当を2個食べていたマツコさんですが30個をペロリと完食したという逸話があります。シンガーソングライターの古内東子さんもご自身のブログで、モチモチの皮が美味しいと絶賛していました。たくさんのファンがいるホワイト餃子をぜひ食べてみてください。

千葉県名物「ホワイト餃子」を食べに行こう!

ホワイト餃子は千葉県の地元の方々に愛され続けている餃子です。その厚い皮のパリパリとした食感にジューシーな具材がマッチして全国の餃子ファンが認める餃子の名店のひとつです。ホワイト餃子は支店もありますが、ぜひ千葉県野田市の本店で食べてみてください。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 肉まんのような厚い皮が特徴の、千葉県名物の餃子は?

A.ホワイト餃子