「日本一おいしい」とも言われるシジミの産地である、青森県の湖は?

青森県は全国でも有数のシジミの産地で、その生産量は全国第2位を誇ります。海水と淡水が混じり合う珍しい性質の湖で収穫されるシジミは、濃厚な味わいと豊富な栄養素に恵まれています。

ヤマトシジミを育てているのは栄養豊富な水

津軽半島北西部に位置する十三湖は、青森県を代表する一級河川・岩木川の河口にあり、満潮時には日本海からの海水が混合されるという独特の汽水湖です。ブナの原生林で有名な白神山地系の淡水が流れこむためミネラルが豊富で、濃厚な味わいを楽しめるヤマトシジミが育まれるのです。夏場の産卵期は粒が大きく食べ応えがありますし、冬季の寒シジミは身が締まっていて味がさらに濃くなります。

青森県出身の文豪である太宰治が著した小説・津軽の中にも名産のシジミが登場します。昔から体にいい、と評判ですが、近年はその栄養成分がとくに注目を集めています。シジミといえばオルニチンです。次世代アミノ酸といわれ、肝臓の機能をサポートするだけでなく、疲労回復などの効果も期待されています。さらにアコルビンが含まれていることも忘れてはなりません。青森県産業技術センターが発見した成分で、シジミのエキスに含まれるペプチドのことです。肝臓機能を保護してくれる効果があることが判明しています。

十三湖のシジミは安心・安全・安定が守られている

十三湖のシジミ漁は、生産地の責任として資源を保護するため、漁の時期や1日あたりの漁獲量などが明確に決められています。解禁は4月10日で、夏場の産卵期は約1ヶ月間の休漁し、10月中旬まで続きます。一方、一般客がシジミ採りをすることもできます。期間は4月下旬から10月中旬まで、9時から15時まで可能です。場所は、十三湖に浮かぶ中の島ブリッジパークで、全長250メートルの遊歩道を渡って行きます。パークにある地域活性化センターで受け付けし、袋代として300円を支払えばオーケーです。キャンプ場やゴーカート場、アスレチック場、歴史民俗資料館なども併設されています。

生のシジミはスーパーなどで買えますし、加工品も豊富に揃っています。青森県民の食卓を飾ることはもちろん、観光客にも人気です。実際に十三湖に足を運ぶなら、道の駅・十三湖高原トーサムグリーンパークの利用が便利です。シジミエキス配合の栄養ドリンク、佃煮、シジミ出汁入りの醤油、シジミの真空パックなども扱っていますし、通販でも購入できます。生のシジミを買ったら、砂抜きをします。すぐに料理するのではなく、砂抜き後に冷凍するとさらに甘みが増します。定番の味噌汁、ラーメン、シジミバターなどレパートリーも豊富です。

原生林が残る白神山地は日本の宝

シジミで有名な十三湖のほかに、青森県には十二湖もあります。十三湖と違うのは、ひとつの湖を指しているのではないということです。西津軽郡深浦町にある複数の湖の総称で、津軽国定公園内にあります。白神山地の一角ということもあって、多くの観光客が独特の神秘性を求めて訪れています。その白神山地は、県の南西部から秋田県にかけて広がっており、標高1,000m級の山岳地帯を築いています。1993年12月にユネスコ世界遺産に登録されました。最大の魅力はブナの原生林が大規模に分布されていることで、暗門滝のスケール、紅葉の絶景、多種多様な動植物を見学することができます。

白神山地の玄関口にある西目屋村には白神山地ビジターセンターが設けられ、映像体験ホールの巨大スクリーンで白神の四季を見ることができますし、ブナと生態系とのかかわりを学ぶことができます。入館料は無料で、4月1日~10月31日は8時30分~17時、11月1日~3月31日は9時~16時30分の開館となっています。

十三湖のシジミで健やかに

シジミといえば、旨味はもちろん、栄養の豊富さが魅力です。いまは様々な製品が売られ、サプリメントも出回っています。しかし、朝食で口にする一杯の味噌汁に勝るものはありません。今日1日のエネルギーは、安心安全の十三湖のシジミが約束してくれます。

ザ・ご当地検定の問題

Q. 「日本一おいしい」とも言われるシジミの産地である、青森県にある湖は?

A.十三湖