青森県七戸町が「発祥の地」を宣言し、名物となっているイモとは?

青森県の中でも七戸町はあるイモ栽培発祥の地としても有名で、そのイモを町の特産品に指定しています。江戸時代から続き、上納品としても利用されていたイモだそうです。そのおいしさの秘密を探ってみましょう。

七戸町の気候が生み出す味

【青森県五戸町特産】長芋 5kg

【青森県五戸町特産】長芋 5kg

農薬使用を極力抑え、3年かけてじっくり育てた自慢の長芋をお届けいたします。

詳細はこちら

ナガイモ栽培発祥の地、青森県七戸町は八甲田山の東側に位置しています。江戸時代に南部氏が支配していたという歴史があることから、津軽地方に対して南部地方と言われる地域に属しています。この南部地方には表層腐植質黒ボク土という土が広がっています。この土は透水性と保肥力が良く、ナガイモのような根菜類の栽培に適していると言われています。これに「やませ」といわれる、梅雨から秋にかけてオホーツク海気団から吹きつけてくる冷たい風によって生まれる寒暖の差が、ナガイモにじっくりと甘みを与えるのです。さらに、国内でおいしいと有名な青森の水も一役かっています。

おいしいナガイモはまた、健康に良いことでもよく知られています。ミネラルや鉄分、ビタミンB群等豊富ですが、更に粘り気に含まれる成分には胃腸の粘膜を保護したり修復を助ける働きがあります。従って胃腸に直接良いだけでなく、たんぱく質の消化や吸収も促進するのです。胃腸への効果を最大限に期待するのであれば生で食べることをお勧めします。

すりおろし、熱々ごはんや麺と一緒に粘りを堪能。でもそれだけではない

ナガイモの粘りの醍醐味を味わうには熱々ごはんや蕎麦、うどんにすりおろして食べるのが王道です。醤油味に生卵や白ごまそして海苔などはナガイモに良く合います。この他にも生で食べるなら短冊切りにして鰹節と醤油で頂いたり、さっと茹でたほうれん草に絡めていただく、又はサイコロ型に切ってサラダの具にしても手軽に楽しめます。

ナガイモは火を通してもとてもおいしくいただけます。例えば1センチ程の厚さに輪切りにしてソテーすればホクホク感が楽しめます。ゴマ油を使うと表面の香ばしさが増しますし、青のりなどを添えてもいいでしょう。たまに洋風で楽しもうというなら小ぶりのサイコロ状に切ったナガイモをオムレツの具として加え、とろけるチーズをたっぷり加えたチーズオムレツでも。すりおろしたナガイモを海苔に巻いて揚げる磯辺揚げは何個でも食べられます。スティック状にしてシンプルにポテトフライのように素揚げをしても、カリカリとホクホクの食感が楽しめます。これはたらこや味噌等々のソースでバリエーションが広がる1品です。

【青森県五戸町特産】長芋 5kg

【青森県五戸町特産】長芋 5kg

農薬使用を極力抑え、3年かけてじっくり育てた自慢の長芋をお届けいたします。

詳細はこちら

生産者たちの工夫

七戸町のナガイモの生産者にみちのく農産があります。親の代から続く長いも栽培では栽培技術の向上と併せ、おいしく食卓に上るように自社専用の冷蔵庫を設置したり、カットしたナガイモを真空パックにしたりといった工夫をしています。JAゆうきでは生産者620名がナガイモ栽培の情報交換をしながら互いの技術を高めあい、品質のチェックを行っています。この努力でJAゆうきのナガイモは「おなごぶりいい(美人さんな)長いも」と地元でも評判です。JAゆうきでは3月の春堀りと11月の秋堀りの年2回の収穫をし、年間を通じておいしいナガイモを提供しています。雪の下で熟成された春堀りは粘りと甘みが強いのが特徴です。秋堀りはみずみずしさがあり、ひげ根を軽く火で炙ると皮ごと食べられるほどです。

鮮度抜群のナガイモを現地で食べる機会があったら七戸町ののどかな風土も楽しみたいものです。米粉を練って作る郷土料理のなべっこ団子を食べたり、鷹山宇一記念美術館で伝統の小絵馬や羽子板を見たりして散策するのもいいでしょう。その際には七戸城址や見町観音堂、小田子不動堂といった歴史ある文化財にもぜひ立ち寄りたいものです。

ナガイモ発祥の地としての誇りを伝えていく青森県七戸町

おいしくて体に良い一石二鳥のナガイモは調理方法で味わいや食感が変幻自在で重宝する食材です。江戸時代からナガイモの栽培を続け、伝承を続ける青森県七戸町。ナガイモ栽培発祥の地として、生産者はより良い品を消費者に届ける努力を続けています。



青森県産「ナガイモ」のふるさと納税返礼品情報

【青森県五戸町特産】長芋 5kg

【青森県五戸町特産】長芋 5kg

農薬使用を極力抑え、3年かけてじっくり育てた自慢の長芋をお届けいたします。

詳細はこちら

お礼品の内容・特徴

全国でも有数の長芋出荷量を誇る青森県。その適した気候、風土の中で栽培される長芋は色白で高品質な長芋として全国からも評価されています。収穫までじっくり3年かけた美味しい長芋を、ぜひご家庭でお召し上がり下さい。本数は5~7本程度です。長芋の生産過程において、多少曲がったものやおしりがでこぼこしたものが出てきます。こちらが入る場合もございますが、味に影響はございませんので安心してお召し上がりください。

■生産者の声
創業から70年の時間をかけて安全でおいしい農作物作りを心掛けてきました。とにかく基本に忠実に、また食べたいと言って頂けるものをお届けする。そんな想いが詰まっている長芋をぜひご賞味下さい。

■注意事項/その他
【長芋の保存方法について】
・長芋はおがくずに入れた状態の段ボールで発送致します。
・冷暗所にて保管頂きますと長持ちします。
・美味しく食べて頂くために、おがくずから出した場合は新聞紙に包み、カットした場合は空気に触れないように断面をラップでしっかり包み、いずれも冷蔵保管して下さい。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 青森県七戸町が「発祥の地」を宣言し、名物となっているイモは?

A.ナガイモ