千葉県で生産されている「ふさおとめ」といえば何の品種?

千葉県で生産されている「ふさおとめ」をご紹介します。ふさおとめは千葉県を代表するブランドです。いったい何の品種なのでしょうか。

色々ある日本のお米の品種

日本には様々なお米の品種があります。日本でもっとも有名な品種は何かと問われれば、コシヒカリやあきたこまちなどを挙げる方が多いかもしれません。コシヒカリは全国で作られている品種ですが、特に有名なコシヒカリの産地といえば新潟県魚沼市。新潟県は、米の生産量が日本一の県でもあります。コシヒカリの特徴は、ツヤがあって粘り気のある食感とうまみの強さのバランスが良いことです。

あきたこまちは、その名の通り秋田県で開発された品種で、うまみなどのバランスがよく、水分含有量が多く冷めても美味しいのが特徴。あきたこまちもコシヒカリ同様、秋田県だけでなく日本各地で作られています。そんな数あるお米の品種の中のに、千葉県のブランド米・ふさおとめがあります。

収穫時期が早く、千葉県内では定番ともいえるふさおとめ

千葉県は全国でもトップ10に入るお米の収穫量を誇っている県です。利根川を水源とする北総地帯や九十九里浜の海岸線に沿って延びる九十九里平野など、千葉県全土の約60%が田畑となっているほど。そんな千葉県で作られているお米の品種がコシヒカリ、ふさこがね、そしてふさおとめです。

千葉県を代表するブランド米のふさおとめは、千葉県農業試験場で開発されたお米で、平成10年に初出荷されました。ふさおとめという名前も一般公募によって募集し、千葉県の房総半島の房の文字と乙女を組み合わせ、房の読み方をふさに変えて「ふさおとめ」となったようです。そんなふさおとめは、8月中旬には食卓に新米が届くという、全国で一番早く新米が収穫できる品種。通常の他のお米に比べて1ヶ月程度早く収穫できるのは、秋の天候不順によって利根川の河口で起こる洪水被害を回避できるように作られたためです。

ふさおとめは、千葉県のみで生産されているお米のため、千葉県内では定番商品として扱われていることが多いですが、他の都道府県の一般的なスーパーなどの店舗では、目にする機会が少ない品種とも言えます。ふさおとめの特徴の一つは、粒が大きいということ。粒が大きいため、炊き上がりのツヤなどの見栄えがいいお米です。また、他にも粘り気が少なくあっさりとした食味が特徴。お米の粘り気が強いのが苦手だという方におすすめのお米です。

そんな千葉県のブランド米のふさおとめには、イメージキャラクターがいます。そのキャラクターは、ふさおとめちゃんです。赤い和服を着た髪の長い女の子のキャラクターで、千葉県の県花である菜の花の帯を締めています。

お米だけではなく、野菜や果物の栽培も盛んな千葉県

ふさおとめなど、お米の収穫量が日本上位の千葉県は、全体的に年間を通して温暖な気候の地域です。温暖な気候に加えて平野部が広がっていることから、お米だけでなく、野菜や果物の栽培も盛んな県。ネギやホウレンソウ、梨といった野菜や果物は、平成28年の収穫量が全国第1位です。梨の品種である二十世紀梨は、明治21年に千葉県の松戸市のごみ箱から発見された木が発祥とされ、また千葉県の有名な特産品である落花生は、明治9年に牧野万右衛門が栽培したのが最初とされています。

千葉県のマスコットキャラクターのチーバくん。このキャラクターは、横から見た形が千葉県の形をしており、平成22年に開催された「ゆめ半島千葉国体」、「ゆめ半島千葉大会」のマスコットキャラクターとして生まれました。そこで人気となり、大会後も県のマスコットキャラクターにという声が多かったため、平成23年に千葉県のマスコットキャラクターになったという経緯があります。

ふさおとめを求めて是非千葉県へ

千葉県では定番ともいえるお米の品種・ふさおとめ。千葉県や関東近郊でないと、中々スーパーなどの店舗で見かける機会が少ないお米なので、是非ふさおとめを求めて、実際に千葉県に足を延ばしてみてはいかがでしょうか?

ザ・ご当地検定の問題

Q. 千葉県で生産されている「ふさおとめ」といえば何の品種?

A.米